韓国・北朝鮮
駐韓米大使襲撃の深層 犯人を野放しにした左派判事
アメリカ大使襲撃テロ事件に韓国は大きな衝撃を受けている。「どうしてこのような危険人物が野放しにされ、やすやすと大使に接近できたのか」ということだ。外遊中に事件を聞いた朴槿恵(パククネ)大統領は、「背後を含めて、徹底した…
ISより日本「右傾化」警戒 日本人人質事件の韓国世論
知日派さえ乏しい日本人理解 過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人人質斬殺事件を見る韓国では、イスラム国に対する批判よりも、同事件によって「安倍政府が『右傾』を強めるだろう」という警戒感の方が強い。 それどころ…
米国の金利引き上げ、中国経済直撃の見方
韓国紙セゲイルボ 韓半島の地政学的な特性上、強大国の影響を強く受ける韓国は韓米、韓中関係が安保・経済など多方面で非常に重要だ。 中国政府は全国人民代表大会と全国人民政治協商会議が終われば、まさに国内外の経済的問題解決…
国会議事堂の梟
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 国会が“通法府”という汚名を着せられた時代があった。青瓦台(大統領官邸)の指示を受けて行政府が注文する法案を通過させる下手人の役割を果たした。その時代に比べると国会の地位は蒼海(そ…
金正恩氏専用機の「搭乗者リスト」
旧ソ連・東欧共産党政権の歴史は“粛清の歴史”であった。独裁者は共産党内の潜在的な政敵を見つけ出し、監視、必要ならば粛清していった。スターリン時代の大粛清を想起するだけで十分だ。 問題は誰が潜在的なライバルと成り得るか…
日本抜きに安保なし
地球だより 先日、日本から客人があり、ソウルの戦争記念館に案内した。記者自身、数年ぶりの見学だったが、展示物がかなりアップグレードされていて驚いた。以前はおどろおどろしいろう人形が目立ったが、今はハイテクを駆使し、デザ…
米大使襲撃に見る韓国の苦悩
「親北反米」の暴挙再び リッパート駐韓米国大使がソウル市内で左派運動家の男に刃物で襲われ、大けがを負った事件は、一部の過激な親北反米主義者に韓国社会が振り回される現実を改めて浮き彫りにした。米韓分断を警戒する保守派と背…
「あり得ないこと」が多発する韓国
韓国の聯合ニュースによると、「朴槿恵大統領は6日、リッパート駐韓米国大使に対する襲撃事件について、『自由民主主義と平和を追求する韓国で米大使がテロを受けたことは韓国政府と国民に衝撃的な事件で、あり得ないことだ』と発言し…
駐韓米大使襲撃、親北反米主義を警戒せよ
リッパート駐韓米大使がソウル市内で左派系市民団体代表の男に襲撃され、大けがを負う事件が起きた。安全保障上、最も重要な関係にある国の大使が襲われるという前例のない事態に韓国社会は衝撃を受けている。 過去には日本大使も …
統一政策、まず目標を明確に
韓国紙セゲイルボ 成果見えず漂流の懸念も 「統一大当たり」を打ち出した政府の統一議論を見守りながら、政策の目標と手段に対する構想はあるのかとの疑問を消せない。議論は溢(あふ)れ出るのに、具体的成果が見えない現況は、統一…
閣僚人事聴聞会このままで良いのか
韓国紙セゲイルボ 朴槿恵(パククネ)政府の第2代国務総理として李完九(イワング)元セヌリ党院内代表が辛うじて国会承認を受けて就任した。 朴政府スタート以後、高位公職者総62人中、本人の疑惑で辞退したり、野党の反対を押…
春が近づく音
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 春が近づく音は静かだ。春の歌はかすかに聞こえてくる。深い山奥の穴蔵の軒に垂れた数十のつららは春雪が溶けるように溶け去り、大雪が降った後に餌を探して村まで下りてきていた獣たちも知らな…
帰化筆記試験の復活?
韓国紙セゲイルボ 米の言語サービスに学べ 米国女子プロゴルフ協会(LPGA)が選手たちの「英語使用義務化」を試みて諦めたことがある。「選手たちの効果的な疎通」を言い訳に、一定の英語水準を充足できない選手は試合出場を停止…
グローバルテロ対策でジレンマ抱える韓国
韓国紙セゲイルボ 仏風刺画週刊紙シャルリエブドへのテロ事件、デンマークのコペンハーゲンで発生した銃器乱射事件などの裏面には、宗教と表現の自由、キリスト教とイスラムの宗教対立と文化衝突、反ユダヤ主義など複合的葛藤がある。…
JPの死生観
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 夫が出掛ける間際に語った。「神の加護があればまた会えるだろう。そうでなければ銃殺された非常にぶざまな顔を見ることになる」。1961年、5・16軍事クーデター前日の朝だった。夫人は妊…
自衛隊との腕力比べ
地球だより 先日、韓国問題に詳しい日本の大学の先生と話していた時、「自衛隊と韓国軍の各個人の腕力はどちらが強いか」が話題になった。不謹慎な、とおしかりを受けるかもしれないが、決して日韓が戦火を交えるという話ではない。も…
韓国・朴槿恵政権発足から2年、記録的な低支持率で苦戦
内政では人事でつまずき 膠着続く対日・北 韓国の朴槿恵政権が25日で発足2年になる。当初は高い支持率を維持したが、大型事故への不手際や人事の失敗、青瓦台(大統領府)をめぐる疑惑などが重なり、支持率は見る見る急降下。外交…
「統一大当たり」と四面楚歌
韓国紙セゲイルボ 鍵握る人材登用と内部団結 「四面楚歌(そか)」は楚の覇王・項羽が垓下(今の安徽省)で劉邦の軍に包囲された時、劉邦の兵士が楚の歌を歌うことによって、項羽をして戦意を喪失せしめた逸話だ。今日、四面楚歌は朴…
真の韓国文化発信する劇場「圓覺社」の復元
韓国紙セゲイルボ 1990年代後半から始まった韓流ブームは韓国を全世界に知らせることに寄与した。ドラマ、Kポップなど文化コンテンツは中国や日本、欧州まで人気を呼んでいる。 しかし、これらは世界の口に合うように脚色され…
ビリに与える奨学金
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 ヨーロッパでは大学を“象牙の塔”という。「物欲と現実的な利害を離れて真理を探究する大学の学問世界が象牙のように清く孤高だ」という意味だ。19世紀フランスの批評家サントブーブがロマン…
金正恩氏が気にする「叔父の動向」
北朝鮮の故金正日総書記の誕生日に当たる2月16日、駐オーストリアの北朝鮮大使館を訪ねたが、夕方から大使館前の写真掲示板は閉鎖され、周辺は静まり返っていた。ただし、大使館の中庭には外交官公用車ベンツが7台駐車していたから…
外国人観光客1000万人時代の影 劇場内の案内放送は韓国語だけ
韓国紙セゲイルボ 6165万2158人。韓国法務部が発表した昨年の出入国者数だ。韓国全体の人口より多い。歴代最大値だという。この中で観光や訪問目的で韓国を訪れた外国人は1048万6992人。今や外国人観光客1000万人…
慰安婦問題で観測気球、日本政府関係者の話を解説
日本政府関係者の話を解説 日韓関係が悪化したまま膠着(こうちゃく)状態に陥っている。日本側からは積極的に改善に動き出そうとはしていないようにも見受けられる。対韓関係をしばらく放置しておこうという気配すら感じられる。 …