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学テ活用論に宗旨替え?発表の遅れを「学習改善に影響」と叱る朝日

◆根を張る「平等主義」  「オール3事件」というのが1970年代にあった。東京都下の小学教師が5段階評価は「不平等」として児童の通信簿をオール3とした。これには競争に批判的な日教組教師らの喝采を博した。  この「平等教育…

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世界的な人口構成の変遷と世界経済予測を特集するエコノミスト

◆続く就活売り手市場  わが国において人口減少が大きな問題となっている。ある民間調査機関は、近い将来、かなりの数の自治体が消滅するという衝撃的な報告を行ったのは記憶に新しい。人口減少の影響は、労働市場にも影響を与えている…

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LGBTへの「嫌悪感」に「意外」と驚くNHKハートネットTVの独善性

◆耳慣れぬカタカナ語  6日放送の「ハートネットTV」(NHKEテレ)のテーマは「LGBTとアウティング」だった。性的少数者の当事者が自ら望んで性的指向や性自認を告白することは「カミングアウト」と呼ぶ。  これに対して、…

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新電力の廃炉費用負担を「筋違い」とする毎日に乏しい「公益」の視点

◆新電力の責務説く産  経済産業省が、原発の廃炉費用の負担について、電力自由化で新規参入した新電力にもその一部を求める案を示した。  これは同省の小委員会が、自由化が始まった電力市場の競争促進策について始めた議論の一つな…

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改憲で朝毎と同様の自民草案撤回論を主張する日経に欠落する家庭観

◆家庭教育重視の伝統  かつて新渡戸稲造は、ベルギーの法学者ド・ラヴレーから「貴国の学校に宗教教育はないのですか」と問われ、「ありません」と答えた。すると彼は驚いて「宗教なし!ではどうやって道徳教育をするのですか」と聞か…

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豊洲新市場の地下空間問題で過熱する報道・世論に水を掛ける新潮

◆制御不能の大騒ぎに  豊洲新市場で基準値を超えるベンゼンとヒ素が検出されたことで、蜂の巣をつついたような騒ぎとなっている。移転に反対する業者は、「東京都はわれわれにベンゼンなどで汚染された魚を提供させようとしているのか…

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シリア停戦の崩壊に着目した「サンモニ」の批判は非人道兵器まで

◆国連で米露非難合戦  シリア停戦合意が崩壊した。このテーマを先週日曜(9・25)のTBS「サンデーモーニング」は冒頭で触れていた。9月12日から停戦に入ったシリア北部の都市アレッポの公園で遊ぶ14日時点の子供たちの様子…

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首相の所信表明演説/与野党に幅広い合意形成への努力求めた読売

◆並々ならぬ覚悟示す  「『この道を、力強く、前へ』 これが、選挙で示された国民の意思であります。安定的な政治基盤の上に、しっかりと結果を出していく。国民の負託に応えていく決意であります」  安倍晋三首相は第192臨時国…

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相対的貧困を「貧困」と煽り立てる報道にマルクス主義が滲む朝日など

◆大正と比較に違和感  『日本残酷物語』。平凡社ライブラリーにこんなタイトルの全5巻シリーズがある。初版は1959年で、民俗学者の宮本常一や作家の山本周五郎が約50編のノンフィクションを監修している。第5巻「近代の暗黒」…

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現代技術の盲点を書き切れていないNW日本版「リチウム電池」事故

◆発火のリスク抱える  たかが電池、されど電池…の話題。ボルタの電池が発明されて以来、営々と続けられた電池開発は、今や最新の化学知識と技術が凝縮され製品化され、一大産業に膨れ上がろうとしている。そのトップランナーの一つが…

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蓮舫新代表誕生も民進の信頼回復への道は遠いと感じた読売テレビ

◆説明不十分な蓮舫氏  民進党の代表選が行われ参院議員の蓮舫氏が新代表に選ばれた。党勢が低迷する中、その発信力、クリーンなイメージが「選挙の顔」としての期待を集めて圧勝。しかし、その後発表された幹事長が、政権下野の「戦犯…

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税制改正の焦点「配偶者控除見直し」で各様の視点を提供する各紙

◆見直し支持する読売  政府・与党が17年度税制改正に向けた議論を本格化させている。焦点は「配偶者控除」の見直しである。新聞ではこれまでに、朝日、読売など4紙が社説で論評を掲載し、各紙各様の見直しにおける視点を提供してい…

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対北朝鮮で具体論示さぬ朝毎はミュンヘン協定の失敗を肝に銘ずべき

◆平和主義は通用せず  9・11米国同時多発テロから15年。今も当時のブッシュ米大統領の対テロ戦を疑問視する声がある。平和主義者は言う、「暴力はさらなる暴力を生むだけだ」と。確かにこの15年、テロは絶えず、暴力の連鎖が続…

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俳優・高畑裕太の逮捕・釈放の裏側にある事情を書き切れない各誌

◆無罪を主張も示談に  先週もまた、数々の記事が週刊誌をにぎわした。歌舞伎役者の不倫、豊洲市場移転をめぐる「利権」のうわさ(以上週刊文春)、小池百合子東京都知事側近の“スキャンダル”(週刊新潮)等々、話題があり過ぎるのも…

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関係改善進めるイスラエルとアラブ諸国、パレスチナは置き去りか

◆敵視政策は棚上げに  イスラエルとパレスチナ間の和平交渉は止まったまま、進展の気配は見えない。その一方で、イスラエルとアラブ諸国の接近が伝えられている。  最後の中東戦争が起きて既に40年以上、アラブ世界からの中東和平…

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カープ優勝をスポーツの人と地域をつなげる力から論じた朝、毎、産

◆社論の切り口は様々  プロ野球の広島東洋カープがこの10日に、実に四半世紀ぶり7度目のセ・リーグ優勝を決めた。優勝へのマジックナンバーを「1」として東京ドームに乗り込んだ2位巨人との直接対決で、今季を象徴するように白星…

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権利ばかりを言い立て「義務と責任」語らぬ成人年齢引き下げ論議

◆五輪に徳育への期待  リオ五輪を通じて、改めて近代オリンピックの父、ピエール・ド・クーベルタンに思いをはせた。  クーベルタンは1863年、フランスに生まれた。少年期に普仏戦争(対プロシア戦)に敗れ、国民は意気消沈し青…

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日本人に合った理想のリーダー像は松下幸之助か兵法書の「孫子」か

◆“人生”を教える著書  リーダー不在の時代と言われる。明治維新、国難を乗り越える原動力になったのは若きリーダーたちだった。先の大戦で焦土と化した日本は、経済大国として見事に立ち直ったが、そこには製品開発に対するあくなき…

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三反園知事の原発停止要請を拒否した九電回答を評価した産経社説

◆知事に停止権限なし  九州電力の瓜生道明社長は5日、鹿児島県の三反園訓知事から要請されていた川内原発の即時停止について、応じない方針を回答した。  熊本地震で県民の不安が高まっているとして、直ちに原発を停止し、入念に行…

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テロ対策に「共謀罪」織り込む組織犯罪処罰法改正に難癖つける朝日

◆世界で当たり前の法  都道府県ごとに住民の「体感治安」を探る全国調査を警察庁が初めて実施した(毎日8月31日付)。  それによると、体感治安が最も悪かったのは大阪だった。昨年の刑法犯件数と比較しても、大阪は人口当たりの…

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「都議会のドン」追及第5弾を放った文春も問われる「覚悟と手腕」

◆“味の濃い”記事満載  この週の週刊誌は“豊漁”なのかもしれない。強姦致傷罪で逮捕された俳優・高畑裕太容疑者の「実父」が明らかになり、インサイダー捜査について国会質問した山本幸三地方創生相が追及され、スポーツ紙が報じた…

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元NHKアナの歪んだ家族観が議論を浅薄にした「プライムニュース」

◆愚痴の域出ぬ家族観  議論下手と言われる日本人でも、テーマが「家族」になると、訳知り顔に持説を開陳する人間が少なくない。家族と関わりを持たずに存在する人間は一人もいないのだから、成長過程での体験を基に、それぞれ家族につ…

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「アフリカ開発会議」とナイロビ宣言に対する各紙の着眼点に特色

◆影響力強める欧米中  基調講演で安倍晋三首相が表明したのは、3年間で官民総額3兆円規模の投資をするほか、約1000万人の技術者らを育成する人づくりに取り組む方針であった。  初めてアフリカ開催となり、日本主導でアフリカ…

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