[会員向け]
プーチン露大統領4選、社会の無気力感に拍車か
元スパイ暗殺未遂、深まる欧米との溝 プーチン大統領が3月18日の大統領選で、7割以上の得票で4選を果たした。選挙結果を見る限りではプーチン政権は盤石に見えるが、若者を中心に政治への無気力感が漂う。欧米との対立を利用し愛…
ルラ・ブラジル元大統領が収監
ブラジルのルラ・ダシルバ元大統領(72)が収賄などの罪で収監された。過去にない規模の汚職と大統領経験者の収監という事態は、ブラジルを揺るがす政治事件として注目を集めている。 (サンパウロ・綾村 悟) 収賄疑惑後も根強い…
中国に泣き付いた金正恩氏
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 米の会談受諾は予想外 考えづらい「核の完全放棄」 北朝鮮の金正恩労働党委員長が慌ただしく動き回っている。1月1日の「新年の辞」で「南北融和」路線を打ち出し、「平壌オリンピック」と揶揄(…
キング牧師暗殺50年と黒人社会 深刻な家庭崩壊・暴力
インタビューfocus 米ジョージ・メイソン大学特別教授 ウォルター・ウィリアムズ氏に聞く 差別は主要問題に非ず 米公民権運動の黒人指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺から4日で50年を迎えたが、人種差別は依然…
W杯、五輪を前にチーム、組織の立て直し迫られたサッカー、レスリング協会
◆監督交代に理解示す サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が6月に迫る。あと2カ月のこのタイミングでの日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏の任期途中解任は、サッカーファンだけでなく日本代表の活躍を期待する多くの…
習体制と精日と溥傑・浩夫妻
若者はどう反応する 中国に習近平絶対体制が確立され、日中関係はどうなるか。昨年以来、「日中関係改善ムード」が言われているが、あくまで中国の戦術や都合による改善ムードだ。「抗日救国」が中国共産党の歴史的金看板なら、習近平…
2企業が「オール沖縄」離脱 革新色強まり不信募る
「県民投票」で見解食い違い 翁長知事の健康不安表面化 翁長雄志知事を支える「オール沖縄会議」(以下、「オール沖縄」)の一角を担う大手2企業が相次いで離脱した。元自民系会派はすでに解消しており、これで「オール沖縄」の保守…
カリフォルニア化の憂鬱 Californification blues
カリフォルニア(以後、加州)人は、(地震の巣として知られる)サンアンドレアス断層に沿って鳴り響く轟音(ごうおん)の恐怖、ハリウッドのキラキラ光るティンセル、野性的な、北部の太平洋に真っ逆さまに滑り込まんばかりのカリフォ…
資料の管理は史料の保存だ
エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 国益損ねる処分や改竄 「知る権利」は民主主義の柱 昨今、財務省の文書改竄(かいざん)問題で、政治と行政の関係のみならず、資料の保管の在り方をめぐる議論が湧…
教育現場と国民意識に乖離
内閣府が3月10日に「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」の結果を発表した。この調査は昭和44(1969)年から、ほぼ3年に1回実施されている。今回の調査で私が特に注目したのは、「もし日本が外国から侵略された場合の態度」…
暴走する性教育、生命の尊厳より「避妊」「中絶」
指導要領無視、都教委が問題視 東京・足立区、区立中学の公開授業 「自分の性行動を考える」と題した公開授業が先月5日、東京都足立区の区立中学校で行われた。3年生を対象とした総合の人権教育として行われ、大学教授や教育関係者…
「うつ病にならない食習慣の科学」
国立精神・神経医療研究センター神経研究所の功刀浩氏が講演 ストレス科学シンポジウム(主催・公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター)うつにならない「毎日を楽しく過ごすための工夫」が、このほど、早稲田大学小野記念館で…
オスプレイ配備めぐり沖縄紙と共に反米・反基地運動の代弁役担う朝日
◆「沖縄差別」は間違い 「沖縄差別だ」。こんな見出しが沖縄の地元紙に躍ったのは6年前のことだった。 2012年に米海兵隊が垂直離着陸輸送機オスプレイを沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に導入することを決めると、沖縄タイムス…
露の異質性示す元スパイ襲撃
平成国際大学教授 浅野 和生 北の日本人拉致に通底 対露制裁に乗り遅れた日本 3月16日のメイ英首相によるロシア外交官23人の追放発表に続いて、26日にはアメリカが、ニューヨークのロシア国連代表部の12人を含む外交官6…
最新調査で国境警備捜査官の大多数がトランプ氏の壁建設を支持 Border Patrol agents overwhelmingly support Trump’s wall in new survey
国境警備の捜査官たちは、米・メキシコ国境沿いへのさならなる壁建設に最大限の支持を表明している。 捜査官たちの労働組合「全米国境警備協議会(NBPC)」が行った調査によると、捜査官の大多数が戦略的な場所に「壁」を増やす…
米大統領の政策を全否定する日本版NW「日本を救う小国の知恵」特集
◆具体策の提示はなし 少子高齢化、人口減少、地方消滅…。わが国の暗い未来を示す言葉がメディアで繰り返し報じられる中、それでも花の便りに全国が浮き立ち、街では判で押したようなそろいのスーツを着た新入社員の集団を見掛け、ま…
歪められた沖縄戦史、隠蔽された『鉄の暴風』の誤報
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (1) 「梅澤少佐の不明死」 人はよく「戦争とは醜いものだ」と言う。だが、筆者は、最も醜いはずの戦争に中に、最も美しい人間の物語を発見し、数々の沖縄戦の物語を…
ロシア原子力推進ミサイル実験に失敗か
米情報機関は、ロシアが過去数カ月以内に原子力推進巡航ミサイルの試験発射を行ったが、失敗していたことを把握していた。国防当局者が明らかにした。 試射は、ロシアの北極地方で2度行われ、そのうち1度はロシア空軍基地と核実験…
EPA長官、腐敗指摘に「雑音」と反論 Pruitt decries ‘noise’ about corruption as ‘distraction’
非難にさらされている米環境保護局(EPA)のプルイット長官は4日、反論し、出張や住居をめぐる非難は、トランプ大統領の政策実行で上げた実績から関心を逸らすためのものだと訴えた。 プルイット氏はワシントン・タイムズのポッ…
自衛隊違憲論争、9条論争に2項削除改憲を
先月25日に開かれた自民党の党大会で、安倍首相は「いよいよ憲法改正に取り組む時が来た。憲法に自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打とうではないか。これこそが今を生きる政治家、自民党の責務だ」と、憲法9条改正に向けての強い…
心にいつも懐剣忍ばせる
作家 石川真理子さんに聞く 働く女性が増えたことなどから、家庭における女性の役割が軽視される風潮が強まっている。その一方で、わが国の男女平等状況に対する国際的な評価は高くない。「女子の武士道」の著書を持ち、武家の女子の…
エジプト大統領選、シシ氏が再選
投票率アップへあの手この手 3月26日から3日間行われたエジプト大統領選の結果が4月2日に発表され、シシ大統領が有効票中97%を獲得、再選された。有力対抗馬のいない選挙で政府は、投票率を上げようとあの手この手の動員策を…
戦力・交戦権奪われる謂れなし
大月短大名誉教授 小山 常実 戦争仕掛けられた日本 改憲しても国防の危機継続 3月25日、自民党は党大会を開き、第9条第2項を護持し、第9条の2を新設して自衛隊保持を明記する「日本国憲法」改正案を確認した。しかし、私は…