韓国旅客船事故の後遺症、朴槿恵大統領に批判の矛先


疎通不足、独善的と与党から

 韓国の旅客船セウォル号沈没事故は、韓国民をして「積弊」を問い直す契機となっている。安全管理や救援体制、危機管理がでたらめだっただけでなく、利己的で責任感の欠如した船長の姿が、先進国を自認していた韓国民をどん底に叩き落とした。自身を「第三世界」並みの民度だと卑下する一方で、事故をもたらした原因を「官民癒着」「安全よりも経済優先」姿勢に求め、韓国社会の根本構造と体質を改めねば、という議論になっているのだ。そして、いま矛先は朴槿恵(パククネ)大統領に向けられている。


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