上昇気流
元日付の新聞から。産経<年のはじめに>…
元日付の新聞から。産経<年のはじめに>は、天安門事件で西側諸国の制裁を緩やかにしようと立ち回り、中国共産党を救ったのは日本だと指摘する。さらに戦時中、蒋介石(国民党)軍に敗走した「毛沢東が息を吹き返したのは、日本軍が昭…
東京はじめ太平洋側地域の三が日はおおむね…
東京はじめ太平洋側地域の三が日はおおむね晴れ、穏やかに明け暮れた。しかし北海道から中国地方の日本海側では雪や雨が降り、転倒などの被害が出ている。雪崩や着雪への警戒も必要だ。 南北に長く伸びる日本列島は、背骨のように走…
まだ正月気分が抜け切れない状態だが、例年の…
まだ正月気分が抜け切れない状態だが、例年のようなのんびりした雰囲気はない。どこか物足らない感じがするのも、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大が終息を見せず、大みそかの終夜運転中止、初詣の自粛ムードと続いているからだ。…
緊張下の正月を迎えた。新型コロナウイルス…
緊張下の正月を迎えた。新型コロナウイルスの流行を1年前に予想した人は少ないはずだ。「一寸先は闇」とか「全く、どんな事でも起り得る」(中島敦「山月記」)といったよろしくない出来事への備えを求める言葉を知る人は多いだろうが…
日と月の運行を古代人は「生と死」の想念で…
日と月の運行を古代人は「生と死」の想念で理解してきた。日没は太陽が冥界にこもることで「死」、日の出は「再生」であった。月も同じで「月隠(つごもり)」は闇夜をもたらす死、月の初めが「朔日(ついたち)」で再生を意味した。 …
菅義偉首相の呼び掛けに沿ってというわけ…
菅義偉首相の呼び掛けに沿ってというわけでもないが、「静かな年末」を過ごしている。新型コロナウイルスに振り回された1年だったが、悪いことばかりでもなかった。健康への注意のほか、さまざまな気付きもあった。 4月の緊急事態…
スペインの首都マドリードを初めて訪れた…
スペインの首都マドリードを初めて訪れたのは30年ほど前で、パリからの夜行列車だった。明け方の窓外、暗闇の高原の遠くに人の住まいが分かるだいだい色の光に包まれた一角が見えた時の感動は今も忘れない。 人が光を見て心に思う…
政府は「グリーン成長戦略」の再生可能エネ…
大規模な洋上風力発電普及を目指す政府だが… 政府は「グリーン成長戦略」の再生可能エネルギー分野で、洋上風力発電普及の推進を明確にした。国土が狭く山間地が多いわが国では、陸上での風力発電や太陽光発電は、思ったように進まな…
冬といえば鍋物である。体が熱を求めている…
冬といえば鍋物である。体が熱を求めているせいもあり、グツグツと煮える鍋を前にすると食欲がわく。特に、野菜の中では白菜が食感もいい。 角川書店編『今はじめる人のための俳句歳時記』には、白菜について「中国原産で、わが国に…
年末は寄席も賑(にぎ)わう季節である。…
年末は寄席も賑(にぎ)わう季節である。大晦日(みそか)が近づくと、人情噺「芝浜」が聞きたくなる落語ファンは多い。ほんとにいやな新型コロナウイルス禍だが、寄席に行けばそれも笑い飛ばしてくれるのではと期待して、東京・新宿末…
「振り返れば、新型コロナウイルスの一年…
「振り返れば、新型コロナウイルスの一年だった」の感が強い。だが「だった」と過去形で言うことはできない。現実は今後しばらく続くだろうから。当惑しながらも、例えば「都合よく未来を見通すことは困難」ということも含め、世界がい…
「砂漠には何の障害物もない。無限と、…
「砂漠には何の障害物もない。無限と、静寂とがある。座るだけで安らぎを得られる」と、フォトグラファーの小松由佳さんは著書『人間の土地へ』(集英社)で、シリアで体験した砂漠の素晴らしさを記す。 小紙で書評を書いてきて、今…
製造に早くて3年、普通10年はかかると言われ…
製造に早くて3年、普通10年はかかると言われた新型コロナウイルスワクチンだが、欧米では米ファイザー社開発のワクチン接種が始まり、日本でも来春、開始があり得るという。驚くほどの展開だ。 小紙21日付「アメリカ保守論壇 …
1年のうちで夜が最も長くなる今年の冬至は…
1年のうちで夜が最も長くなる今年の冬至は昨日だった。北半球での太陽の高さが最も低くなる日である。古代中国では太陽の力が最も弱まり、万物が衰えるこの日から新年が始まった。 西洋でも、冬至は新年の始まりであり、復活の起点…
日本の農業は高齢化が進み、就農人口のうち…
日本の農業は高齢化が進み、就農人口のうち65歳以上が60~70%を占める。しかも、新規就農者の約3割は生活が安定しないことから5年以内に離農している。 農業は日本の基幹産業。安全保障上、自給率の底上げは大きな課題で、…
大みそかから元日にかけての終夜運転を、JR…
大みそかから元日にかけての終夜運転を、JR東日本をはじめ取りやめにするところが多い。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念する政府の要請もあって仕方がないが、少しばかり寂しい気分になった。 というのは、普段電車が走ってい…
14日の選挙人投票で、米大統領選はバイデン…
14日の選挙人投票で、米大統領選はバイデン前副大統領の勝利が確定したかのように、日米の主要メディアは報じている。しかし、大規模な選挙不正の動かし難い証拠が続々と現れている。 小紙姉妹紙ワシントン・タイムズによると、ミ…
「日付は重要」だとつくづく思ったことが…
「日付は重要」だとつくづく思ったことがある。学生時代に大手出版社で、ある作家の個人全集編集の手伝いをするアルバイトをしたことがあった。その作家(故人)の自宅で、奥さんが「こんなものが見つかった」ということで、相当数の新…
東京・恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都…
東京・恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館で「日本初期写真史 関東編 幕末明治を撮る」が開催中だ。先日開かれたプレス内覧会で、学芸員の三井圭司さんが解説してくれた。 展覧会は3月3日から5月24日までの開催…
東西冷戦を背景にしたスパイ小説の巨匠、英国…
東西冷戦を背景にしたスパイ小説の巨匠、英国作家ジョン・ル・カレ氏が89歳で亡くなった。カレ氏はオックスフォード大を卒業後、英国内情報機関、保安部(MI5)に入り、のち対外機関の秘密情報部(MI6)に転属して、西ドイツな…
令和2年の師走もあと半月で幕を閉じ、延期…
令和2年の師走もあと半月で幕を閉じ、延期された東京五輪の新年に。重大ニュース(国内)で1年を振り返る時である。今年の世相を表す漢字に「密」が選ばれたことに異論を唱える人はいないだろう。 昨年は新元号にちなんだ「令」だ…
新型コロナウイルス対策で換気をするために…
新型コロナウイルス対策で換気をするために時々窓を開けると、外の冷たい空気がすぐに入って来る。冬の冷気を実感する瞬間だ。 そろそろ今年も終わりに近づき、カウントダウンの段階だが、その実感が薄いのも、年の瀬を感じさせるイ…
米大統領選は、各州の選挙人が決まる8日を…
米大統領選は、各州の選挙人が決まる8日をもってバイデン前副大統領の勝利が確定したかのように日本の主要メディアは報じたが、そんな状況にはない。 小紙特派員が伝えるように、大統領就任式を担当する米連邦議会の両院合同委員会…