猫の動画の人気


住んでいる近所に公園がある。春には桜が咲き、夏は葉が茂り、秋は紅葉が美しい。とはいえ、ブランコや砂場があるだけの小さな公園である。そこを通ると、ネコが時々、わが物顔で歩いていたりする。最近、ほとんど姿を見掛けなくなり、気になっている

ペット好きはイヌ派とネコ派が二大勢力であるが、最近はネコの飼育頭数の方が少し多いようだ。理由としてはイヌに比べて手がかからない、室内で飼うことができる、散歩も必要ないなどがある

ネコの何気ない日常を撮影した「もちまる日記」の「もちまる」が、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「最も視聴された猫」としてギネス世界記録の認定を受けた。再生回数は6億回以上に達している

ネコ派の気流子の家人もよくネコの動画を見ている。テレビの動物番組もチェックし、写真家岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」(NHK)なども視聴している。ユーチューブで猫の動画の再生回数が多いのもむべなるかな

ネコで思い出すのは、ミュージカルの「キャッツ」。日本でも劇団四季でロングランのミュージカルの原作は、英国の詩人T・S・エリオットの詩である。エリオットはノーベル文学賞を受賞した有名な詩人で、日本では戦後派の詩人が影響を受けたことでも知られている

田村隆一、鮎川信夫らの詩人は、エリオットの詩「荒地」にちなんで「荒地派」と呼ばれた。1888年のきょうは、そのエリオットが生まれた日である。