韓国・北朝鮮
中産層の危機
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 米国のあるメディアは数年前、中産層を「所得は暮らしていくには十分であり、退勤途中にピザを1枚買ったり、映画・演劇を観(み)たり、国際電話をかけるためにカネを使う時に、何も考えずに使…

韓国内乱陰謀事件で宗教指導者が「善処」の嘆願書
枢機卿ら判決前に圧力? 北朝鮮の理念・体制に追従し、内乱陰謀を企てた罪で一審有罪を言い渡された韓国極左政党・統合進歩党の李石基議員の事件で、韓国の主要な宗教指導者らが最近、裁判所に「善処」の嘆願書を出していたことが明ら…

米中覇権競争と韓国の生存戦略
韓国紙セゲイルボ 「覇権秩序的観点」から構築を 旧韓末以後、韓半島をめぐって展開した覇権競争期に、しっかりした国家戦略を持って能動的に対処できなかったことで、韓民族は苛酷な代価を払った。日清、日露間の地域的覇権競争の渦…

閣僚人事聴聞会の純粋な機能と逆機能
韓国紙セゲイルボ 今回の閣僚人事聴聞会は過去になかった与野党間の激しい攻防と国民の大きな関心を引いた。 論文盗作問題が指摘されたが、論文盗作は学問の世界では最も深刻な犯罪で、教授職の剥奪はもちろん教育界追放につながる…

李承晩の釣り場
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 李承晩(イスンマン)大統領は釣りマニアだった。韓国動乱が勃発した時、昌徳宮(チャンドックン)の池で釣りを楽しんでいた。(北朝鮮)南侵の知らせもそこで景武台(キョンムデ)(当時の大統…

疑惑呼ぶ沈没船オーナーの死
遺体発見から40日、捜査に批判 今年4月に韓国南西部沖で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故で、運航会社の事実上のオーナーで事故の責任を問われ全国に指名手配されていた兪炳彦(ユビョンオン)氏の遺体が22日確認されたが、…

太っていても平気?
地球だより ヨン様ことペ・ヨンジュンさんが火付け役となった日本の韓流ブームからはや10年。優しくカッコいい韓国の男優にはまる奥さんたちを、横でいぶかしげに眺めていた男性陣も少なくなかったはずだ。だが、実はブームに乗って…

米中間で韓国が生きる道
韓国紙セゲイルボ 中国傾斜の印象を与えるな 韓中首脳会談について、米主要メディアと官民の間に韓国に対する誤解がある。停滞状態にある北核問題と悪化した韓日関係で、先手を取ろうとする韓国の狙いから、今の韓中関係に進んでいっ…

「統一大当たり論」の戦略的な実践課題
韓国紙セゲイルボ 内外情勢の変化を受け、韓国は「統一大当たり論」に対する議論をよみがえらせ、統一の火種を生かし、国民的共感を拡散するための多角的な政策転換が必要な時だ。 このために幾つかの事項を戦略的次元で検討してみ…

産児制限の“韓流”
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 明心寶鑑(高麗時代に作られた中国古典の金言名句集)に「地不生無名之草、天不生無祿之人」という句がある。「地は名のない草を生まず、天は食べるものがない人を出さない」という意味だ。「人…

南北統一へ準備委発足
「吸収」警戒し北反発も 韓国の青瓦台(大統領府)は15日、韓半島の平和統一に向けた汎国家的準備を進める「統一準備委員会」を正式に発足させた。南北統一の基盤作りは朴槿恵大統領の公約の一つだが、大統領直属の機構がスタートし…

中国にとって韓国は「親戚の家」?
中国の習近平国家主席は先日、韓国を公式訪問し、中韓の蜜月ぶりを披露したが、韓国日刊紙の中央日報によると、習近平国家元首は韓国を「親戚の家」と呼んだという。いつから中国は韓国を親類の家と見なしてきたのだろうか。中国共産党…

強まる“獅子”中国の要求
韓国紙セゲイルボ 実態は力を土台にした「威嚇」 「発展した中国が脅威になると感じて、中国を悪魔と形容したが、こういう考えは正しくない。中国は平和を守護し、協力を追求しながら、謙虚に見習う国になるだろう」 習近平中国国…

韓中の信頼関係は韓半島統一への資産
韓国紙セゲイルボ 朴槿恵(パククネ)韓国大統領と習近平中国国家主席との間で昨年採択された「未来ビジョン共同声明」と今回の共同声明を比較すると、表現では大差はないが、詳しく見れば、だいぶ意味ある進展した内容を確認できる。…

白頭・漢拏・富士山人脈
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「北朝鮮でいい暮らしをしようとすれば、いい人脈をつかまなければならない」という言葉がある。白頭山(ペクトゥサン)人脈、漢拏山《ハルラサン》人脈、富士山人脈をつかんでこそ権力を握り、…

金正恩第1書記、思想統制に躍起
北朝鮮で最近、住民が携帯電話やパソコンなどを通じて西側の文化や情報に触れたり、迷信が流行していることに対し、当局が取り締まりを強化していることが分かった。北朝鮮の体制維持に不可欠な思想統制に最高指導者・金正恩第1書記自…

遠い北朝鮮の春
地球だより 日本人をはじめ外国からの観光客にも人気のソウル仁寺洞。先日、ここで北朝鮮から脱北した人たちの物語を紹介する展示会が行われた。陳列物の中心は2001年、家族と共に北京の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に…

ワシントン知韓派のための投資、日本より非常に少ないのが現状
韓国紙セゲイルボ 世界政治の中心、米ワシントンは”銃声なき戦場”だ。世界175カ国以上が大使館や領事館を置いて、本国の利益のための外交活動を行っている。数多くの企業と団体がロビイストを雇用して、競争を繰り広…

大胆に「日本と手を握れ」、超保守言論人の観点
北と対峙する現実を直視 韓国の反日熱気のなかで、それでも「日本と手を握れ」と主張するのは、特にそれが言論の場合、“自殺行為”に等しい。 元「月刊朝鮮」編集長の趙甲済(チョカプチェ)氏が主宰するネットメディア「趙甲済ド…

旅客船事故2ヵ月半、何も変わらない韓国
焼け太りする官僚組織 「サッカーワールドカップで韓国が勝ち進めば、セウォル号のことは忘れてしまうだろう」 知人の韓国人が半分冗談でこう言ったが、4月のセウォル号沈没事故から2カ月半が過ぎ、事故をきっかけに噴出した「官…

“疎通絶壁”状態示す相次ぐ総理人事失敗
韓国紙セゲイルボ 朴槿恵(パククネ)大統領は30日、大統領府首席秘書官会議を主宰した席で、相次ぐ総理候補者の“落馬”事態に対して、「個人攻撃、世論裁判式批判が反復されて、多くの人が固辞したり、家族の反対で失敗に終わった…

人事聴聞会と自己検証
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 高位公職者の有力候補に上ると青瓦台(大統領官邸)から200を超える項目の質問書を受け取る。家族関係、本人と子供の兵役義務の履行、前科と懲戒、本人と家族の財産形成過程、納税と各種金銭…

朴大統領は中国に謝罪要求するか
中国の習近平国家主席は3日、2日間の日程で韓国を公式訪問する。中国指導者が就任後、北朝鮮より先に韓国を訪問するのは初めてだ。それだけに、中韓両国の蜜月関係が改めて話題を呼ぶだろう。中韓両国関係は目下、「修交後、韓中関係…
