韓国・北朝鮮
夫唱婦随
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 鉄鋼王アンドリュー・カーネギーは 1901年、生涯築き上げた鉄鋼会社を処分して受け取った3億2465万㌦を慈善と寄付に使った。米国の富豪たちの寄付の伝統は彼が蒔いた種の結実であるわ…
中国にこそ学ばせたい「飲水思源」、韓国の歴史・文化、絶えず否定
韓国紙セゲイルボ 昨年10月、防弾少年団(BTS)が韓国動乱70周年と関連し「韓国と米国の苦難の歴史」と発言すると、中国人は韓国動乱参戦は「抗米援朝」だったと言い掛かりをつけた。韓国を奇襲した北朝鮮の侵略戦争であること…
サイバー人材養成する北朝鮮
米司法省は今月17日、世界各地の銀行や企業から計13億㌦超の現金や暗号資産を窃取しようとした北朝鮮の人民軍偵察総局傘下の「ラザルスグループ」所属のハッカー3人を起訴した。 昨年8月には、米連邦捜査局(FBI)などが国…
金正恩の違法な喫煙
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 北朝鮮の最高権力者、金正恩朝鮮労働党総書記はひどいヘビースモーカーだ。彼の喫煙は時と場所をわきまえない。地下鉄はもちろん、妊婦や幼児の前でもタバコの煙をぷくぷくふかす。2019年2…
李在明は有力な次期大統領候補なのか
韓国紙セゲイルボ 親文派に拒否感、第3候補も 李在明(イジェミョン)京畿道知事は最近、韓国の政治で最も論争的な人物だ。李知事の支持者たちは彼が率直な論理展開と推進力、議題を先取りする政治センスがあるとして“サイダー(の…
脆弱化した北朝鮮・金正恩体制
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 経済政策の失敗を認める 空念仏の「人民大衆第一主義」 北朝鮮の冬の寒さは厳しいと、前回も書いたが、この時期の朝鮮半島や中国東北部はいわゆる「三寒四温」がはっきりしている。「3日間耐える…
旧正月連休は針の筵ー韓国から
地球だより 旧暦1月1日を韓国では「ソルラル」と言って、陽暦の元旦より盛大に祝う習慣が今も続いている。今年は今月12日がその日だったが、元旦でもないのに新年のあいさつを交わすのは何年こちらに居ても慣れないものだ。 通…
仮想通貨の窃取に拍車、北サイバー攻撃
制裁やコロナで外貨不足 核・ミサイル開発の資金源に 北朝鮮がサイバー攻撃を通じた仮想通貨の窃取に拍車を掛けている。国際社会による制裁や新型コロナウイルスの感染防止に向けた中国との国境封鎖などに伴う外貨不足を補うのが狙い…
北を利する月城原発停止
高永喆の半島安保NOW 最近、文在寅政権の対北原子力発電所(原発)建設推進計画は「利敵行為」ではないかと大きな論争が起こっている。 発端は監査院による月城原発1号機(慶尚南道慶州市)の早期閉鎖に関する国政監査。この過…
安哲秀氏とは何者か
政権交代目指し保守と手を組む 韓国で選挙のたびに姿を現す人物がいる。安哲秀(アンチョルス)氏(58)だ。元ソウル大教授でベンチャー企業の創業者でもあり、過去2回大統領選に出馬したこともある。現在は国会議員ではないが、野…
朴槿恵氏、慰安婦合意の内幕
「支援・補償」を望んだ元慰安婦、「告げ口外交」で日韓双方に傷 朝鮮日報社が出す総合月刊誌月刊朝鮮(2月号)が2015年の日韓慰安婦合意に至る朴槿恵(パククネ)政権(当時)の対日戦略を記した資料を入手した。朴大統領は徹底…
北のサイバー攻撃、核資金遮断へ対策を急げ
国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会専門家パネルは今年の年次報告書で、北朝鮮が暗号資産(仮想通貨)取引所へのサイバー攻撃を通じ、2019年から20年11月までに計3億1640万㌦(約330億円)相当の仮想通貨を窃取した…
カカオ創業者の寄付
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「あなたが詩人なら、紙の中に浮かぶ雲を見なさい」。ベトナムの禅僧、ティク・ナット・ハンの言葉だ。法語は続く。「雲がなければ雨が降らず、雨が降らなければ気も育たない。木がなければ紙を…
文政権に“安保DNA”はあるのか
韓国紙セゲイルボ 平和唱える大統領、国民は無関心 「神様、わが軍隊をお守り下さい」。ジョー・バイデン米大統領の就任の辞の最後の一節だ。いや、軍が国民を守るべきで、国民の代表である大統領が軍を守って下さいとは。大統領の姿…
韓国国防白書 北の脅威を直視しているのか
韓国国防省が「2020国防白書」を発表した。北朝鮮の核や弾道ミサイルなど大量破壊兵器を「脅威」と位置付ける一方、北朝鮮の政権と軍を「敵」と明記せず、有事の軍事上の作戦統制権を能力も経験も不安視される韓国軍に移譲させるこ…
「現代」第1世代の遺産
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 鄭相永(チョンサンヨン)KCC(金剛高麗化学)名誉会長が他界した。名前に同じ「永」の字を持つ故鄭周永(チョンジュヨン)現代グループ名誉会長の末弟だ。長兄の鄭周永会長より21歳年下で…
ソウル・釜山市長補選控え批判合戦
韓国紙セゲイルボ “北風”“親日”国内選挙に利用 ソウル・釜山両市の市長補欠選挙を控えて、政界に時ならぬ“北風・日風”が吹いている。保守陣営では北朝鮮問題と理念の物差しを突きつけて進歩陣営を圧迫し、与党では野党を「親日…
再開発で消えた人情横丁ー 韓国から
地球だより 韓国版新幹線「KTX」の発着駅もあるソウル市内の再開発地区に移転してきた新聞社を知人の案内で見学させてもらった。ここは筆者が十数年前、特派員生活をスタートさせた時に社内に事務所を間借りした縁もあり、古い付き…
「慰安婦」解決を妨害か 韓国女性団体
日本賠償判決へ判事に圧力 いわゆる従軍慰安婦問題の解決が一向に進まない背景に女性団体の妨害活動があるという主張が韓国で公然となされ始めた。団体の幹部たちは問題解決を心底願っているのではなく、むしろ遅らせることで自分たち…
北朝鮮の原潜開発計画に思う
元統幕議長 杉山 蕃 周辺海域の監視網強化を 検討すべき対艦艇原潜の保有 北朝鮮の金正恩総書記は1月8日行われた第8回党大会で、戦略核兵器の一層の充実を謳(うた)い上げ、5年後には、潜水艦発射弾道弾(SLBM)搭載の原…
孟母三遷の教え
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 中国の聖賢、孟子の母は息子の教育のために共同墓地と市場の近所から、書堂(学官=学校)の近所へと3回も引っ越した。教育環境の重要性を強調した故事成語「孟母三遷之教」が出てきた背景だ。…
バイデン・スタイルと対北接近法、韓国政府は早期に交流強化を
韓国紙セゲイルボ 米国でバイデン新政権が発足した。バイデン大統領の視線は新型コロナウイルス感染症克服、経済回復、地球温暖化対応、移民法改革、テロ問題対応などに向かっている。民主党の上下両院での優位が2022年の中間選挙…
米新政権は北核へ厳しい対応を
トランプ前米大統領が民主党の不正選挙疑惑にもかかわらず政権委譲したのは、連邦議会が大統領選挙の選挙人集計でバイデン氏の勝利を確認したためである。しかしながら、中国共産党による米国分裂工作を見抜いて、それを回避する意図が…