韓国・北朝鮮
在米・劉氏の外交論、日本「生存第一主義」と論考
朝日記事分析は自意識過剰 常に鋭い日本分析を書いている在米韓国人の劉敏鎬パシフィック・インク企画局長が「月刊朝鮮」(11月号)に「日本の生存第一主義とウーマノミクス」の記事を寄せている。外交であれ、内政であれ、日本人の…
朴槿恵大統領の7時間、解明を試みた「新東亜」
産経支局長裁判の争点に 韓国で4月、旅客船セウォル号沈没事故発生当時、朴槿恵(パククネ)大統領はどこで何をしていたのか、について、韓国紙などを引用してコラムを書いた産経新聞ソウル支局長(当時)が韓国検察から起訴され、日…
「非正常」が正常化した韓国
韓国紙セゲイルボ 政府の公約破棄は深刻な重症 「非正常」が圧倒的ならば「正常」に化ける。これまで朴槿恵(パククネ)大統領の意思と現実は正反対に展開した。それが直されるどころか、普遍化している。 朴大統領は「約束と原則…
南北対話は原則と価値厳守しつつ行え
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮は韓国を威嚇して焦らし、自らに有利な交渉局面を作る「瀬戸際戦術」に長(た)けている。 南北関係を対話局面に変え、北朝鮮の真の変化を望むならば、南北対話の実現自体を焦らず、一発で何か大きな成果を…
紙爆弾の威力
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「義挙越北する(韓国)国軍将兵たちに。共和国国民の権利、自由を保障。国家表彰、生活保障金・賞金支払い。大学および研究院まで無料教育。職業・職場の斡旋(あっせん)、外国留学を保障。高…
「拉致問題」解決の近道
今回、平壌での日朝協議で北朝鮮の出方は予測した通りだ。結論から言えば、拉致被害者を帰国させる近道はカネ(経済支援カード)しかない。 北朝鮮は、1965年の日韓国交正常化の際、韓国が日本から無償・有償・民間融資あわせて…
朝鮮半島の動向を読む 拓殖大学大学院特任教授 武貞秀士氏
変化する北朝鮮社会 対中偏重外交を修正 朝鮮半島問題の専門家で拓殖大学大学院特任教授の武貞秀士氏はこのほど、政治評論家の長野祏也氏が主宰する第13回内外時流研究会セミナーで「朝鮮半島の動向を読む」をテーマに講演し、最近…
「不通」の影濃厚な朴大統領
韓国紙セゲイルボ 誤り防ぎ知恵広げる「疎通」を 世宗(セジョン)(1397~1450年、朝鮮第4代国王)は疎通の達人だった。臣下の話にいつも聞く耳を持った。明らかな懸案であっても、臣下の意見を聞いた後に決定を下した。 …
米韓、半島有事の指揮権移譲に待った
北の脅威念頭、20年代半ばに 現在、米軍が持っている韓半島有事の軍事指揮権に当たる戦時作戦統制権を来年末に韓国軍に移譲させる予定だった米韓両国が、北朝鮮による軍事的脅威が引き続き高い現実を念頭に移譲時期を延期することで…
インターネット上で「サイバー亡命」騒動
韓国紙セゲイルボ 最近、韓国政府が国民のインターネット上のコミュニケーションへの統制を強化するというメッセージを出し、国民が最も多く使うメッセンジャーサービスの「カカオトーク」がその対象となってマスコミを騒がせている。…
北朝鮮を脅せ?
地球だより ソウル駐在期間中、北朝鮮の地に足を踏み入れたことが2度だけある。金剛山観光と開城観光に参加した時だ。陸路、軍事境界線を越え、しばらく行くと目に入ってきた光景にわが目を疑ったのを覚えている。樹木がない山、古び…
30-50クラブ
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「2049年、わが国の1人当たりの国民所得は300~500㌦になる」。1964年に慶熙大学の在学生アンケート調査で80%がこう予測した。1964年の韓国の1人当たりの国民所得は12…
金正恩体制いまだ不安定 孫光柱・元デイリーNK編集長に聞く
最高指導者・金正恩第1書記による統治が表向きには安定したかに見える北朝鮮。だが、エリートたちを中心とする組織・人を完全に掌握したかは定かでなく、一般住民の忠誠度も弱いなど、権力基盤は盤石とは言えない。北朝鮮体制の特性に…
慰安婦の映画「鬼郷」クランクイン
3人の娘さんをイスラエル軍の空爆で亡くしたパレスチナ人医者イゼルディン・アブエライシュ氏(現トロント大学准教授)は、「憎悪はがん腫瘍だ。そのまま放置しておくと繁殖し、死をもたらす」と語ってくれた。医者はしみじみと、「憎…
押し寄せる「デフレの恐怖」、信頼できない政府の掛け声
韓国紙セゲイルボ 「デフレの恐怖」が押し寄せている。各国が崩れる経済を支えるために、天文学的な金融緩和を行った。だが別段効果はない。経済は生き返らず、物価は下がる一方だ。 多額の借金を抱えている米国、日本、欧州連合(…
ASEMで見せた朴大統領の積極外交
韓国紙セゲイルボ 大統領が外交と国防を専門担当しなければならない理由は国家存亡の根幹が外交と国防に懸かっており、大統領は対内外的に国家を代表し、実質的な権限と責任を負い、国家を統治しているからだ。 16~17日、イタ…
韓国は「言論の自由」を遵守すべし
ウィーンに本部を持つ国際新聞編集者協会(IPI)の言論自由マネージャー、バーバラ・トリオンフィ女史は22日、当方とのインタビューに応じ、産経新聞前ソウル支局長の在宅起訴問題と朝日新聞の慰安婦報道の誤報について、その見解…
赤十字社総裁の強弁
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 人事の専横を警戒する時に必ず言及されるのが、西晋の皇帝、司馬倫と宋の太祖、趙匡胤の故事だ。司馬倫はクーデターを起こして帝位を簒奪(さんだつ)した後、民心を収拾するため官職を大盤振る…
韓国次期大統領、潘国連事務総長に白羽の矢
世論調査で圧倒的1位 折衷型、リーダーシップ難も 潘基文国連事務総長(70)が2017年の次期韓国大統領選挙の有力候補としてにわかに浮上している。韓国では国連トップまで登り詰めた立志伝中の人物で、理念的にあまり偏らない…
なぜ日本はノーベル賞を多く獲得できるのか
今年のノーベル物理学賞は、青色LEDの開発と実用化に成功した研究者である赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏に決定した。これにより日本のノーベル賞の受賞者は米国籍の南部陽一郎と中村修二の両氏を含め22人となった。韓国と中国は…
北の若き独裁者と「人工衛星」の話
北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、金正恩第1書記が「衛星科学者住宅地区」を現地指導したと報じた。金第1書記の動静としては9月4日以来だ。健康悪化説から死亡説まで流れていた同第1書記は9月中旬にフランスの医師から両足首の関節…
世宗の外交に学ぶ対日戦略
国紙セゲイルボ 国益のため感情抑え手握る 安倍晋三首相に会うか、会うまいか。朴槿恵(パククネ)大統領の胸中にある苦悩の一つだ。グローバル情勢の急変の中で、首脳会談は日本との経済および安保協力のためには必要だが、これと言…
米韓同盟に「東風41」の脅威
ミサイル防衛躊躇する韓国/中国の体面を考える思考 韓国が難しい立場に立たされている。ミサイル防衛(MD)システム導入をめぐって、同盟国のアメリカと、最大の貿易相手国となった中国との間に立たされ、双方の「顔を立てる」とい…