韓国・北朝鮮
韓半島の統一議論は「南北」から始めよ
韓国紙セゲイルボ 現在、韓国は複雑な対外問題を抱えている。同盟国米国そして日本との関係設定問題で困難に直面しており、さらに中国との関係がより一層複雑な複合方程式を突きつけている。 3日に抗日戦勝利記念式典への出席など…

大統領の椅子と家族
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「妻を私が捨てなければなりませんか。そうすれば大統領の資格があり、そのまま愛すれば大統領の資格がないというのですか」。2002年大統領選挙の与党候補を選ぶ予備選挙に立候補した盧武鉉…

正恩氏登場5年、恐怖政治は体制不安の裏返し
北朝鮮の最高指導者・金正恩第1書記が2010年9月の労働党代表者会に出席し、公の場に姿を現したことが国際社会に初めて確認されてから5年になる。極度の恐怖政治で表面的には独裁体制を維持しているが、権力固めはまだ終わってい…

韓国次官「北の核実験も排除できず」
韓国の朴槿恵大統領が3日、中国の北京で開催された抗日戦争勝利70周年式典と軍事パレードに出席したことに対して、日本や米国から批判の声が出たことは既に報じられてきたが、朴大統領の70周年式典と軍事パレード参加に不愉快な思…

CTBTO事務局長、北と昨年接触
北朝鮮は来月10日の労働党創建70周年前後にミサイル実験か4回目の核実験を実施するのではないかという噂が流れている。外電によると、北朝鮮の寧辺核関連施設にある黒鉛減速炉や再処理施設周辺で車両の動きが活発化しているという…

米国だけに寄り添えぬ韓国
韓国紙セゲイルボ 統一と韓朝米中「四国志演義」 「韓国が米軍の駐留をどれくらい容認するのか」―。カナダ日刊紙「ザ・グローブ&メール」で論客チャールズ・バートンは、中国の抗日戦勝利記念日閲兵式以後に起こる問題をこのように…

感動ない「光復70年」 無気力な国情を識者指摘
「70」という数字には特別な意味があるのだろうか。半世紀の「50」でもなく、一世紀の「100」でもない中途半端な数字だ。ところが、戦後70年は特別な年とされてしまった。 わが国では安倍晋三首相による「戦後70年談話」…

韓国識者の「嫌韓」分析 日本人「自信喪失」は浅い見方
反日そのまま触れたネット世代 日本の「嫌韓」の深刻さにようやく韓国が気付き始めたようだ。遅きに失した感もあるが厳しい現実に目を向けるのは必要なことである。ただ、残念なのは、嫌韓の理由をもっぱら日本に求めて、自ら顧みるこ…

社会を成熟させる“怒り”のエネルギー
韓国紙セゲイルボ 光復70年が流れた。韓国を見回せば“怒り”が広まった社会だ。瞬間的な怒りを堪えられずに爆発する「怒り調節障害」が随所で見られる。 ところで韓国社会の“怒り”がいつも否定的だったわけではない。時に肯定…

1ウォンの価値
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 直径17・20㍉、0・729㌘の銀白色の硬貨。他ならぬ1ウォンだ。市中に流通する効果の中で価値が一番低い。表には満開の無窮花(ムクゲ)模様が刻まれている。アルミニウムで造られ、風で…

危機はらむ二股外交
韓国は現在、米国と中国の狭間で二股路線をとって米中等距離外交を展開している。中国を味方にして北朝鮮への圧力(以夷制夷=夷を以て夷を制する)を通して南北統一の基盤を造成し、南北統一の主導権を確保するのが狙いだろう。9月3…

米で眺めた激変期の韓国外交
韓国紙セゲイルボ 「対米中日」で既得権認識に成果 8月には韓国を取り巻く情勢は激しく展開した。4日、北朝鮮の地雷挑発で始まった韓国政府の対北朝鮮拡声器放送の再開と、北朝鮮の戦争危機感造成で韓半島の状況が各国メディアの関…

地雷事件発生時、不在だった米軍の核心戦力
韓国紙セゲイルボ 非武装地帯(DMZ)での地雷事件で韓半島に軍事的緊張が高まっていた時、在韓米軍の核心戦力が不在だった。西太平洋を管轄する航空母艦ジョージ・ワシントンは長期修理のために米サンディエゴに行っていた。代わり…

民間外交の力
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 この間、“人生の第2幕”をウズベキスタンで始めたいといって、首都タシケントに向かって旅立った先輩がいる。定年とともに人生の第1幕を終えた先輩は、韓国国際協力団(KOICA)海外奉仕…

自殺大国・韓国が提示した課題
自殺者を出した家族を知っているが、残された家族も悩み続けるものだ。「もし、あの時、こうだったら……」といった思考から抜け出すことができず、その後の人生で同じ呟きを繰り返す。 予想されたことだが、経済協力開発機構(OE…

金第1書記の不安あらわ? 地雷事件から緊張続く南北関係
内部結束へ韓国を挑発 南北軍事境界線付近での地雷爆発事件に端を発した韓国と北朝鮮の軍事的緊張とその後の高官協議での合意に至る、8月に起こった一連の南北危機は終始、北朝鮮が何らかの必要性に迫られ慌てて動いたという印象を強…

北の「遺憾」表明で武力衝突回避
韓国紙セゲイルボ 一触即発から対話へ決断 4日、非武装地帯(DMZ)南側地域で発生した地雷爆発事故を契機に南北高官接触が行われ、4日間にわたる徹夜の交渉で武力衝突は回避された。この中で注目しなければならない部分は現在の…

“静かな外交”とは沈黙することではない
韓国紙セゲイルボ 日本は戦争中、軍需工場を運営した旧三菱鉱業に強制徴用された数万人の朝鮮半島の男性、挺身隊として強制労役をさせられた女性に対する適切な補償と謝罪を拒否している。 三菱が韓国民に謝罪や補償を拒否するのは…

不倫の風俗図
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 女性は男性より瞬発力が一歩勝っている。こんな笑い話がある。夫と妻が別々に浮気して、同じホテルで出くわした。びっくり仰天した夫は「あっ、おまえ!」と言ったきり、言葉が出なかった。する…

韓国は北の真意見極め対話を
北朝鮮が一方的に高めた軍事的緊張の解消に向けた韓国と北朝鮮による高官協議が、6項目の合意事項を発表し妥結した。これでひとまず南北間の軍事衝突など最悪の事態は回避される見通しとなり、断絶していた対話の糸口を見いだしたこと…

安倍談話と中国抗日戦勝式への参加
韓国紙セゲイルボ どう解く米中日“高次方程式” 安倍晋三首相による戦後70周年談話が「不明瞭な」謝罪に終わったことで、9月3日の中国抗日戦勝利70周年記念式出席をめぐる韓国政府の対応も複雑になった。安倍談話が歴代内閣の…

北朝鮮の対南非対称戦略に対応する方法
韓国紙セゲイルボ 4日、韓国側非武装地帯(DMZ)に北朝鮮が仕掛けた地雷が爆発し、韓国兵2人が大けがを負った。北朝鮮が何の目的で軍事挑発を繰り返しているのかを冷静に分析し、対応方案を講じなければならない。 北朝鮮は国…

サングラスと犯罪
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 1950年9月15日、仁川上陸作戦を指揮した艦上のダグラス・マッカーサー国連軍最高司令官、1961年5月18日、陸軍士官学校の生徒たちの5・16軍事革命支持デモを見守る朴正煕少将、…
