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士気低下する米軍 リベラルな政策を押し付け

再考 オバマの世界観(24)  米軍がオバマ政権下で苦しんでいるのは、国防費の大幅削減による戦力低下だけではない。士気やモラルも著しく低下している。  「兵士たちの目には、オバマ大統領は戦争に勝つことよりも、政治課題の押…

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国防費の強制削減 惨事ではなく業績と認識か

再考 オバマの世界観(23)  米国の超大国の地位を支える米軍が、急激な戦力低下を強いられている。その元凶となっているのが、2013年に発動された大規模な強制歳出削減だ。  下院軍事委員会のランディー・フォーブス海軍力・…

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中国の動向 心の拠り所求める指導者たち

香港誌「前哨」編集長 劉 達文氏に聞く(上)  中国の習近平政権は汚職取り締まりを断行するため、江沢民派の周永康氏が無期懲役となり、胡錦濤派の令計画氏が拘束されるなど、習近平総書記の求心力が強まる一方、江沢民派、胡錦濤派…

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大手メディアの「偏愛」 過激な過去を追及せず

再考 オバマの世界観(22)  2008年米大統領選投票日の数日前、テレビ番組で著名なベテランジャーナリストのトム・ブロコー氏(NBCテレビ)とチャーリー・ローズ氏(PBSテレビ)が、次期大統領に選出される見通しのオバマ…

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反米牧師との師弟関係 黒人解放神学に惹かれる

再考 オバマの世界観(21)  2001年9月11日の米同時テロから最初に迎えた日曜日。前代未聞のテロの衝撃が全米を覆う中、シカゴのある教会では、米国はテロ攻撃を受けるに値する邪悪な国家だと説く一人の黒人牧師の姿があった…

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元テロリストとの蜜月 過激な左翼教育を推進

再考 オバマの世界観(20)  「私は爆弾を仕掛けたことを後悔していない。我々はやり足りなかったと感じている」  2001年9月11日付のニューヨーク・タイムズ紙に、こう語るある男の特集記事が掲載された。その男の名はビル…

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ミシェル夫人の過去 反米・反白人学生組織に所属

再考 オバマの世界観(19)  バレリー・ジャレット米大統領上級顧問と共に、オバマ大統領がシカゴで出会ったもう一人の「女性同志」がミシェル・オバマ夫人だ。  オバマ氏がミシェル夫人に初めて会ったのは1989年。当時、ハー…

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腹心ジャレット氏 左翼思想のルーツに共通点

再考 オバマの世界観(16)  オバマ米大統領は1991年にハーバード大学ロースクールを修了した後、コミュニティー・オーガナイザーとして3年間働いたシカゴに戻る。生まれ故郷のハワイから遠く離れ、家族や親戚のいないシカゴを…

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ACORNの闇(下) 左翼第三政党に入党

再考 オバマの世界観(17)  民主党と共和党の二大政党制である米国で、大統領候補が社会主義を志向する第三政党に所属していたことが発覚したらどうなるだろうか。そのような怪しげな過去は、穏健派や無党派層を遠ざけ、大統領選の…

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再選困難な香港行政長官

二極化する香港 識者インタビュー(11) 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏(下)  ――2017年の香港行政長官選挙に出馬する有力候補は誰か。  6月29日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバー57カ国による設…

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ACORNの闇(中) 大規模な不正有権者登録

再考 オバマの世界観(16)  2008年米大統領選で、過激な左翼団体「即時改革のためのコミュニティー組織協会(ACORN)」の無法ぶりを世に知らしめたのが、有権者登録活動での大規模かつ組織的な不正行為だ。ACORNは2…

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ACORNの闇(上) 金融危機に間接的に加担

再考 オバマの世界観(15)  2008年米大統領選は、9月にリーマン・ショックが発生するまでは大接戦だった。だが、一気に深刻化した金融危機は、与党共和党候補のジョン・マケイン上院議員に猛烈な逆風となる。これでリードを広…

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反政府急進派、住民から遊離

二極化する香港 識者インタビュー(9) 親中派団体「愛港之声」代表 高達斌氏 (下)  ――結果的に梁振英行政長官が残り2年を続けるだけでなく、17年の行政長官選挙で再選もあり得るか。  梁振英行政長官は残り任期2年が終…

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もう1人のアリンスキー信者 直接交流重ねたヒラリー氏

再考 オバマの世界観(14)  米国の政界にはオバマ大統領の他に、極左活動家ソウル・アリンスキー氏から大きな影響を受けた大物政治家がもう1人いる。2016年大統領選の民主党最有力候補ヒラリー・クリントン前国務長官である。…

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返還18周年の香港、政局多難

民主化デモ激減、基本法修正も  英国領から1997年7月1日に中国への主権を回復した香港は、7月1日、返還18周年を迎え、記念式典や記念イベントが盛大に行われる一方、中央政府の提出した普通選挙改正案を立法会(議会=70議…

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中央の支援で住宅問題解決も

二極化する香港 識者インタビュー(8) 親中派団体「愛港之声」代表 高達斌氏(上)  親中派の民間組織「愛港之声」の高達斌(パトリック・コ)主席に香港政局の現状と未来について聞いた。 (聞き手=香港・深川耕治、写真も) …

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活動家から政治家へ オルグ戦術を選挙に応用

再考 オバマの世界観(13)  オバマ米大統領は1985年からシカゴでコミュニティー・オーガナイザー(CO)として働き始め、職業訓練センターの誘致や公営住宅のアスベスト撤去などに取り組んだ。このことは自叙伝「私の父からの…

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香港は連邦制になるのが良い

二極化する香港 識者インタビュー(7) 「社会民主連戦」主席・立法会議員 梁国雄氏(下)  ――学生主導の雨傘革命運動は中途挫折し、主導した学生団体は分裂の危機に直面している。成功しなかった原因は何か。  日本でも196…

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隠された革命家の素顔 手本は堕天使ルシファー

再考 オバマの世界観(12)  本の著者は、家族や友人ら愛する存在に献辞を記すのが一般的だ。だが、オバマ米大統領に大きな影響を与えたシカゴの極左活動家ソウル・アリンスキー氏は、1972年に急死する1年前に出版した「過激派…

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中国支配強化が反発招く

二極化する香港 識者インタビュー(6) 「社会民主連戦」主席・立法会議員 梁国雄氏(上)  急進民主派である社会民主連戦の梁国雄立法会議員に香港政局の現状と中国の影響について聞いた。(聞き手=香港・深川耕治、写真も)  …

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コミュニティー・オーガナイザー、アリンスキー理論を実践

再考 オバマの世界観(11)  2008年8月、米デンバーで開催された民主党全国大会で、当時、上院議員だったオバマ氏が大統領候補指名受諾演説を行ったその3日後、ボストン・グローブ紙にマサチューセッツ州に住むある男性の投書…

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来秋の立法会選挙が天王山

二極化する香港 識者インタビュー(5) 民間団体「保普選反暴力」大連盟代表 周融氏  香港最大の親中派民間団体「保普選反暴力」大連盟の周融代表に香港政局の現状と未来について聞いた。 (聞き手=香港・深川耕治、写真も)  …

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親中派の投票失態、選挙で審判

二極化する香港 識者インタビュー(4) 香港民主党副主席・立法会議員 何俊仁氏  香港の民主派政党・民主党副主席(前主席)の何俊仁立法会議員に香港の民主化動向について聞いた。  ――毎年恒例となった7月1日の民主化デモは…

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