米国だけに寄り添えぬ韓国


韓国紙セゲイルボ

統一と韓朝米中「四国志演義」

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3日、北京の天安門広場で行われた抗日戦勝70年記念式典に出席した各国・機関要人。(右から)中国の胡錦濤前国家主席、江沢民元国家主席、習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、韓国の朴槿恵大統領。左端は国連の潘基文事務総長(AFP=時事)

 「韓国が米軍の駐留をどれくらい容認するのか」―。カナダ日刊紙「ザ・グローブ&メール」で論客チャールズ・バートンは、中国の抗日戦勝利記念日閲兵式以後に起こる問題をこのように指摘した。閲兵式後、中国共産党機関紙環球時報(ウェブ版)はこのコラムを紹介して関心の高さを示している。

 中国指導部の歓待を受けた朴槿恵(パククネ)大統領がこれから中国と韓半島平和統一に対して議論する時、必然的に登場する懸案が在韓米軍問題だ。米軍が残りつつ、韓国主導の統一がなされる時、鴨緑江の中国境界に米軍が駐留する場合があり得る。また逆に韓国から米軍が撤収したり、統一韓半島から米軍が退く状況も考えられるだろう。

 韓半島統一は南北の当事者が解決する懸案だが、米国と中国という強大国の利害関係を考慮しないわけにはいかないのが現実だ。中国の古典小説「三国志演義」が魏・呉・蜀の三国統一の話ならば、今の韓半島統一は韓国、北朝鮮、米国、中国の「四国志演義」として展開する。

 2020年、小康(衣食住が豊かな生活)社会建設と太平洋を米国と共有しようとする中国は経済成長のためには韓半島情勢の安定が絶対的に必要である。習近平主席は常に韓半島の「自主的な平和統一」を主張するが、朴大統領はまず習主席に平和統一の主体は誰か、「自主的」とは何かを確認しなければならない。統一は南北が解決する問題であって、外勢介入はないという意味なのか、あるいは、在韓米軍撤収を念頭に置いたことなのかについてだ。

 在韓米軍を除く場合、北朝鮮に比べて劣勢な韓国軍にとって、その背後の230万中国人民解放軍の存在は常に脅威だ。韓国動乱では「抗米援朝戦争」という名目で「人民志援軍」を韓半島へ進撃させた。鴨緑江まで進軍した韓国軍は中共軍に押されて、統一を目前にして後退しなければならなかった。

 米国の反感は避けられないだろうが、韓国は米国にだけ寄り添うこともできない現実に直面している。過去、中国と国交正常化するために米国も韓国も台湾を捨てた。国益によって変わるのが、冷酷な国際関係だ。

 日本のメディアは北朝鮮情勢を考えれば安全保障の側面から韓米日連帯が重要だとし、朴大統領にバランスが取れた首脳外交を望むと助言もしている。

 遠く見えるが、統一は盗人のように突然訪ねてくる。大韓民国と韓民族の利益極大化から焦点をずらしてはならない。

(シン・ドンジュ北京特派員、9月7日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。