連載
民意見誤った学生主導デモ
二極化する香港 識者インタビュー(3) 全国人民大会代表 呉秋北氏 中国の全国人民代表大会(全人代=国会)が今後、香港の法整備にどう関わるか、香港選出の全国人民大会代表(国会議員)、呉秋北・香港工会連合会理事長に聞いた…
「普選改革案否決」の責任とらぬ行政長官
二極化する香港 識者インタビュー(2) 公民党名誉主席・立法会議員 梁家傑氏 香港民主派を代表する公民党名誉主席の梁家傑(アラン・リョン)立法会議員に今後の香港政局の現状と課題について聞いた。 ――昨年8月末に全国人…
NYで出会った「天職」 草の根で米の左傾化を決意
再考 オバマの世界観(10) オバマ米大統領は、西海岸ロサンゼルスのオクシデンタル大学で2年間過ごした後、1981年にアイビーリーグ(東部の名門私立8大学)の一つ、ニューヨーク・マンハッタンのコロンビア大学に編入し、そ…
父母に捨てられた過去 孤独な思春期どう影響
再考 オバマの世界観(9) オバマ米大統領がケニア出身の父親を聖像化していたことは、自叙伝「私の父からの夢」からうかがえる。だが、私生活では実にひどい父親だった。 保守派評論家ディネシュ・デスーザ氏の著書「オバマのア…
ケニア人父からの夢 「反植民地主義」を継承?
再考 オバマの世界観(8) カンボジア元首相の息子で国際通貨基金(IMF)顧問などを務めたナランキリ・ティット氏は、ハワイ大学在学中、同じ留学生のオバマ米大統領の父バラク・オバマ・シニア氏とは国際政治などを語り合う間柄…
風変わりな祖父 娘と孫に過激教育受けさせる
再考 オバマの世界観(7) オバマ米大統領が小学生の時、共産主義者のフランク・マーシャル・デービス氏を紹介したのは、母方の祖父スタンリー・アーマー・ダナム氏だった。ダナム氏は風変わりな人物だったというのが専らの評価だ。…
尊厳を保った「普選改革案」否決
カトリック香港教区の陳日君枢機卿 本紙と単独会見 非民主的な手法に断固反対 カトリック香港教区名誉司教の陳日君枢機卿はこのほど世界日報との単独会見に応じ、香港の一国二制度の問題点や中国内の宗教弾圧、バチカンと中国の国交…
米国の価値観を激しく嫌悪
再考 オバマの世界観(6) ハワイの「赤い師匠」(下) オバマ米大統領の自叙伝「私の父からの夢」によると、オバマ氏が師と仰いだフランク・マーシャル・デービス氏と最後の会話を交わすのは、1979年、オクシデンタル大学入学…
ソ連の宣伝工作活動に従事
再考 オバマの世界観(5) ハワイの「赤い師匠」(上) オバマ米大統領が1995年に出版した自叙伝「私の父からの夢」には、このような人物が登場する。オバマ氏は初めて会った時の印象を「私はフランクおじさんに興味をそそられ…
大学時代の知人の証言 「マルクス主義を百パーセント信奉」
再考 オバマの世界観(4) オバマ米大統領は1979年、故郷ハワイを離れ、リベラルアーツ・カレッジの名門校であるロサンゼルスのオクシデンタル大学に入学する。 当時、オバマ氏がどのような学生だったのか、ほとんど知られて…
「例外主義」への背反 意図的な超大国の地位低下
再考 オバマの世界観(3) 丘の上の輝く町――。1989年1月の退任演説で、米国をこう形容したレーガン元大統領は、米国が自由を求める世界の人々に希望をもたらす偉大な国家であることを誇らしげに強調した。 「丘の上の町」…
「自己封じ込め」政策 根幹にあるのは自虐主義
再考 オバマの世界観(2) 「オバマ米大統領の政策は自己封じ込めだ」 ドイツを代表する週刊紙ツァイトの共同発行人ヨーゼフ・ヨッフェ氏は、5月11付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルへの寄稿でこう断じた。米国は第二…
「テロリストへの共感が欠如」
再考 オバマの世界観(1) オバマ米大統領の下で、世界における米国の指導力、影響力が急激に低下している。「世界の警察官」の役割を放棄し、国際問題への関与を減らす内向き姿勢が、中国やロシア、イラン、過激派組織「イスラム国…
大事にしたい「双子の国」
日韓国交正常化50年 識者に聞く(7) ソウル市立大学教授 鄭在貞氏(下) ――先日、朴政権になって初めて外相が訪日し、50周年記念行事には両国首脳がそれぞれの国で出席した。ただ、関係改善に対しては慎重な見方も多い。 …
「日本捨て中国接近」は誤解
日韓国交正常化50年 識者に聞く(6) ソウル市立大学教授 鄭在貞氏(上) ――ここ数年の日韓関係悪化の原因はどこにあると思うか。 歴史認識問題、独島(竹島の韓国名)をめぐる葛藤や対立などが爆発してしまった。本来これ…
「従北」隠し反日主張
日韓国交正常化50年 識者に聞く(5) 元駐広島韓国総領事 許徳行氏(下) ――日韓の外交官同士ではお互いに懸案などをめぐり話が通じたか。 実は通じることが多かった。韓国の外交官が海外へ行くと最も親しくなるのが日本の…
ポピュリズム強まる政治
日韓国交正常化50年 識者に聞く(4) 元駐広島韓国総領事 許徳行氏(中) ――反日政策を意識的に導入した盧武鉉政権から今日まで韓国の歴代大統領はポピュリズム(大衆迎合主義)的だという指摘があるが。 大統領個人の資質…
対日外交は原則より国益重視で
日韓国交正常化50年 識者に聞く(3) 元駐広島韓国総領事 許徳行氏(上) ――日韓国交からの50年を振り返ると、両国関係は山あり谷ありだった。どう評価するか。 韓国側としては過去清算で満足したとは言えなかったが、光…
日韓連携はアジア平和の礎
日韓国交正常化50年 識者に聞く(2) 衛藤征士郎衆議院議員(下) ――交流を通して慰安婦問題や竹島問題、歴史認識など様々な懸案の解決策を見いだせるのか。 できると思うが、日本と韓国の政治風土が違う。日本は議院内閣制…
交流テーブル作りから
日韓国交正常化50年 識者に聞く(1) 衛藤征士郎衆議院議員(上) 日韓国交正常化を実現した日韓基本条約が調印されて、きょうで50周年を迎える。この50年間の両国の目覚ましい発展とは裏腹に、両国関係はかつてなく冷え込み…
米国視野に動く北朝鮮
どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年(6) 今週、改めて発足した自由民主党拉致問題対策本部の「対北朝鮮措置シミュレーションチーム」は、新たな制裁内容を議論し、来月にも政府への提言書をまとめる。拉致被害者、横田め…
台頭するか自衛隊出動論
どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年(5) 20XX年、平壌で騒乱が発生し、北朝鮮は無政府状態に陥った。北朝鮮の安定化と人権保護に向けた国連決議を受け、米国を中心とする多国籍軍が平和構築活動を開始。わが国では憲…
錯綜する韓国発「生死」情報
どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年(4) 昨年10月末、膠着(こうちゃく)状態に陥り始めた拉致問題をめぐる日朝交渉が中断されるという最悪のケースを回避し、事態打開を模索するため日本政府代表団が平壌を訪れ、「拉…