韓国・北朝鮮
韓国政府、“防疫ゴールデンタイム”逃す
韓国紙セゲイルボ 経済への大打撃を憂慮か 12月なのに街頭でクリスマスキャロルが聞こえない。点滅するイルミネーションとキラキラの飾りが付いたツリーも見られない。忘年会で賑(にぎ)わう飲食店も見つけ難い。わずか1年前には…
恫喝も虚勢も張れない金正恩氏
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 対米外交戦略が破綻か バイデン氏なら相手悪過ぎ 12月に入ると北朝鮮の冬の寒さは厳しさを増す。例年ならば(といっても20年以上も前のことだが)各地の協同農場での豊作を祝う決算分配のお祭…
秋美愛(チュミエ)法相のゴリ押し劇
レームダック化遅らす戦術? 月刊中央(12月号)は「政治と検察の“終末対決”」の記事を載せた。韓国政府与党の閣僚やスタッフが絡む事件を捜査する検察を、政権側が力でねじ伏せようとしている。その先頭に立つのは秋美愛(チュミ…
政治アイドルを崇拝する部族主義
韓国「97世代」の実像 文在寅政権のコンクリート支持層に 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領には“鉄板支持層”が付いている。「97世代」というのだそうだ。「1990年代に学生で、1970年代生まれ」の意味だ。現時点で言…
北朝鮮 正恩氏護衛で新組織
身辺不安で疑心暗鬼か 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、今年7月までに自身を護衛させる新しい3組織を立ち上げていたことが分かった。韓国公安筋が10日、本紙に明らかにした。国際社会による経済制裁の長期化や新型コロナウイル…
政府の大型マート規制で11万雇用喪失、オンライン時代に逆行
韓国紙セゲイルボ 韓国流通学会が最近発表した「政府の流通規制の影響」報告書によれば、大型マート1店舗の閉店で、直接間接の雇用減少人数が1374人に達することが分かった。大型マートの雇用人力と入店賃貸業者、納品業者など9…
半地下に住むワケー韓国から
地球だより カンヌ国際映画祭で韓国映画として初めて作品賞を受賞し、日本でも話題になった「パラサイト 半地下の家族」は、貧しい家族が裕福な家の家庭教師に招かれたことから物語が始まる格差をテーマにした映画だ。 主人公の家…
韓国・文政権 検事総長叩きエスカレート
不正追及恐れ懲戒圧力 大統領は退任後の安泰を心配か 韓国・文在寅政権が尹錫烈検事総長叩きをエスカレートさせている。文氏らが関わったとされる数々の不正疑惑の捜査で事実上の陣頭指揮に立つ尹氏を追い落とし、退任後の逮捕・起訴…
現代版“不老の薬”
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 徐市。徐福ともいう。琅邪の方士(神仙の術を身につけた道士)だ。琅邪は中国の山東省膠州湾地域の地名だ。斉の国に属した。彼は秦の始皇帝の信任が厚かった人物のようだ。天下を統一した始皇帝…
中国主導の「RCEP」がスタート、米がTPP復帰なら衝突も
韓国紙セゲイルボ 11月15日、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)が韓国をはじめとする15カ国の署名によって公式スタートした。インドの不参加にもかかわらず、15参加国が東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国をはじ…
空港の名前
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 私たちの人生で旅行の楽しみは格別だ。一大決心しなければ行けない海外旅行はまた特別だ。荷物を準備する時のときめきと訪問地の異国的な情緒・食事・天気まで…。帰ってきた後もしばらくの間は…
秋法相の“暴走” いつまで見守るのか
韓国紙セゲイルボ 文大統領は早急に決断下せ 秋美愛法務部長官(法相)は「検察改革」と「民主的統制」という言葉をしばしば使う。彼女は検察改革を名分として現政権と近い検事たちを要職に配置し、“時の権力”を捜査する検事たちを…
芸術分野にも及ぶ受験競争ー韓国から
地球だより あまり知られていないが、韓国人はアート好きだ。経済的ゆとりができたことが大きいと言われる。本来は「芸術の秋」を楽しむこの時期だが、今年はコロナ禍で展示会が相次ぎ中止に追い込まれた。それでも対面を避ける工夫が…
韓国 米朝仲介から日朝仲介へ?
金正恩氏の東京五輪招待に期待 拉致問題テコに北に接近 韓国の文在寅政権が来年の東京五輪・パラリンピックを舞台に拉致問題で関係が冷え込む日朝の仲介を果たそうと意欲を示している。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に訪日を説得し…
光化門広場の改造
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 光化門広場(朝鮮王朝の正宮・景福宮の正門・光化門前の広場)の「再構造化」は1990年代から論議され始めたソウル市の核心的な都市空間改善事業だ。当時、光化門前の歴史広場と世宗文化会館…
朴智元国情院長は外交長官なのか
韓国紙セゲイルボ 「文・菅宣言」提案も公開 朴智元(パクチウォン)国家情報院長は情報機関の長としては信じられないほど派手に日本を訪問した。異例なことに国情院長の海外訪問が出発前から露呈した。日本では面談後に囲み取材に応…
朝鮮時代に退行する韓国
日本留学が反民族行為? 最近、韓国の作家・趙(チョ)廷来(ジョンネ)が「日本に留学した者は民族反逆者だ」と発言して物議を醸している。趙は植民地解放から韓国動乱後までの時期を描いた長編小説『太白山脈』で知られる作家だ。 …
社会各層に浸透して空論で大衆を扇動
「運動経歴」ない日和見主義者が文政権の核心グループ 先月の本稿(10月17日付)で「青瓦台(韓国大統領府)の半数が運動圏出身」で「従北親中反日離米」政策を進めているが、そうはいっても、彼らが「北朝鮮の工作員」であり「北…
洪頭蛇尾
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 企画財政部(以下、企財部)は何回も名前を変えた。財政経済院、財政経済部…。名前が変わっても変わらないものがある。経済政策の青写真を描き、税制を司り、国の財政を運営するオーケストラの…
“バイデン時代”に直面する韓国の課題
韓国紙セゲイルボ 政策空白期に半島状況管理を 米国にジョー・バイデン時代が開かれた。ドナルド・トランプ大統領が選挙結果を受け入れていないが、トランプがこれほど奮戦したことも印象的だ。7000万人を超える有権者たちの票を…
「様」を付けずに大失敗ー韓国から
地球だより 韓国では「様」という敬称を付けて相手を呼ぶことが実に多い。どこにでもある飲食店の主に向かって客たちは「社長様」と呼ぶし、初対面の相手の肩書が分からない場合、とりあえず「先生様」と呼んだりする。呼ぶ側は相手を…
終わり告げるか平和演出、米大統領選後の朝鮮半島情勢
米大統領選で民主党候補のバイデン氏が「勝利」宣言した中、朝鮮半島情勢の行方にも関心が集まっている。トランプ米大統領の逆転の可能性が残ってはいるが、バイデン氏が大統領に就任するという事態になれば、トランプ氏と金正恩朝鮮労…
ウェルテル効果
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 女性お笑いタレントのパク・チソンが死んだ。母親と一緒に自殺したという。持病の日光アレルギー(光線過敏症)による皮膚病の悪化が動機として考えられているようだ。人々に豊かな笑いを与えて…