韓国・北朝鮮
“セウォル号遺族”が政治勢力化?
韓国 野党引きずられ国会空転 今年4月、韓国南西部沖で起きた旅客船「セウォル号」沈没事故の真相究明を求める被害者遺族が、与野党や大統領を相手取り、自分たちの主張を貫徹しようと闘争的態度を強め、波紋を広げている。この影響…
雨森芳洲と李藝の「誠心外交」 韓日は誠心で事に当たれ
韓国紙セゲイルボ 「誠意を尽くす」(誠心)は世の中を変える驚くべきものだ。計量することは難しいが、行き詰まったことを解いたり、よじれた関係をほどいてくれたりもする。時には国家間関係も変えたりもする。 壬辰倭乱(文禄の…
感謝されない無秩序な戦略なき対外援助正せ
韓国紙セゲイルボ 韓国が対外援助評価で5年連続最下位圏だという。米国の世界開発センター(CGD)とブルッキングス研究所が共同調査した「2014援助の質」報告書内容だ。 韓国は受益国の力量増進を判断する8項目の中で5部…
光復節の頭痛
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 他の国の国旗は描きやすい。1、2種類の色に、模様も単純だからだ。それと比べると、太極旗(韓国の国旗)の構成と模様は誰が見ても複雑だ。「太極旗をきちんと描いてください」。試験にこんな…
ローマ法王訪韓 南北対話強調、朴政権に“宿題”
弱者目線で「無言の忠告」も フランシスコ・ローマ法王は4泊5日の訪韓期間中、各地のミサなどを通じ繰り返し「平和」「和解」「対話」を強調したが、南北関係や国内政治で多くの課題を抱える朴槿恵政権にとっては“宿題”を出された…
“ジョンウン教”の犠牲者
地球だより 25年ぶりにローマ法王を迎えた韓国の熱狂ぶりを見ながら、以前、ある元韓国大統領府高官が語った言葉を思い出した。 「あの国は宗教国家と思えば一番分かりやすい」 「あの国」とは今回、法王が言及した「韓半島分…
法王の訪韓はアジア重視の始まり」
ローマ・カトリック教会最高指導者ローマ法王フランシスコは18日午前、訪韓最後の日程、ソウルの明洞聖堂で約1000人のゲストを迎え記念ミサを挙行した後、4日半の訪韓全日程を終え、ローマへ帰国の途に就いた。バチカン放送独語…
ローマ法王が韓国大田で大規模ミサ
セウォル号事故で祈り 【大田(韓国中部)岩城喜之】訪韓中のフランシスコ・ローマ法王は15日、韓国中部・大田市にあるワールドカップ競技場で「聖母被昇天の大祝日ミサ」を行った。ミサにはカトリック信徒ら約5万人のほかに、今年…
韓国大統領、日本の知恵・決断に期待
国交正常化50年「未来志向元年」 【ソウル上田勇実】韓国の朴槿恵大統領は15日、日本の植民地統治が終わった日を記念する光復節の69周年行事で演説し、来年が日韓国交正常化50年の節目であることに触れながら、「両国が新しい…
中国で有名な朝鮮族音楽家
韓国紙セゲイルボ 韓民族文化芸術の外縁拡大に 7日、北京で鄭律成(チョンユルソン)(1914~76年)誕生100周年記念音楽会が開かれた。鄭律成、韓国内では聞き慣れないが、中国では有名な音楽家だ。全羅南道光州生まれの朝…
再・補欠選、与党圧勝の背景
7月30日、“ミニ総選挙”と言われた国会議員の再・補欠選挙で第一野党・新政治民主連合(新民連)は全国15選挙区で4議席しか取れず、惨敗した。 6月4日実施の統一地方選挙では、17市道知事選で野党・新民連と与党・セヌリ…
経済協力では東アジア安保対立緩和できず
韓国紙セゲイルボ 2度の世界大戦の舞台だった欧州は戦後、経済共同体、安保共同体を実現したが、アジアでは経済的には早く統合される半面、安保的には葛藤が大きくなるという現象を見せている。 100年前の欧州の教訓を見ると、…
神の贈り物
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 現代グループの創業者、故鄭周永会長は太陽に向かって怒った人間だ。仕事をしたいのに、どうして早く日が昇らないのかと腹を立てたのだという。米屋を運営していた若い頃、彼は毎日、早朝3時に…
ローマ法王の訪韓に期待すること
ローマ、カトリック教会の最高指導者ローマ法王フランシスコは14日、就任3回目の海外の訪問先、韓国を訪問する。5日間の日程の同訪問では、大田や忠清南道一帯で開かれる「第6回アジア青年大会」に参加するほか、韓国教会の殉教者…
無能政府に失望? 李舜臣がブーム
韓国紙セゲイルボ 映画「鳴梁」大ヒットで脚光 たかだか13隻の戦艦を率いた忠武公・李舜臣(イスンシン)将軍と朝鮮水軍の前に日本水軍の大艦隊が雲集した。これを見て誰もが船を捨てて逃げた。だが李舜臣は決然と対抗した。「死即…
自衛隊行事に反日過激化
「集団的自衛権」で軍隊視 7月、韓国ソウルのロッテホテルで行われる予定だった「自衛隊創立記念日」行事が突然キャンセルされた。一国の政府を代表する大使館が行う行事を前日になってホテル側が一方的に断るとは前代未聞のことだっ…
保守層も朴大統領批判、組織崩壊直前の韓国政権
国益損ねても人気に執着 韓国では朴槿恵(パククネ)大統領が推した国務総理候補者が、国会の人事聴聞会にかけられることもなく、相次いで「落馬」し、結局、辞意を表明していた現総理がそのまま席に留まるという異例の事態となり、大…
7・30補欠選の結果が示す野党が抱える課題
韓国紙セゲイルボ 先月30日に行われた補欠選で与党は勝利し、野党は敗北を喫した。特に野党新政治民主連合の湖南地方での敗北は、もはや野党が“地元”ですら認められないことを意味している。 野党が与党に代わって国民的不満と…
虎を得んとすれば
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 白い花びらが海の上に無数に落ちる。木綿の服を着た朝鮮の兵士たちは敵の銃に撃たれ城郭の下に落ちた。西欧の虎に立ち向かった兵士たちの手にはろくな武器すらなかった。頭の上を銃弾が雨あられ…
韓国野党ダメージ深刻、選挙惨敗で「反保守」漂流か
韓国で先月実施された国会議員の再・補欠選挙で予想外の惨敗を喫した左派系第1野党・新政治民主連合(以下、新民主連合)。党の内外からは反省を促し、「解党的再出発」を求める声が上がっているが、リーダー不在などもあり前途は多難…
これも「人災」なのに…
地球便り 韓国は例年、7月後半から8月前半にかけてが一年で最も蒸し暑い。学校が夏休みということもあり、大人たちもこの期間中に休暇を取る人が多く、日本海に面した東海岸や各地の渓谷など代表的な避暑地は家族連れでごった返す。…
朴趾源の国際政治読法に学ぶ、米中との共存が時代精神
韓国紙セゲイルボ 先日訪韓した習近平中国国家主席は韓国のアジアインフラ投資銀行への参加を要求して米国の反発を買い、光復節・抗日戦争勝利70周年韓中共同記念式開催を提案して、日本を圧迫した。これらは韓中関係の方向に釘(く…
北朝鮮急変事態とともに中長期的計画策定を
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮の核とミサイル問題を未来の交渉可能議題に設定する既存のアプローチは、軍事的にも政治的にも望ましくない。新統一方案では北朝鮮の実質的核脅威を前提に、これを抑制する具体的で説得可能な方式が含まれなけ…