連載
日韓「慰安婦」合意 野党・市民団体、「破棄」に勢い
弾劾の波紋 漂流する韓国政治(下) 「朴槿恵が弾劾され韓日合意を破棄する道が開かれました」 15日、在ソウル日本大使館前の慰安婦像を囲み毎週水曜日に行われている反日デモ集会で主催者、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)…
次期大統領選、文在寅氏ら「親北」左派の祭りか
弾劾の波紋 漂流する韓国政治(中) 被疑者:検事さん! もうすぐ共産主義社会が到来します。そうなったら私が検事さんを審判することになるでしょう。 担当検事:今は自由民主主義体制であり私はそれを守る義務がある検事である…
弾劾の波紋 拒む朴氏、保守亀裂に拍車
弾劾の波紋 漂流する韓国政治(上) 憲法裁の“政治的判断” 国政介入事件に関する韓国憲法裁判所の朴槿恵大統領弾劾判決を受け、韓国では憲法裁の政治的中立性に改めて疑問を投げ掛ける声が上がり、近く実施される次期大統領選に向…
ロシアの戦略目標、米民主主義への不信を助長
米軍再建への課題-元上級将校の提言(4) F・ブリードラブ元欧州連合軍最高司令官 今回の大統領選は国内に分断を招いたが、ロシアとの関係についてしっかりした議論が行われるという、いい点もあった。 言うまでもなく、ロシア…
デジタル兵器、小さなエラー挿入で無力化も
米軍再建への課題-元上級将校の提言(3) A・ホール陸軍サイバー研究所所長 2002年、韓国、昇格したばかりの少尉は、自身が率いる大隊の初めての実弾訓練があっという間に大混乱となる光景を目の当たりにした。 大隊の18…
ISが31カ国に拡散、情報版マンハッタン計画を
米軍再建への課題-元上級将校の提言(2) ブルース・ローラー退役陸軍少将 クラウゼウィッツは、戦争とは他の手段による政治だと指摘した。暴力と死を伴う戦争は、従来の政治的、外交的手段で国が守れなくなった時のための最終手段…
米軍再建への課題 失われる優位
米軍再建への課題-元上級将校の提言(1) カーター・ハム退役陸軍大将 自動的な歳出削減撤廃が不可欠 米国防費の一方的削減を続けたオバマ前政権とは対照的に、トランプ大統領は国防費の大幅増額を約束している。米紙ワシントン・…
米国第一主義と日本、同盟の本質直視する機会に
トランプ政権始動(5) 「米国第一主義」を掲げるドナルド・トランプ米大統領の就任を受け、日本では日米関係の先行きを悲観する見方が強い。トランプ氏が早速、環太平洋連携協定(TPP)からの離脱を決めたことも、その印象を一段…
「米国第一」の経済政策、米企業の競争力に悪影響も
トランプ政権始動(4) トランプ米大統領は20日の就任演説で、「きょうから新たなビジョンがこの地を支配する。これからは米国第一の方針だけだ」と、米国第一主義を打ち出した。米国第一主義が最も顕著に具現化されるのは経済政策…
対中国・北朝鮮政策、制裁と軍事プレゼンス強化へ
トランプ政権始動(3) 「アジア・ピボット(基軸移動)」「リバランス(再均衡)」などの政策を打ち出したオバマ前大統領だったが、ここ8年で東アジアの安全保障環境は一段と悪化した。 この状況にワシントン・ポスト紙は「中国…
改革期待する米国民、成否は共和党との関係次第
トランプ政権始動(2) 米国社会の「分断」を抱えたまま船出するトランプ大統領の政権運営は、厳しいものになる――。米メディアのみならず、日本でもこうした声は多い。各種世論調査の支持率は40%前後で、就任直前の大統領として…
トランプ政権始動、「予想外」の保守路線
トランプ政権始動(1) 「第2のレーガン」となるか ドナルド・トランプ新米大統領の就任でついに幕を開けた「トランプ時代」の行方を展望する。(ワシントン・早川俊行) トランプ氏が大統領選で事前予想を覆し勝利したことは大…
トランプ氏と中国、「関与」から「競争」の時代に
2017激動の世界を読む(14) 米ジョージ・メイソン大学教授 コリン・デュエック氏(下) トランプ次期米大統領は、台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行い、「一つの中国」原則にも縛られない姿勢を示した。トランプ氏の対中国…
トランプ外交、中東政策再構築へ対露接近
2017激動の世界を読む(13) 米ジョージ・メイソン大学教授 コリン・デュエック氏(上) トランプ次期米大統領の外交政策は、オバマ大統領と比べどう変わるか。 オバマ氏は内政目標の実現を優先するため、海外における米軍プ…
暴力否定・差別撤廃の新宗教令を
アルアハラム政治戦略研究所研究員モハメド・F・ファラハト氏(下) トランプ次期米大統領はイランと西側との核合意を再考すると語ったが、どう評価する。 彼の最近の数カ月間の声明などを通じて理解しようとするなら、米国の中東政…
オバマ中東政策、同胞団をイスラム穏健派と誤認
アルアハラム政治戦略研究所研究員モハメド・F・ファラハト氏(上) オバマ米大統領の中東政策をどう評価する? 第一に、アラブの春運動を捉え、中東諸国の政権を変えようとした。リビアでカダフィ政権を打倒したが、同時にリビアの…
習政権の実態は習王政権
評論家 石 平氏(下) 1年前のインタビューでは、最後に笑うのは胡錦濤氏という話だった。反腐敗をてこにした権力闘争で、習近平総書記の江沢民派一掃に手を貸した胡氏が政治の主導権を握るというシナリオだったが、現状はどうか。 …
米中関係、本格的な対決の時代に
評論家 石 平氏(上) トランプ氏は20日に米大統領に就任する。トランプ政権下の米中関係はどうなるのか。 本格的な対決の時代に入るのではないか。当選以後、トランプ氏の一連の行動や言動を見ると、本気で戦おうとしている相手…
86歳不破氏の去就にも注目
どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点(4) 「知的後退が見られる」 元共産党書記局長代行 筆坂秀世氏に聞く 党執行部の体制を見ると、よほどのことがない限り、志位氏が委員長ということでこれから10年、20年いくのか…
独裁国家・中国、世界制覇の危険性認識せよ
2017激動の世界を読む(8) 東京福祉大学国際交流センター長 遠藤誉氏 今年、注目されるのは米中関係だが、米大統領就任式後、中国が仕掛けてくるシナリオをどう読むのか。 米中は厳しい緊張関係に入るだろう。シナリオは中国…
志位報告が原因で安保無策に
どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点(3) 「対中」で不破氏の顔に泥 元共産党書記局長代行 筆坂秀世氏に聞く 中国に対してかなり厳しい大会決議案となっているが、対中国はどうなっていくか。 これはある意味画期的だ…
北朝鮮の非核化、米の中国圧迫カードが鍵
2017激動の世界を読む(7) 元韓国青瓦台外交安保首席秘書官 千英宇氏(下) 金正恩体制は中長期化するだろうか。 カギを握るのは米次期大統領のトランプ氏が、北朝鮮の非核化のためにどのくらい多くのカードを動員するかだ。…
共通公約作りが落しどころ 小沢一郎氏が知恵付け
どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点(2) 元共産党書記局長代行 筆坂秀世氏に聞く 蓮舫、野田執行部は、民共共闘で一歩引いている印象だが、最終的にはまとまると。 僕はそう思う。昨年10月の衆院補選でも民進党は共…