北朝鮮の対南非対称戦略に対応する方法


韓国紙セゲイルボ

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改修工事が完了した北朝鮮北西部の東倉里にあるミサイル発射場。エアバス社が7月21日に撮影(提供・米ジョンズ・ホプキンス大の
米韓研究所)(時事)

 4日、韓国側非武装地帯(DMZ)に北朝鮮が仕掛けた地雷が爆発し、韓国兵2人が大けがを負った。北朝鮮が何の目的で軍事挑発を繰り返しているのかを冷静に分析し、対応方案を講じなければならない。

 北朝鮮は国力面で韓国と格差が広がり、正面対決では圧倒できなくなると、核とミサイル、特殊戦部隊と長射程砲などの非対称手段を強化し、対南非対称戦略を駆使している。

 それなら、われわれは北の戦略にどのように対抗すべきか。軍事、経済、外交など多様な分野でわれわれの持つ強力な点を活用し、北朝鮮の弱点を攻略して、改革・開放の方向へ変化させられる非対称戦略を開発すべきだ。

 軍事的には遠距離精密打撃能力など先端戦力、堅固な韓米同盟など、強力な点が少なくない。来週から始まる米韓合同軍事演習で、韓米同盟下での強力な対北朝鮮態勢を見せつけ、北の軍事的挑発をこれ以上容認しないという決意を示すべきだ。

 周辺友好国との安定した外交関係、国際社会との緊密な連帯など、これまで積み重ねた外交力も非対称戦略資産だ。北の伝統的血盟だった中国と軍事分野でも戦略的パートナーとして協力関係を強化し、ロシアとも海上捜索救難訓練など非安保分野での協力を推進し、北政権の軍事的冒険主義を萎縮させる必要がある。

 これ以外にも世界10位圏の経済力など、われわれが持つ強力な点を活用して、北朝鮮を変化させる対北非対称戦略を国家安保次元で駆使しなければならない。

(朴栄濬〈パクヨンジュン〉国防大安保大学院教授・国際政治学、8月14日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。