「統一大当たり論」の戦略的な実践課題


韓国紙セゲイルボ

 内外情勢の変化を受け、韓国は「統一大当たり論」に対する議論をよみがえらせ、統一の火種を生かし、国民的共感を拡散するための多角的な政策転換が必要な時だ。

 このために幾つかの事項を戦略的次元で検討してみる必要がある。

 まず、南北首脳会談の推進だ。朴大統領も韓半島平和と統一時代を準備するために、必要ならば、南北首脳会談にも応じると述べたことがある。今がまさに南北首脳が会わなければならない最も適切な時期だと考える。

 2番目、対北人道的支援拡大と5・24措置の部分的緩和および解除だ。人道的支援は時期が重要で、条件なしに支援されなければならない。朴大統領のドレスデン構想で提起した対北朝鮮人道的支援と民生支援および南北交流協力活性化は将来を見通す必要条件だ。

 三つ目、大統領直属統一準備委員会を早急にスタートさせるべきだ。統一大当たり論の実践を具体化して、全国民的共感を広げながら、バラバラの統一議論を体系化して、建設的な統一方向を模索するための統一準備委のスタートは早ければ早いほど良い。

 各分野の専門家と市民団体、国民が含まれた挙国的統一準備委を構成し、韓半島の未来と統一のため多様なロードマップを国民に提示し、積極的で前向きに実行していくことによって、韓半島の平和統一を成し遂げる動力にしなければならないだろう。

(太鍾浩〈テジョンホ〉韓民族統合研究所会長、7月14日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。