上昇気流 rss

上場企業の中で、株主に自社製品や商品券を…

 上場企業の中で、株主に自社製品や商品券を贈呈するなどの優待制度を活用するところが増えている。昨年11月末時点の導入企業数は、全上場企業の約33%に当たる1287社と過去最高を更新中だ。  ほかに自社サービスの提供、自社…

続き

一昨日の日曜日、JR郡山駅から猪苗代湖の…

 一昨日の日曜日、JR郡山駅から猪苗代湖の北寄りを会津若松駅に向かう磐越西線沿線は白一色の雪景色。6日の寒入り後も平年より1~2度高く、ぬくい日が続く東京では今年は雪はまだ。空模様も薄曇りの東京から、こちらは舞う雪が高地…

続き

国産ワインの大半は、海外から輸入したブドウ…

 国産ワインの大半は、海外から輸入したブドウ果汁で醸造されてきたが、最近のワイン人気もあり、ブドウ栽培を国内で手掛ける「日本ワイン」の製造が拡大している。  山梨県甲州市や長野県上田市産のブドウは、その酸味が和食の繊細な…

続き

「摩周凍て万象動くものもなし」(小森行々子)…

 「摩周凍て万象動くものもなし」(小森行々子)。この冬は暖かい日が多い。過ごしやすいが、反面、困った事態も。例えば、野菜の生育に影響が出ているという。  地方によっては、キャベツなどの野菜が育ち過ぎて巨大化し、収穫も間に…

続き

「交通事故死は本人にも家族にも突然、訪れる…

 「交通事故死は本人にも家族にも突然、訪れる。明日も翌年も持続するはずの日常が、非情にも断ち切られてしまうのだ」。昨秋、地方の市で愛犬と仲良く1人暮らしを続けていた91歳の父親を交通事故で亡くし、遺族となったジャーナリス…

続き

『三島由紀夫の言葉』(新潮新書)という本が…

 『三島由紀夫の言葉』(新潮新書)という本が昨年末刊行された。亡くなって半世紀弱、存命なら90歳。戦争について語っている部分がある。「今の若い人たちは戦時中の生活について、暗い固定観念の虜(とりこ)になりがちである」とい…

続き

「夭々とわが干支の年立ちにけり」(鈴木節子)…

 「夭々とわが干支の年立ちにけり」(鈴木節子)。小紙の新春随筆欄(1月1日付)に掲載された「華のやう」と題する作品の中の一句。作者は今年84歳を迎える。何と月日の流れの早かったことか、と感慨を詠んだ。  その歳月の中で最…

続き

昨年は徳川家康の四百回忌の催事もあり、…

 昨年は徳川家康の四百回忌の催事もあり、戦国・江戸初期に光が当たって全国的な「城ブーム」を後押しした。  城と一言で言っても、その建造目的・時期もさまざまで、城跡も含めるとずいぶん多い。この歴史的建造物には、人々の探究心…

続き

私事で恐縮だが、今年のウオーキング初めは…

 私事で恐縮だが、今年のウオーキング初めは、早々と正月2日に深大寺(東京・調布市)に隣接する神代植物公園を目指した。京王線の国領駅近くを直交する野川沿いの道を溯(さかのぼ)って橋を10ほど過ぎると、武蔵境通りの御塔坂(お…

続き

喜ばしい科学分野のニュースが飛び込んできた…

 喜ばしい科学分野のニュースが飛び込んできた。理化学研究所が、原子番号113番の新元素について、国際純正・応用化学連合(IUPAC)に発見者として命名権を認められた。  物質の元となる元素の種類を網羅した元素周期表に、日…

続き

「よその子を抱いて炬燵にお正月」 (高田風人子)…

 「よその子を抱いて炬燵にお正月」(高田風人子)。新年を迎えてきょうで3日目。そろそろ正月休みも終わるが、漠然とした期待や不安、そして落ち着かない気分を感じる人もいるだろう。  正月は手持ち無沙汰で、テレビの新春番組を見…

続き

「去年(こぞ)今年」は、新年の季語。元日の…

 「去年(こぞ)今年」は、新年の季語。元日の午前0時を境として年が変わることをいう。短い時間の中で生まれる感慨のようだ。  「去年今年貫く棒の如きもの」(高浜虚子)はあまりにも有名だ。「去年だ、今年だ」と言ってみても、実…

続き

「父祖の地に闇のしづまる大晦日」(飯田蛇笏)。…

 「父祖の地に闇のしづまる大晦日」(飯田蛇笏)。一年の最後の日である。大晦日を迎えて、先祖たちが暮らしてきた地が闇の中に静まっているという。大地に根差した蛇笏の質実な生活を感じさせる。  大晦日は「おおつごもり」ともいう…

続き

「こんなことは事前にチェックできたはずなのに」…

 「こんなことは事前にチェックできたはずなのに」と、大事故を前に臍を噛む例は多い。2012年12月、山梨県の中央自動車道笹子トンネルで天井板が崩落、9人が死亡した事故もそうだ。  その犠牲者の遺族が、トンネルを管理する中…

続き

新聞の中には、今年の10大ニュース(国内)の…

 新聞の中には、今年の10大ニュース(国内)のトップに挙げたところもある。昨年のノーベル物理学賞を赤崎勇氏ら3人の日本人が受賞したのに続いて、今年も物理学賞を梶田隆章・東大教授、医学生理学賞を大村智・北里大特別栄誉教授が…

続き

教育専門誌「教育創造」(日本教育文化研究所…

 教育専門誌「教育創造」(日本教育文化研究所発行、年2回刊)に、教師のあるべき資質を問うて、「教師人間学」と題し連載している元衆院議員の小野晋也さん。近刊第89号で「山田方谷(ほうこく)」を取り上げている。  方谷は幕末…

続き

「君が代や寺へも配る伊勢暦」(一茶)。…

 「君が代や寺へも配る伊勢暦」(一茶)。カレンダーを見ると、今年も本当にあとわずか。この時期、買ったり貰ったりした新しいカレンダーが数種類あるのはどの家庭も同じだろう。  毎年のことながら、カレンダーの掛け替えをしたのは…

続き

天皇陛下がお言葉を述べられる国会開会式を…

 天皇陛下がお言葉を述べられる国会開会式を、これまでずっとボイコットしてきた日本共産党が、来年の通常国会から出席するという。志位和夫委員長が、大島理森衆院議長に伝えた。突然の方針転換に、いまなぜの疑問がわく。  志位委員…

続き

「洛」とは京都のこと。京都には、洛中と…

 「洛」とは京都のこと。京都には、洛中と洛外の区別がある。京都市中心部に住む人々は京都人と呼ばれる。が、洛外(中心部以外)の京都市民はそうではない。  井上章一著『京都ぎらい』(朝日新書・本年刊)によれば、著者は京大の学…

続き

「一神教、多神教という区別は、宗教自体に…

 「一神教、多神教という区別は、宗教自体に内在する『一と多、多と一』の思想からみれば、さしたる意味を持たない」(『守護聖者』中公新書)と宗教現象学者の植田重雄さんはいう。  仏教には多くの仏法守護の尊神があるが、集約すれ…

続き

愛知県へ出張の折、同乗した名古屋市の通信…

 愛知県へ出張の折、同乗した名古屋市の通信システム会社社長の地元自慢に聞き入った。愛知万博取材時(2005年)、人々の愛郷心にはつくづく感じるものがあったが、今も健在だ。  名古屋周辺にいかに先端・ハイテク技術関連の研究…

続き

<一葉忌とはこんなにも暖かな>(川崎展宏)…

 <一葉忌とはこんなにも暖かな>(川崎展宏)。樋口一葉の命日である1カ月前の23日は、二十四節気の小雪だった。寒さが近づくのを感じる中でも、まだ晩秋の日差しが快い小春日和の日が続くことが少なくない。  それでも例年は長く…

続き

日本財団の笹川陽平会長のブログに「北京の…

 日本財団の笹川陽平会長のブログに「北京の大気汚染とブラックユーモア」 [2015年12月18日(Fri)] と題して次のような小話が載っている。相当強烈、大いに笑える。  米国の税関スタッフ:ミスター、真に残念ですが、…

続き