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福島の漁業復活へ漁場開放を

東京財団上席研究員 小松 正之 地元への陸揚げで活性化 魚介類、既に安全な水準に  東日本大震災と福島第1原子力発電所の事故が起きたのは2011年3月11日であった。それから大量のセシウム134や137などの放射性汚染物…

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トランプ米大統領の豹変

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 目玉政策の失敗で学習 「大人の枢軸」の提言を採用  トランプ米大統領が大統領選挙勝利につながった公約も含め次々と、それも激しく国内外問題への姿勢をひっくり返し…

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米韓合同演習と北朝鮮の反応

元統幕議長 杉山 蕃 反撃能力殲滅可能な米軍 先制攻撃の理由与えられぬ北  今年の米韓軍事演習は例年通り行われたが、米国新大統領の強硬な発言、北朝鮮の数度にわたるミサイル発射、核実験準備と挑発的宣言が例年を超える緊張をも…

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積極的平和主義と不戦の誓い

軍事評論家 竹田 五郎 自衛戦争禁じぬ不戦条約 国連は集団安保で平和維持  昨年12月27日、安倍総理とオバマ米大統領は真珠湾を訪れ、アリゾナ記念館で挙行された、日本海軍の奇襲による犠牲者の慰霊祭に出席し、慰霊の誠を捧(…

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ロシア革命100周年に思う

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 知性・教養の土台を破壊 「現在」の根源は先人の創造力  革命とは権力体制や組織構造の抜本的変革が比較的短期間のうちに行われることを意味することばであるから、人…

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「平成の市町村合併」の功罪

拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長 濱口 和久 防災・危機管理力が低下 教訓とすべき石巻のケース  平成11(1999)年から始まった「平成の市町村合併」により、市町村数は3229から1718…

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混迷の世相を生き抜く知恵

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 過去追わず将来憂えず 『菜根譚』に学ぶ心の処方箋  昨今の暖衣飽食の世相にあって、人々の関心は物質的・経済的な豊かさの追求に満足感を追い求め、その結果、生活は便利で効率的になり、多…

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不人気な米民主党とメディア<English付>

エルドリッヂ研究所所長、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ トランプ氏より低支持率 国民と分断された党指導者  世論調査は完全に信頼できる指標ではないと言われる。質問の内容、調査するスポンサーの意向などの影響を受ける…

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反ユダヤ騒動の意外な顛末

獨協大学教授 佐藤 唯行 犯人は同胞、指導層困惑 白人極右は敵対から協力へ  欧米のユダヤ人集住地区にはユダヤ地域センターという施設が地元ユダヤ人により運営されている。保育所・幼稚園等を併設しユダヤ系住民の共同体生活に便…

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深刻化する北の核・ミサイル

日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 対日韓報復招く限定攻撃 制裁強化へ一層の対中圧力を  北朝鮮をめぐるニュースは日本の新聞、テレビに登場しない日はないといってよい。そのうちでも、日本の安全保障にとって、最も深刻な…

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緩やかに立ち直る内外需

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 マイナス金利の効果ジワリ 懸念材料はトランプ効果失速  政府の景気基準日付によれば、日本の景気は、2012年11月に底を打って、今月まで53カ月上昇していることになる。これ…

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中国の思惑外れた米中会談

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米シリア攻撃で影薄く 「対北」「貿易」で課題背負う  習近平中国国家主席が公式訪米した米中首脳会談は、4月6、7日にわたって米フロリダ州のトランプ米大統領の別荘で行われたが、実り少ない結果に…

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少産多死社会を迎える日本

名寄市立大学教授 加藤 隆 多層的死生観の回復を 「生きる力の育成」が可能に  多面的なデータの分析によって、これからの社会の在りようが予測できる時代になった。たとえば、国立人口問題研究所の統計によると、日本の出生数は1…

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金正男氏暗殺劇の背景

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 動機はコンプレックス 正恩氏に“白頭の血統”の呪縛  かつて北朝鮮を「ならず者国家」と糾弾したのはアメリカの大統領であったが、北朝鮮はこともあろうに2月13日にマレーシアのクアラルンプー…

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「スマホ1日6時間」の衝撃

平成国際大学教授 浅野 和生 青少年の日常生活に支障 用時間抑制に蛮勇を揮え  アップル社のiPhoneが日本で発売されたのは2007年7月、あれから今年で10年になる。Androidのスマートフォンは、それより2年ほど…

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蜜源抱え田舎より蜜採れる

12年目の銀座ミツバチプロジェクト NPO銀座ミツバチプロジェクト理事長 田中淳夫氏に聞く  平成18年3月28日(ミツバチの日)、東京・銀座のビル屋上で養蜂を行うプロジェクトが始まった。都市と自然環境との共生を目指した…

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「ソ連消滅」悲しむロシア人

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 「貧しさ、無秩序」恥じる 世論調査に見る国民の本音  共産党支配のソ連時代と今のロシアと大きく違う点は、イデオロギーにとらわれない世論調査が複数の調査機関で実施され、その結果が国民の思考…

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韓国はTHAAD配備是認を

元統幕議長 杉山 蕃 進路選択迫る大統領選 非難されるべき中国の干渉  韓国への高高度防衛ミサイル(THAAD)の搬入が進んでいるようである。インターネットでは、米軍輸送機による在韓米空軍基地へのTHAAD到着の模様が動…

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国家自ら憲法守らぬ中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 法整備より順法精神を 英雄尊ぶ法、日本にこそ必要  中国政府は3月初旬、全国人民代表大会を開催し、幾つかの新しい法律を制定した。特に注目すべきは国の英雄たちや殉教者の名誉を…

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外交力を破壊する米大統領

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき ハードパワーのみ重視 あまりに影が薄い国務長官  エクソン・モービルの元最高経営者であったレックス・ティラーソン氏は大物国務長官になり、マティス国防長官ととも…

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EUとの対立深めるトルコ

日本大学名誉教授 小林 宏晨 集会禁止措置に猛反発 シリア難民引き取り拒否も  トルコでは、従来の議会制民主体制を大統領制政治体制に変更し、大統領の権限を大幅に強化する憲法改正を目指す国民投票が4月16日に予定されている…

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日本食のルーツは雲南に?!

歴史家 金子 民雄 茶と梅とコメの原産地 和食代表する梅干し茶漬け  最近よく聞くことは、日本に来た外国人が日本の風景を楽しむ他に、その風俗習慣というか、特に日本の食生活に関心を持ち、それが好きになったという話である。 …

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受動喫煙防止法の制定を

弁護士 秋山 昭八 分煙でなく原則禁煙に 残留した煙への対策も必要  オリンピックを前にして訪日外国人に対する受動喫煙対策に端を発し、飲食店における受動喫煙対策による中小飲食店に対する営業妨害が問題とされている。  筆者…

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