韓国・北朝鮮
中国は北より南を重視? あす習主席訪韓、金第1書記を頭越し
中国の習近平国家主席が3日から4日の日程で韓国を国賓訪問する。北朝鮮の核開発や日本の「歴史認識」、経済協力などをめぐり関係強化を再確認するのが狙いとみられるが、何よりも北朝鮮の最高指導者・金正恩第1書記と会談をしないま…
北、国連に「麻薬報告書」を提出せず
「国際麻薬乱用撲滅デー」の26日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)はウィーンの本部で「2014年世界麻薬報告書」を公表した。それによると世界の成人人口(15歳から64歳)の約5%に相当する2億4300万人が2012年、…
サッカーW杯と韓日間の反感
韓国紙セゲイルボ 1997年11月の感動思い出せ 最近、米紙ニューヨーク・タイムズに興味深いアンケート調査結果が載った。サッカーワールドカップ(W杯)出場19カ国の国民を対象に調査した結果、韓国回答者の38%、日本回答…
北朝鮮の扇動と親北勢力に振り回されるな
韓国紙セゲイルボ 韓国の対北および統一政策は朴槿恵(パククネ)大統領が言及した「北核不用」と「堅固な安保」に基づいて推進されなければならない。 「韓半島信頼プロセス」「東北アジア平和協力構想」「ユーラシアイニシアチブ…
お抱え運転手の告発
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 朝鮮時代の情報通は断然、馬子だった。大鑑(テガム)(正二品以上の高官)たちの“足”となっていたので、彼らの一挙手一投足は馬子が把握していた。高官がどんな妓生(キーセン)に首ったけか…
韓国の最前線部隊でまた銃乱射
要注意兵、同僚5人死なす 北朝鮮との軍事境界線に近い韓国北東部の陸軍師団内で銃乱射事件が起き、将兵5人が死亡、7人が負傷した。犯人は同師団に所属する兵長(22)で、軍生活に適用し切れない要注意兵の一人だったという。最前…
「河野談話」は実は妥協の産物だった
時事通信は20日、「日本政府が同日、従軍慰安婦問題への旧日本軍の関与を認めて謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話の検証結果に関する報告書を公表し、(1)談話作成時に韓国側と文言調整していた(2)元慰安婦とされた女性…
韓国の総理候補選定におけるゴタゴタ
韓国紙セゲイルボ 国民の疲労感増す「手帳人事」 「手帳人事」といわれる朴槿恵(パククネ)式人事が国民の疲労感を増大させている。 朴大統領が忠清道出身の“保守論客”である文昌克(ムンチャングク)国務総理候補者を指名した…
対ロシアに見る国際関係の修辞と実利
国際社会では特定国家が国際法や国際秩序毀損行為をしても、必ずしも、これを阻止したり懲らしめることが相応(ふさわ)しくない時がある。 国際関係学で国家間協力関係を牽引(けんいん)しにくいという点を簡単に説明する時、「鹿…
海水浴場の飲酒禁止
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 ハワイのホノルル、ワイキキビーチの夜の風景は、ひっそりとしてもの寂しい。ほとんど人影がない。時たま1、2人が波と戯れながら砂浜を歩いている。あちこちで群れになってわいわい騒いでいる…
韓国の首相候補に「親日」騒動
韓国でこのほど新たな首相に内定した文昌克氏(65)が、過去に親日的な発言をしたなどとして問題視され、窮地に立たされている。朴槿恵大統領は、韓国社会では非国民のそしりを免れない親日派のレッテルを張られまいと細心の注意を払…
金正恩氏が潜水艦に乗艦した時
北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、金正恩第1書記が朝鮮人民軍の潜水艦部隊第167軍部隊を視察し、潜水艦に乗艦したことを写真付きで報じた。金正恩氏が人民軍潜水艦部隊を視察したことについて、韓国国防部は「北の潜水艦戦力を誇示す…
日朝国交正常化の限界
日本と北朝鮮の凍りついた関係に解氷ムードが漂い始めた。 19世紀英国の名宰相パーマストン子爵が指摘した通り、国際関係には永遠の味方も永遠の敵もなく、自国の国益を追求するのみだという現実を実感 する。 最近の動きは日…
「天安門事件25年」と韓中関係、中国の体制急変望まぬ韓国
韓国紙セゲイルボ 4日は中国天安門民主化運動(天安門事件)25周年だった。天安門広場には、小銃を持った武装警察が巡回し、緊張感が流れていた。だが何のイベントもなかった。 西欧世界は少し拍子抜けしたようだ。米国のある中…
2期内閣の朴大統領は「萬機親覧」切り捨てよ
韓国紙セゲイルボ 聖書の「出エジプト記」はモーゼの活動を詳しく伝える。荒野流浪時期、彼の初期リーダーシップは「萬機親覧」(王が全てを決済する)型だった。 ユダヤ民族を導いてエジプトを脱出した彼は一時も休むことができな…
食い逃げ社会
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 食い逃げ(モクティ)。食って逃げるの略語で、良い待遇を受けたり甘い汁を吸っても、それに見合う役割を果たせなかったり回避したりすることを指す。食い逃げ資本、食い逃げCEO(最高経営責…
韓国はスマホ“狂国”
地球だより 毎日乗るソウルの通勤電車の車中では、スマホに興じる人たちを多く見掛ける。高齢者はそれほどでもないが、それ以外の年齢層では男女問わずスマホにイヤホンを挿して好きな連ドラを観(み)たり、音楽を聴いたりしている。…
韓国教育監選挙、公教育8割が“親北派”の手中に
理念すり込みの全教組系当選 左傾化教科書など混乱長期化も 韓国で先週実施された統一地方選では、主要自治体の教育行政トップである教育監も同時に選出されたが、親北反米の偏向的な理念教育を現場にすり込んできた全国教職員労働組…
日本に対する周辺国の不信とは
「竹島問題の早期解決を求める東京集会」が5日、東京都内の憲政記念館で開催され、多数の国会議員や島根県関連団体代表が参加したというニュースを韓国聯合ニュースが流していた。それによれば、韓国政府が5日、同集会を批判する外交…
独コンラート・アデナウアー財団の不吉な展望
韓国紙セゲイルボ 真相究明難航で色あせる改革 独コンラート・アデナウアー財団が最近“不吉な”展望を出した。セウォル号惨事について、「西欧民主主義の政治基準として見れば、政府と議会で徹底した調査が行われなければならず、責…
韓国旅客船事故の後遺症、朴槿恵大統領に批判の矛先
疎通不足、独善的と与党から 韓国の旅客船セウォル号沈没事故は、韓国民をして「積弊」を問い直す契機となっている。安全管理や救援体制、危機管理がでたらめだっただけでなく、利己的で責任感の欠如した船長の姿が、先進国を自認して…
韓国の事大外交、情勢を見誤る小中華意識
教訓残した清、日本の興隆 米国とは軍事同盟を維持しつつ、中国とも「戦略的パートナーシップ」を模索する韓国は難解な外交方程式を解かざるを得ない立場だ。韓半島が周辺に強大国ばかりを配した地政学的位置にある以上、歴史的に避け…
「南北統一」における韓中関係の重要性
韓国紙セゲイルボ 5月末に訪韓した中国の王毅外相は、「韓国をより一層緊密な協力パートナーとして選択しようとする」と語った。 これは昨年12月、バイデン米副大統領が「米国の反対側にベッティングする(賭ける)ことは良いベ…