オピニオン
子供の自殺、命守る取り組みの強化を
夏休み明け前後は、子供の自殺が多い傾向がある。 命を守るための取り組みを強める必要がある。 9月1日は平均の約3倍 政府の2015年版自殺対策白書によると、1972~2013年に自殺した18歳以下の子供は計1万80…
中国、有事に北朝鮮侵攻も
南北首脳会談が実施されるなど融和ムードの韓国と北朝鮮だが、米国防総省が16日に公表した中国の軍事・安全保障分野の動向に関する年次報告書で、中国軍が朝鮮半島有事の際の北朝鮮への軍事介入計画を持っていることが初めて明らかに…
学生の就活に教員も関与を
沖縄大学教授 宮城 能彦 企業の担当者と情報交換 信頼関係繋がり変わる社会 大学生の就職状況は相変わらず好調である。私が所属する大学の4年生も次から次へと内定をもらっている。しかし、手放しで喜べないこともある。それは、…
オスプレイ、有事への対処能力高めよ
米軍横田基地(東京都福生市など)に米空軍のCV22オスプレイ5機が10月1日に配備される。2024年ごろまでに計10機と要員約450人が段階的に配備される。沖縄県以外の在日米軍基地へのオスプレイ配備は初めてとなる。 米…
衰退する共産党職場支部
共産党が大きな曲がり角に来ている。職場支部の衰退である。企業や役所の共産党支部が、党員の高齢化に伴い縮小、あるいは、消滅し続けている。 共産党は労働者の党である。そのことは、共産党の規約第2条「共産党は、日本の労働者…
故人の生きざま伝える 少子高齢化時代の「葬儀」
日本葬祭コーディネーター協会代表理事 安部 由美子氏に聞く 少子高齢化が進む中、葬儀に対する考え方が大きく変わってきている。家族葬から散骨、樹木葬など、選択肢が増える一方、葬祭社任せも多い。一般社団法人日本葬祭コーディ…
米、金融制裁で北に圧力か
福井県立大学教授 島田洋一氏が講演 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)の定期講演会が23日、都内で開かれ、福井県立大学教授で拉致被害者を「救う会」全国協議会副会長の島田洋一…
台湾への圧力、露骨な手法で秩序揺るがすな
中米エルサルバドルが台湾と断交し、中国と国交を結んだ。 2016年の蔡英文政権発足以降、台湾との断交に踏み切った国は5カ国目となる。今年5月には中米のドミニカ共和国とアフリカのブルキナファソが相次いで台湾と外交関係を断…
温暖化で注目集める北極海
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 航路として重要性増す 鉱物資源も豊富、中国も触手 近年、地球の温暖化による影響の一つとして北極海が注目されている。第1に、北極圏の海水の減少で、北極海航路(NSR)の重要性が格段に高ま…
国民民主代表選、政権獲得の志を持つ顔を選べ
国民民主党の代表選挙が告示され、立候補を届け出た津村啓介元内閣府政務官と玉木雄一郎共同代表が来月4日の投票日に向けて争う。民進党と希望の党による協議を経て、5月に国民民主党を発足させたが、支持率は全く振るわない。それで…
スポーツ支援も含めて 東京五輪の真価が決まる
今月千葉で行われた世界女子ソフトボール選手権の予選で、アフリカ代表のボツワナは全7試合コールド負けした。総失点97、得点1。そのチームに日本人コーチ、中村藍子さんがいた。元選手で昨年初めから現地で指導している。 ボツ…
バスケ不祥事、代表の自覚欠如にあきれる
ジャカルタ・アジア大会のバスケットボール男子代表4選手が公式ウエアを着て市内の歓楽街を訪れ、買春行為をしていた。 4人が歓楽街で買春行為 日本オリンピック委員会(JOC)は、4人が日本選手団の行動規範に違反したとして…
李閣下の諭しと日本の覚悟
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 中国の覇権主義と対峙を アジアの自由と平和を守れ 日本台湾平和基金会は、大東亜戦争で日本兵として戦い、散華した台湾人の慰霊顕彰碑を2年前に建立し、去る6月24日に第6回の…
非核化へ手詰まりの北朝鮮
北朝鮮の非核化をめぐり楽観的な見方と悲観的な見方が交錯している。 6月12日、金正恩国務委員長がクーデターと暗殺の危険を覚悟してシンガポールに行った目的は、命の保全と体制保証だった。結果的に、彼は命を保全し、戦争勃発…
中国陸戦隊、尖閣占拠の可能性に警戒を
米国防総省は中国の軍事・安全保障の動向を分析した年次報告書を公表した。 この中で、中国海軍が2020年までに上陸作戦などを担当する陸戦隊(海兵隊)を3万人以上の規模に拡大させるとの見通しを示した。 兵力増大の見通し示…
金融政策正常化への好機
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 内需底堅く好景気持続 長短利上げが銀行行動を活性化 7月31日の日本銀行政策決定会合で決まった政策は、「大山鳴動してねずみ一匹」の感があった。誘導する長期金利の変動幅拡大…
自民党総裁選、9条改正の機運高める論戦を
自民党総裁選が9月に行われる。石破茂元幹事長が出馬を表明し、安倍晋三首相は3選を目指す。野田聖子総務相も出馬に意欲的だが、推薦人を確保するめどが立っておらず、安倍首相と石破氏の一騎打ちになる公算が高い。 首相は自衛隊明…
北朝鮮非核化への茨の道
元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 引き伸ばし画策する北 安保理決議と期限の設定を 去る6月12日の米朝首脳会談は画期的な出来事であった。つい先程までの米朝間での激しい言葉の応酬、一触即発の核・ミサイルの対立…
ブロック塀調査、学校の危険を放置するな
大阪北部地震で小学生がブロック塀の下敷きとなり死亡した事故を受け、文部科学省が全国の学校の安全状況を緊急調査したところ、約4分の1に当たる1万2652校で危険な塀があることが分かった。 全国の1万校以上で問題 調査…
容疑者逃走、危機管理体制がお粗末だ
大阪府警富田林署の留置場に勾留されていた容疑者の男が逃走した。警察の危機意識の欠如が招いた事件と言うしかない。 面会室のアクリル板壊す 男は弁護士との接見後、面会室のアクリル板を壊して弁護士が出入りするドアから逃げた…
崇高な精神に感謝の念を
その奥津城(おくつき)は我が寓居(ぐうきょ)から歩いて10分程の近傍(きんぼう)にある。墓柱に「軍神海軍飛行兵曹長 勲七等功五級 大黒繁男之墓」と刻され、側面には戒名「神鷲院忠烈永鑑大居士」が読み取れる。 「軍人の亀…
お釈迦様のこと、説話で伝えたい
お大師さんと二人でこの道を 総本山善通寺前管長、樫原禅澄氏に聞く 今年3月、善通寺管長を退任した樫原禅澄(かしはらぜんちょう)さんが住職を務める自性院常楽寺は、四国霊場第86番札所・志度寺の西隣にあり、境内には檀家だっ…
米国防権限法、地域安定へプレゼンス強化を
米国の2019会計年度(18年10月~19年9月)の国防予算の大枠を定める総額約7160億ドル(約80兆円)の国防権限法が成立した。 中国通信大手の利用禁止や多国間演習からの中国締め出しなどを盛り込み、中国への強硬姿…