韓国・北朝鮮 rss

臨界点近づく対北軍事行動

 北朝鮮は12月24日、国連安全保障理事会の追加制裁に賛成した国々、つまり欧米諸国はもとより中国とロシアに対しても恫喝まがいの警告を行った。これは自滅を招きかねない危険過ぎる冒険である。  国際社会全体を敵に回す目的は、…

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平昌でも感じない“オリンピック熱気”

韓国紙セゲイルボ  京江線KTXに乗ってソウル駅から平昌冬季五輪会場に向かった。万鍾駅で残念な光景が広がっていた。線路脇に油類貯蔵タンクが立ち、軍事施設のようで緊張した。  屯内駅を過ぎて平昌駅に到着した。「歓迎、201…

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「仁川上陸」最後の参謀

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  作戦名「クロマイト」。朝鮮戦争の戦況を一気に逆転させた仁川上陸作戦のことだ。ダグラス・マッカーサー米極東軍司令官は1950年6月29日、漢江戦線を視察する時にこの作戦を構想したとい…

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“自画自賛外交”という情けない現実

中国要人との会食2回のみ  「易地思之(立場を替えて考える)」。大統領府高位関係者はこの四字熟語が13~16日、文在寅(ムンジェイン)大統領の訪中成果を圧縮的に表現していると言った。  それで立場を変えて考えてみた。習近…

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慰安婦合意検証、対日関係発展の意志あるのか

 いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり日韓両国政府が一昨年末に合意したことについて、その過程に問題がなかったか検証してきた韓国政府の作業部会が結果を発表した。予想通り合意にこぎ着けた朴槿恵前政権の交渉姿勢を問題視し、国際慣例上…

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慰安婦合意検証、前政権への「報復」だが国際社会の信用失う

解説  日韓「慰安婦」合意の検証を進めてきた韓国政府の作業部会が朴槿恵前政権の交渉姿勢に問題があったと結論付けたことで、日韓が共に未来志向に踏み出そうという合意の精神は色褪(あ)せる恐れが出てきた。政治決着を目指したこの…

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正恩氏にまた“消える”予言

地球だより  こちらでも年末恒例の「今年の10大ニュース」がマスコミ各社から発表され、断トツ1位は「国政介入事件による朴槿恵大統領の弾劾・罷免」だったが、記者が多少の私情を込めて選んだ「朝鮮半島10大ニュース」の1位は「…

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朝鮮半島2017年回顧 韓国左傾化、止まらぬ北の核暴走

かつてない安保リスク 日本の「北朝鮮嫌悪」強まる  2017年も朝鮮半島は激動の年だった。韓国では朴槿恵大統領の弾劾・罷免に伴い9年ぶりに左派政権が誕生し、北朝鮮では水爆とみられる核実験や各種弾道ミサイル発射など武力挑発…

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文政権が招いた外交惨事

 これまで中国が韓国を無視しなかったのは、韓国の背後に米国という心強い後ろ盾があったからである。しかし、韓国に親中・親北政権が登場すると、中国は韓国を見下し始めている。  文在寅大統領が13日、韓国を代表し「国賓」として…

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韓国への侮り見えた文大統領の中国訪問

韓国紙セゲイルボ  文在寅大統領の初めての中国国賓訪問は冷え込んでいた韓中関係を溶かすための呼び水という象徴的意味にもかかわらず、具体的な成果はなかった。北核問題が急変する最近の状況に鑑みれば、合意は原則を再確認する水準…

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芸能人の自殺

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「自殺と遠い距離にあると思われている芸能人の40%が自殺を考えたことがある」。映画女優のパク・ジニさんが2009年、社会福祉学の修士論文『演技者のストレスと憂鬱及び自殺の思いに関す…

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韓国は三流国家に転落したのか

韓国紙セゲイルボ 主体性なき人文学が背景に  性理学の最も大きな弱点は士農工商の秩序の中で衣食住と直接関連する職業従事者を蔑視し、「賎民」あるいは「中人」の扱いをしたところにある。社会の中産層である「常民」さえも自営でき…

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北朝鮮からの迷惑な送り物

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 漁船漂着はエンジン故障 工作員なら冬の日本海選ばす  日本の海と空へ北朝鮮からの迷惑な送り物が届いている。筆者が本紙(8月15日付)で「日本海にある好漁場・大和堆での北朝鮮漁船の違法操業…

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左派が牛耳る文在寅政権 歴史解釈の塗り替え図る

日本との条約、協定見直しも  韓国の文在寅(ムンジェイン)政権は学生運動出身者であふれている――。スキャンダルに見舞われた朴槿恵(パククネ)大統領を「ろうそくデモ」という場外乱闘で退陣に追い込み、その勢いをかって大統領の…

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ストロングマンの時代 指導力問われる文大統領

「朴正煕を見習う」とは言えず  朝鮮半島は歴史的に周辺を強大国に囲まれ、翻弄(ほんろう)されてきた。右顧左眄(うこさべん)しながら、大国をテコにして生存を確保する外交に終始せざるを得なかった。そうした地政学的条件が彼らの…

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慰安婦合意「問題点」指摘か 韓国政府作業部会

「癒し財団」理事また辞意  日韓懸案のいわゆる従軍慰安婦問題をめぐり「最終的、不可逆的解決」を確認した2015年12月の両政府間合意について、合意に至る過程に問題がなかったか検証してきた韓国外交部直属の合意検討作業部会が…

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韓中首脳会談で誤ったメッセージ与えるな

韓国紙セゲイルボ  文在寅大統領の訪中で重要なのは、北朝鮮の核問題解決に対する共感形成だ。両政府はひとまず北核問題の平和的解決を最終目標にする点で一致している。これを目標に中国が積極的に行動し、北朝鮮を交渉テーブルに導く…

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乾杯の掛け声

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  西洋の晩餐(ばんさん)では酒の入った杯を合わせ乾杯を叫ぶのが儀礼だ。ホストが乾杯の辞を述べた後に杯を上げて客たちが「チアーズ」、「ボトムズアップ」などの掛け声を叫ぶ。首脳間の公式晩…

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北核問題解決に向けた米の圧力

韓国紙セゲイルボ 中国の役割論には限界の声  北朝鮮の核・ミサイル問題の解決で、米国はなぜ中国にだけ圧力をかけるのか。北朝鮮を締めつける効果的で強力なカードが中国に最も多いからだ。国連の対北制裁も中国の強力な履行意思がな…

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ロシア帰化選手の本音

地球だより  韓国初の冬季五輪となる平昌冬季五輪まで余すところ約2カ月。否が応でも国民の関心が高まるところだが、なぜか高揚感はあまり感じられない。一丸となって成功を願ったあの「パルパル(韓国語で88の意)五輪」(=198…

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安保危機招く中国傾斜

 韓国の文在寅大統領は13日から中国を国賓訪問する。  北朝鮮の核問題の平和的解決や朝鮮半島での平和定着に向けた連携などを協議するとのことだが、中国は10月末、韓中両国が暫定合意した「3不」の立場を守るべきだと強調してい…

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北朝鮮対処で重要性増す韓国

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米中間で股裂き状態に 腰据え毅然とした対応を期待  文在寅韓国大統領が13日に初訪中し、習近平中国国家主席との首脳会談が行われると報じられている。中国はこのところ韓国への団体旅行を9カ月ぶり…

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韓国慰安婦本訴訟、2審逆転有罪は「世論迎合」

異議唱える学者・弁護士ら 元慰安婦の野次制止されず  いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり、韓国で「親日的だ」などと物議を醸した「帝国の慰安婦」(2013年出版)の著者、朴裕河・世宗大学教授が元慰安婦の名誉を傷つけたなどとして…

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