上昇気流 rss

パラリンピックで教えられることが多い。…

 パラリンピックで教えられることが多い。提唱者グットマン医師の「失ったものを数えるな。残された機能を最大限に生かそう」。「経営の神様」松下幸之助翁の「ないものを嘆くな。あるものを活かせ」もパラ精神に通じると産経新聞は言う…

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「練習ハ不可能ヲ可能ニス」。慶応義塾長を…

 「練習ハ不可能ヲ可能ニス」。慶応義塾長を務めた小泉信三の言葉である。自身スポーツマンであった小泉は、学生にスポーツを奨励して「スポーツが若者に与える3つの宝」の一つに「練習は不可能を可能にするという体験を持つ」を挙げた…

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千葉県市川市に「千葉ドリームスター」という…

 千葉県市川市に「千葉ドリームスター」という障害者野球チームがある。県唯一のチームで、障害者スポーツの普及などを目的としたNPO法人G2プロジェクトによる事業だ。  このチームがNHKBSの「真央が行く!」千葉県編に登場…

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人と人との間の距離感が変化しているのだ…

 人と人との間の距離感が変化しているのだろうか。例えばテレビの鑑定番組を見ていて、そんな感想を持つ。鑑定を依頼した収集家が所蔵の皿の美点について、とうとうと語る。専門用語も交えて自信たっぷりだ。  目前には専門の鑑定者が…

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漢字の祖国中国では今、翡翠(ひすい)の…

 漢字の祖国中国では今、翡翠(ひすい)の「翠」の字が「禁止用語」になっているという。芥川賞作家・楊逸さんと中国文学者・劉燕子さんの対談本『「言葉が殺される国」で起きている残酷な真実』の中で語られている。  翠は「羽」の下…

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太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際…

 太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議で、2022年の漁獲枠を増やす日本の提案が一部、認められた。米国やメキシコ、韓国、台湾など6カ国・地域の賛同が得られたという。  最終的には、年内に開かれるWCPFC(中西部…

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「一斉に蝉の生涯はじまる日」(後藤一秋)…

 「一斉に蝉の生涯はじまる日」(後藤一秋)。そんなはずはないのだが、セミは突然この地上に生まれ、あっという間に消えてしまう印象がある。  最近、セミの死骸(しがい)を見ることが多い。舗道に仰向けになっているセミは、生きて…

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「八月や六日九日十五日」。この時期にしばしば…

 「八月や六日九日十五日」。この時期にしばしば紹介される一句だ。むろん広島、長崎への原爆投下、終戦の日のことで、反戦の思いが詠まれている。気流子はこれに「二十一日も忘るまじ」と続けたい。  53年前の1968年のきょう、…

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「早春」「秋日和」など小津安二郎監督作品の…

 「早春」「秋日和」など小津安二郎監督作品のプロデューサーを務めた山内静夫さんが96歳で亡くなった。父親は白樺派の作家里見弴。映画の仕事を離れてからも小津芸術の語り部として活動を続けた。  毎年、小津の命日の12月12日…

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米国の歴史を思想史として描いた試みは多く…

 米国の歴史を思想史として描いた試みは多くない。米国史を動かしてきた強力な観念はさまざまあったが、人種も、文化も、出自も多元的な社会にあっては、どれも不完全な実験のまま。  思想史の困難さをこう説明するのは『アメリカを作…

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日本列島は1週間以上、九州、西・東日本に…

 日本列島は1週間以上、九州、西・東日本に前線が停滞し、断続的に激しい雨が降り続いている。佐賀県嬉野市では、11日の降り始めから1000㍉を超える大雨を記録した。  長崎県西海市の用水路で70歳代の女性2人が倒れているの…

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俳優の火野正平さんが、視聴者の「こころの…

 俳優の火野正平さんが、視聴者の「こころの風景」を自転車で訪ねるNHK「にっぽん縦断 こころ旅」は、2011年4月放送開始の人気長寿番組だ。手紙を寄せる人は気流子と同じ中高年が多いので、身につまされることがある。  99…

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「紙碑」という言葉がある。この言葉は、…

 「紙碑」という言葉がある。この言葉は、動物文学者として知られ、数多くの名作を生んだ作家の故戸川幸夫さんの本で知った。戦場で亡くなった戦友のことを書きつづっている理由について述べた文章にあったと記憶している。  かつての…

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「冬枯れの後に、若芽はふき、雪崩の後に空は…

 「冬枯れの後に、若芽はふき、雪崩の後に空は澄む」。終戦の夏、暑さとは裏腹に心は凍っていた。が、未来は拓ける。大正、昭和期のキリスト教社会運動家、賀川豊彦はそう念じ、新たな復興運動を決意した。今年の夏はこの人を想う。  …

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きょうからお盆というのに、梅雨に逆戻りした…

 きょうからお盆というのに、梅雨に逆戻りしたような天気が続いている。季節感が狂いそうで心配だ。そのためというのではないが、歌舞伎座で三遊亭圓朝の怪談噺(かいだんばなし)を基にした「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち) 豊志…

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今年の山の日は8月8日だった。本来は11日…

 今年の山の日は8月8日だった。本来は11日なのだが、東京五輪・パラリンピックの開催に伴って、アスリートらの円滑な輸送と市民生活の共存を図るための今年だけの特例だ。  1年延期された第5回「山の日」記念全国大会は、大分県…

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新型コロナウイルス禍の中で開催された東京…

 新型コロナウイルス禍の中で開催された東京五輪が無事に終了した。ほとんどの会場で無観客でもさほどの違和感がなかったのは「慣れ」の結果だろう。金メダル数もメダル総数も過去最多を更新するなど、日本選手の大活躍が目立ったのは何…

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今回の東京五輪では、さまざまな制約から…

 今回の東京五輪では、さまざまな制約から日本文化の発信は十分にできなかった。一方、日本のマンガやアニメが世界の若者たちの間にいかに浸透しているか改めて知った。  新体操女子でウズベキスタン代表が、人気アニメ「美少女戦士セ…

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世界文化遺産への登録が決定した「北海道・…

 世界文化遺産への登録が決定した「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)は日本最大級の縄文集落跡だ。縄文時代は日本独自の時代区分で、今から約1万5000年前から約2400年前までをいう。    地球…

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きょうの閉会式で東京五輪が終わる。祭りの…

 きょうの閉会式で東京五輪が終わる。祭りの終わりは寂しいものだが、今回は日本が金メダル、そしてメダル総数も過去最多を更新するなど最高に盛り上がった大会だったと振り返ることになろう。  数々の名シーンが目に浮かぶ。特に、絶…

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東京五輪の表彰式で国歌「君が代」の演奏が…

 東京五輪の表彰式で国歌「君が代」の演奏が20回を超えた。何度聞いてもジンとくる。無観客の静寂ゆえに他国にない独特の曲調が一段と引き立っているように思えた。  国家には「国歌」がある。そのことを日本人が知ったのは明治初期…

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東京五輪も残すところあと3日となった…

 東京五輪も残すところあと3日となった。これまで獲得した金メダルは史上最多の22個。メダル総数も46個で、これまで最多だった前回2016年リオデジャネイロ五輪の41個を超えた。色こそ決まっていないものの既にメダルが確定し…

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韓国の大統領たちが退任後歩んできた道は…

 韓国の大統領たちが退任後歩んできた道は、日本人が想像し難いほど過酷で悲惨だった。分断された半島の事情や歴史的背景、文化などが複雑に絡み合って他国に見られない様相を呈している。  小紙・岩崎哲記者の「ポイント解説」(8月…

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