韓国・北朝鮮 rss

ある中年男性の愚痴

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  自営業を営んでいる。人々は「社長!」と呼ぶが、見掛け倒しだ。やっと食べていけるほどの小さな店を営んでいるが、毎日が戦争のようだ。ちょっと商売になるなと思うと、すぐ隣に同じ店が建つ。…

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金正恩氏はプレスリー・ファン?

 北朝鮮の金正恩第1書記は8日、32歳の誕生日を迎えたが、国内では公式の祝賀会は開催されなかったもようだ。労働党機関紙など同国メデイアも最高指導者の誕生日に言及していない。興味深い点は、中国政府が祝賀のメッセージを送った…

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憲法裁が「従北」党の解散決定、真の進歩勢力は出直しを

韓国紙セゲイルボ  憲法裁判所は8対1の圧倒的多数で統合進歩党(統進党)を解散して、所属議員の地位剥奪の決定を下した。これで大韓民国の政治地図から急進主体思想派系列の暴力的社会主義運動を志向する政治勢力は消えることになっ…

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マッカーサーの日本占領統治を再評価せよ

韓国紙セゲイルボ  第2次世界大戦に敗れた日本は国土が荒れ果て、深刻な食糧難に陥っていた。多くの餓死者が出ると判断した占領軍最高司令官マッカーサーはトルーマン大統領に大量の食糧支援を迫り、これによって日本は飢餓から抜け出…

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禁煙の決心

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  たばこ礼賛論を展開した名士は数えきれないほど多い。「一服のたばこは行き詰まった考え、ひらめきを与え、憂いを半減させ、疲れをなくしてくれる」(作家、金東仁〈キムドンイン〉)、「たばこ…

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妹・与正氏が政略結婚?

地球だより  新年早々、北朝鮮で“慶事”があったという報道がなされた。最高指導者、金正恩第1書記の妹である金与正氏が、最側近の一人である崔竜海・国家体育指導委員会委員長の次男と結婚していたことが分かったと、大手通信社の聯…

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同床異夢の韓半島統一問題

分断から節目の70年  韓半島は2015年、南北分断70年の節目の年を迎えた。韓国、北朝鮮のいずれも統一を民族の宿願と位置付けているが、理念や体制に決定的な違いがある上、周辺大国の利害も絡み、双方の溝は依然として大きい。…

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北朝鮮の時代錯誤的な好戦性に万全の対応を

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮が米ハリウッド映画会社のソニーピクチャーズに対するサイバー攻撃で世界を騒がせている。金正恩(キムジョンウン)国防委第1委員長の暗殺を主題にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の製作と上映を妨害…

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2014年の南北関係「成績表」

韓国紙セゲイルボ 転換の機会逃したアジア大会  2014年の南北関係は探り合いだった前年とは違い、激しい主導権戦いが繰り広げられた1年だった。南北間の相互対話の意思は強かったものの、主導権争いによる神経戦で虚(むな)しく…

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人生馬死の悟り

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  新年を控えてある親戚(しんせき)が本を送ってくれました。包みを解くとこんなすてきな内容がありました。牛と馬の話です。2頭が貯水池に落ち込んだら2頭とも泳いで外に出てくるといいます。…

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強化された安倍首相の政局掌握力

韓国紙セゲイルボ 景気回復実現が改憲環境に  先ごろ行われた日本の総選挙の結果で、安倍政権は長期政権の踏み台を用意し、安倍晋三首相の政局掌握力がより一層強化された。  しかし、少なくとも、2018年まで長期にわたり安倍首…

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南北統一は民族問題ではなく体制の問題

韓国紙セゲイルボ  韓国社会では「統一」といえば「民族統一」を言う場合が多い。しかし統一は民族がどんな体制下で生きるのかを決める「体制問題」である。しかも自由民主主義と市場経済の原理に立った体制統一が統一の原則にならなけ…

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108回の敬拝

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「修行の基本は内的には貧しさを学び、外的にはあらゆる人を敬うことだ」。性徹(スンチョル)和尚(故人)の法語だ。無所有と愛が仏弟子の修行目的だという意味だ。法歳(出家後の年数)58年…

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なぜ金正恩氏は“滑稽”なのか

 北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画を描いた米映画「ザ・インタビュー」の上演を、製作会社ソニーの米子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が中止すると決定したことに対し、米国内では、テロの脅しに屈し、「言論の…

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「9条にノーベル賞」の魂胆

地球だより  神奈川県在住の主婦の呼び掛けが発端となった、「戦争放棄」などを定めた憲法第9条をノーベル平和賞候補に推薦する署名運動を韓国でも広めようと先日、ソウルで記者会見が開かれた。毎年のようにノーベル賞受賞ラッシュに…

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引導渡された“従北”野党、韓国憲法裁から史上初解散命令

 北朝鮮の理念や体制に共鳴する“従北”路線が問題視されていた韓国極左野党・統合進歩党(以下、進歩党)に対し、韓国政府が申請していた政党解散審査について同国の憲法裁判所は19日、解散を命令する判決を言い渡した。司法による政…

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“カワイイ”にハマる韓国

韓国紙セゲイルボ 現実統制できぬ無力感の表れ  「ムーミンはありますか?」「申し訳ないが、売り切れました」  会社員A氏は最近、ソウル市内のドーナツ店6カ所を歩き回った。ムーミン人形を購入するためであった。ムーミンはA氏…

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韓国各地に広がる麻薬中毒、国民の安全教育急ごう

韓国紙セゲイルボ  韓国では麻薬が都心はもちろん農村、中小都市にまで広がっており、大きな憂慮をもたらしている。国会で10月に公開された大検察庁資料を見れば、麻薬犯罪発生件数は年々減少傾向にあったが、2012年ごろから増加…

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ナッツと担架

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  1993年7月26日午後3時41分、アシアナ航空733便が木浦(モッポ)空港着陸直前にレーダーから消えた。飛行機には乗客と乗務員合わせて110人が乗っていた。3度着陸しようとして失…

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金総書記死去3年、脆弱さ残る正恩氏の権力基盤

 北朝鮮の金正日総書記が死去したとされる日からきょうでちょうど3年がたつ。若く経験が浅い上、権力基盤も弱い息子、金正恩氏への後継を急いでいた最中の出来事だったが、その正恩氏は父の遺志を受け継ぐかのごとく、ひたすら独裁政治…

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東アジア安保の2本柱

 韓中関係について日本では一般的に「韓国には未だに事大思想が強く、親分子分のような主従関係ではないのか」との見方がある。韓半島を中国の属国視する先入観が残っているためだろう。  しかし、6世紀初、高句麗の広開土大王(19…

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南北統一は米国にもメリット

韓国紙セゲイルボ ビジョンと政策構想で協調を  来年は光復(植民地解放)70周年、南北分断70年になる。韓半島の分断は第2次大戦に勝利した連合国が世界秩序を再構築する過程で始まり、韓半島をめぐるイデオロギー対立が激しくな…

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浮上した18年平昌冬季五輪の分散開催

韓国紙セゲイルボ  国と国が敵対的関係にある時でも、それを簡単に自然に解くのがスポーツだ。政治の力より強いという理由がここにある。過去の歴史が証明している。韓日、南北韓関係が困難な時、突破口を開いたのがスポーツだった。 …

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