韓国・北朝鮮 rss

花闘(花札)

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「お前、身の丈すべて失った。どうか傷心しないでくれ。これからは泥棒のようにこっそり抜け出し行って、賭博の仲間に入るようなことはしないつもりだ。信じてくれ」。ロシアの大文豪、フョード…

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文大統領は「偏狭で傲慢な権力者」か

韓国紙セゲイルボ 秋長官疑惑無視し「公正」叫ぶ  唐の太宗李世民の時代は“貞観の治”として称賛される。「貞観政要」は以後、帝王の教本となった。そこを貫く主題は何だろうか。  「君主が英明なのは広く聞くためで、愚かなのは偏…

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PC配達サービスが登場ー韓国から

地球だより  若者を中心にオンラインゲーム好きが多い韓国には、街の至る所に「PC房(バン)」と呼ばれるネットカフェがある。その多くは雑居ビルの一角に陣取り、高性能コンピューターをズラリと並べて営業している。  料金はだい…

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南北共同宣言2年、うわべの平和に文氏執着

正恩氏はメッセージなし 韓国保守「片思いと幻想」  韓国の文在寅大統領は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談で平壌共同宣言に署名してから2年を迎え、平和実現への意志を改めて示した。だが、この2年で北朝鮮は完全非核化…

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南北共同宣言2年 成果なかったうわべの平和

 韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が平壌で行った両氏による3度目の首脳会談で、南北関係や北朝鮮非核化などをめぐり合意した平壌共同宣言に署名してから2年になる。  日本をはじめ国際社会は北朝鮮が核放棄を進…

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復元された水仁線

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「いつもぐらつくちびっこ列車の大きさは普通の汽車の半分ぐらいだ。通路をはさんで互いに向かい合って座るようになっているけれど、向かい側の人の息遣いが互いに感じられるといっても誇張では…

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菅首相の前に置かれた三つの岐路

韓国紙セゲイルボ 「小渕の道」か安倍継承か  1998年7月、参議院選挙惨敗の責任をとって橋本龍太郎首相が辞意を表明すると、米紙ニューヨークタイムズは後任に名前が挙がった小渕恵三を「彼は冷めたピザほどの魅力しかない」と評…

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「不動産問題」が命取りに

世論が離れ始めた文政権  韓国の文在寅大統領支持層は約30%と言われている。この周りに学生時代に左派思想の洗礼を受けた「86世代」(1980年代学生で60年代生まれ)が取り囲み、半分を超える支持率を保っていた。  それが…

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「不適応・差別」「郷愁」で再入北 脱北者が“地獄”に戻る理由

北の工作や文政権による送還も  命を懸けて北朝鮮を脱出し、韓国にたどり着き、ようやく定着したのに、北朝鮮に戻ってしまう人がいる。韓国統一部によれば「2012年以降、再入北した脱北者は28人」だ。しかし月刊朝鮮(9月号)は…

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オンマ・チャンス

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  ローマ教皇フランシスコはぴたりと当たる予言者だ。ちょうど1年前、教皇はアフリカの公開ミサでこう叫んだ。「善悪の判断基準として“家族”を掲げる時、特権と腐敗を正当化するわなに陥るよう…

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中国を知り、利用して守られる国益

韓国紙セゲイルボ 共に生きる術を身に付けよ  韓国社会で反中国感情がますます大きくなっている。THAAD(高高度防衛)ミサイル配備に対する報復へのわだかまりが今も残っているためだ。新型コロナウイルス感染症の拡大がこれにい…

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「ポスト安倍」期待よりも憂慮 韓国

菅氏優位で「強硬続く」 歴史認識で“品定め”  安倍晋三首相が辞意を表明して以降、韓国では「ポスト安倍」の行方に関心が集まっている。「右傾化を主導した」と見なしてきた安倍首相の辞任自体が日韓関係改善の契機になると期待する…

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社会的距離を取る難しさー韓国から

地球だより  ソウル中心部で行われた集会をきっかけに再び拡大してしまった新型コロナウイルスの感染。首都圏では感染防止に向け社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)を置く勧告段階が「2・5」に引き上げられた。と言っても厳密に…

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韓国 脅かされる表現の自由、「文氏は共産主義者」発言に有罪

 2013年、韓国で「文在寅は共産主義者(韓国では親北朝鮮主義者と同義)で、この人が大統領になればわが国が共産化されるのは時間の問題」と発言した元検察幹部が、大統領当選後に文氏から名誉毀損(きそん)で訴えられた裁判の控訴…

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ヘラクレスの棒

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  英雄ヘラクレスが道を歩いていると小さなリンゴを見つけた。取るに足らないリンゴが道をふさいでいると思って足でぽんと蹴った。リンゴは道の外に消えず、二倍に大きくなるのだった。怒ったヘラ…

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韓流ドラマは韓日関係改善に寄与するか

韓国紙セゲイルボ 「思考の二元化」現象の大きな壁  ドラマ「愛の不時着」が日本で人気だという。韓国のドラマ、芸能人、料理、文化などがまた日本で関心を呼んでおり、有力な新聞やテレビがこれを取り上げて“第4次韓流ブーム”と呼…

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GSOMIA 破棄は韓国の自害行為だ

 日韓が軍事機密を共有する際に不可欠な両国間の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)がひとまず延長されることになった。協定は1年ごとに自動更新され、破棄する場合には更新日の90日前までに通告しなければならないが、期限が来て…

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“稲妻”コロナ

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  新型コロナウイルスは稲妻より速い。“稲妻男”ウサイン・ボルトが一昨日、ベッドに横たわる動画をインスタグラムにアップし、「コロナの検査を受けて、自宅隔離中」だと伝えた。ジャマイカのマ…

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波紋呼ぶ北企業との物々交換構想、国連制裁対象のため計画撤回

韓国紙セゲイルボ  李仁栄統一部長官が、「物々交換形式の交易を通じて、南北交流協力の扉を開きたい」という野心に充ちた構想が最初から動揺している。韓国民間団体と物々交換をする相手方として名指しされた北朝鮮企業が国連安保理の…

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与正氏らに正恩氏の権限委譲説で臆測―韓国

妹の権威追認で関係改善 米朝修復の橋渡しも視野  韓国の情報機関、国家情報院(国情院)が国会での北朝鮮情勢報告で、金正恩朝鮮労働党委員長が妹の与正・党第1副部長らに一部権限を委譲する委任統治をしていると説明し、事の真偽よ…

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感染防止に効く「補薬」ー韓国から

地球だより  長い梅雨がようやく終わり、こちらも日本のように猛暑が続いている。この時期は夏バテ対策で漢方の文化に由来する「補薬」(=体調回復や滋養強壮の食べ物)を摂取する人が多い。日本でもよく知られるようになったサムゲタ…

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核保有に固執する金正恩氏

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 北の体制維持と身辺保護 コロナ感染を脱北者のせいに  金正恩朝鮮労働党委員長は強運の持ち主のようだ。世界中の指導者が中国・武漢発の新型コロナウイルス禍への対処に苦慮しているのに、金正恩委…

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熱帯夜の苦悩

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  屯芝山(トゥンジサン)はソウルの南山の地脈が漢江に流れ下る所にある小さな丘陵だ。高さは65㍍で、東氷庫と西氷庫(朝鮮王朝が設置運営した氷室)はその麓にある。蔵氷裙(チャンビングン)…

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