米大使襲撃に見る韓国の苦悩


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「親北反米」の暴挙再び

 リッパート駐韓米国大使がソウル市内で左派運動家の男に刃物で襲われ、大けがを負った事件は、一部の過激な親北反米主義者に韓国社会が振り回される現実を改めて浮き彫りにした。米韓分断を警戒する保守派と背後説に否定的な左派との陣営対立も見られる。(ソウル・上田勇実)

火種抱えた「大衆化時代」に

 容疑者の男は市民団体「ウリマダン(われわれの庭)独島守護」のキム・ギジョン代表(54)。犯行の際、今月から始まった米韓合同軍事演習を批判していたことから演習に抗議する政治的目的があったとみられている。


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