上昇気流 rss

都道府県魅力度ランキング

民間シンクタンク「ブランド総合研究所」の令和3年の都道府県魅力度ランキングが発表され物議を醸している。 このランキングは1位にどこが選ばれるかより、最下位がどこかが話題になる。昨年の40位から44位にランクを落とした群馬…

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寒桜は今年は随分と早い

自宅で仕事をする日が多いが、よく散歩もする。この辺り、東京・三鷹市の郊外には、造園業者の樹木園や農家の畑が多く、作物の実り具合や草木の様子を見るのが面白い。 イチョウを栽培する農家では、収穫したギンナンを販売し始めた。里…

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必要は発明の母

今夏発覚した三菱電機の一連の検査不正問題について、外部の調査委員会が報告書をまとめ、「手続きを軽視し、安易に検査手法を変更していた」と結論付けた。 同社はわが国の代表的メーカーの一つだ。会長を辞任した柵山正樹氏は、不正が…

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人間国宝の柳家小三治さん

落語家で人間国宝(重要無形文化財)の柳家小三治さんが亡くなった。81歳だった。リウマチ、糖尿病に加え、2017年には変形性頸椎症(へんけいせいけいついしょう)の大手術を受けるなど、体は決して丈夫でなかったが、病躯(びょう…

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タンザニア出身の作家にノーベル文学賞

ノーベル文学賞の受賞者

このほど発表されたノーベル文学賞の受賞者は、残念ながら有力候補の村上春樹氏ではなく、タンザニアのアブドゥルラザク・グルナ氏だった。 毎年この時期になると、今回こそはという報道がなされる。その意味で、今年ばかりは静かな反応…

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新渡戸稲造と『武士道』

5千円札の肖像で馴染(なじ)み深かった新渡戸稲造には『武士道』の名著がある。1899年にニューヨークで発刊され、ジョン・F・ケネディらに愛読された。 新渡戸が執筆を思い立ったのは、ベルギーの法学者ド・ラブレーとの会話から…

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台湾海峡情勢、対岸の火事ではない

台湾海峡をめぐる情勢が緊張の度合いを高めている。1日から4日にかけ中国軍機計149機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、挑発・威嚇。台湾の邱国正国防部長は立法院(国会)で「2025年にも本格的な(台湾への)侵攻が可能…

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動物に出会う機会

山登りをしていて動物に出会う機会は結構多い。雪の降り始めた時期の飯豊山塊で、山形県側のブナの森を下っていた時、ニホンザルの群れが現れ、枝から枝へ飛び移りつつ、いつまでもわれわれに付いてきた。 動物との出会いは、場所と時期…

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投打二刀流で大活躍した大谷翔平選手

今季の米大リーグでは、日本人選手が野球選手の可能性を大きく広げた。投打二刀流で大活躍したエンゼルスの大谷翔平選手である。どちらか一つでも一流になるのは大変な中、投打共に優れた成績を残したことには驚嘆するばかりだ。 惜しく…

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緊急事態宣言が解除されて初めての週末

 神奈川県藤沢市の観光名所、江の島。弁天橋を渡ってから江島神社の大鳥居までの参道は、両側に煎餅や団子を売る店、土産物店が並ぶ。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除されて初めての週末は、賑(にぎ)わいがかなり戻ってき…

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共働き世帯・子育て世代に照準を定めた都市計画

東京スカイツリー(東京都墨田区)に隣接する大型商業施設の東京ソラマチに行ってきた。生活用品、食堂、娯楽施設など計300以上の店舗が所狭しと並んでいる。緊急事態宣言の解除前だったのに、相当な混みようだった 日本の人口の3割…

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大谷翔平が43号3ラン、疲れ知らずの活躍

もろもろのものを吹き払う台風

「台風に機能さらはれ大都会」(稲畑広太郎)。東京では「台風一過」の青空が見られた。朝は気温が低かったが、昼には30度を超えて真夏日となった。 台風はもろもろのものを吹き払う。その被害も大きいが、雲を一掃した青空も与えてく…

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自民党の新総裁に選出された岸田文雄氏=29日午後、東京都港区

個人プレーかチームプレーか

プロ野球の元巨人軍監督、川上哲治さんは現役時代に「打撃の神様」の異名をとり、監督としては王貞治さんや長嶋茂雄さんらを率いてV9(9年連続優勝)の偉業を成し遂げた。「中途半端だと愚痴が出る」などの名言を残している。 川上さ…

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日本記者クラブ主催の自民党総裁選討論会を前に、記念撮影をする(左から)河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=18日、東京都千代田区

政策論争で大きな成果があった自民党総裁選

岸田文雄新総裁を選出した今回の自民党総裁選。政策論争の面で大きな成果があったのではないか。憲法改正、安全保障、皇位継承、選択的夫婦別姓や同性婚、原発そして年金問題など。どれも日本のこれからを大きく左右する問題で、各候補の…

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リフレーミングとは

東京都写真美術館で沖縄出身の山城知佳子さんの作品展「リフレーミング」が開かれている。映像・写真を表現手段として使っている作家で、リフレーミングとは「物事を見ている枠組みを変えて見直すこと」である。 これは最新作の作品名で…

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白鵬が引退へ、不世出の横綱がついに花道

横綱の父

現役引退を申し出た大相撲の横綱白鵬関。7年ほど前、その父親、ジジド・ムンフバトさん(故人)が来日した折、都内で開かれた歓迎会にうかがったことがある。モンゴルの民族衣装を身に着け無口で小柄だが、70歳を超えて矍鑠(かくしゃ…

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ガラケーの携帯

出版業界の大きなビジネスチャンスである芥川賞と直木賞。今年上半期の両賞をめぐり作家、編集者、書店、印刷会社などの動きを追ったNHKの「決戦!タイムリミット 芥川賞・直木賞の舞台裏スペシャル」は面白い番組だった その中で、…

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ソドムを滅ぼしたのは隕石? 3600年前に爆発か

人間社会と自然現象の交錯

『旧約聖書』に記された事象について、10年ほど前「ノアの方舟」の断片が見つかったというニュースがあった。今回の話題は、かつての都市ソドムとみられる古代集落が、約3600年前に隕石が大気中で引き起こした爆発で破壊されたとい…

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猫の動画の人気

住んでいる近所に公園がある。春には桜が咲き、夏は葉が茂り、秋は紅葉が美しい。とはいえ、ブランコや砂場があるだけの小さな公園である。そこを通ると、ネコが時々、わが物顔で歩いていたりする。最近、ほとんど姿を見掛けなくなり、気…

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岡本秋暉((1807-1862) - 報徳博物館蔵, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=47334919による岡本秋暉((1807-1862) - 報徳博物館蔵, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=47334919による

公約と膏薬(こうやく)はどこへでもつく

昭和の時代に「公約と膏薬(こうやく)はどこへでもつく」と言われた。選挙が近づくと思い出す。公約は百花繚乱で目がくらむ。膏薬は今どき馴染(なじ)みが薄いが、明治生まれの祖父が重宝していた 真っ黒な泥状の練りもので、見た目は…

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日本記者クラブ主催の自民党総裁選討論会を前に、記念撮影をする(左から)河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=18日、東京都千代田区

重大問題に対し回答しないとは、どういうことなのか

 実質的に次の首相を決める自民党総裁選。いま日本を取り巻く国際情勢から見ると、これまでにない重い選択となる。世界覇権を狙う中国の野望を阻止するため、自由主義陣営が対中包囲網を形成しつつある。日本が網の破れ目になってはなら…

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写真家で環境保護論者のセバスチャン・サルガド、Instituto Terraの創設者(リオデジャネイロ:Wikipediaより)

地球上には人間というひとつの人種しか存在しない

 「日本人とかブラジル人という人種は存在しないのです。地球上には人間というひとつの人種しか存在しない」。2009年に東京都写真美術館で写真展が開かれた時、セバスチャン・サルガドさんが語った言葉だ  サルガドさんは1944…

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今月初めにタレントのビートたけしさんが襲撃される事件が起こった。

 今月初めにタレントのビートたけしさんが襲撃される事件が起こった。つるはしでたけしさんの乗った車が襲われたが、幸い大きな被害はなかった。犯人も逮捕された。 車は国家元首クラスが乗るような防御力の強固なものだった。ただし、…

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