米大統領選は、各州の選挙人が決まる8日を…
米大統領選は、各州の選挙人が決まる8日をもってバイデン前副大統領の勝利が確定したかのように日本の主要メディアは報じたが、そんな状況にはない。
小紙特派員が伝えるように、大統領就任式を担当する米連邦議会の両院合同委員会の非公式会合で、共和党幹部はバイデン氏を次期大統領と認める決議を拒否した。
6人の委員の一人、ブラント上院議事運営委員会委員長は「選挙の手続きを先取りし、誰を就任させるかを決定することは、同委員会の仕事ではない」と述べた。バイデン氏勝利を既成事実化しようとする民主党側の焦りが見えるようだ。
トランプ大統領が政権移行のための手続きを進めることに同意したことで、敗北を認めたという報道もその流れだった。しかし、反トランプ・メディアの代表とも言うべきCNNが「バイデン次期大統領」との呼称を使わなくなり、バイデン氏などと表記するようになった。
日本でもNHKが「アメリカ大統領選挙で勝利を宣言したバイデン前副大統領」と呼ぶ一方、共同通信などは次期大統領と表記。小紙掲載の時事通信の配信記事は次期大統領だが、小紙記者の記事は前副大統領である。
開票所の監視カメラ映像など大規模不正の証拠が出てきて、米国世論も変わってきているようだ。それなのに、真っ先に捜査をすべき司法省、連邦捜査局(FBI)がほとんど動かないのは、どうしたことか。米国の闇はあまりに深いと言わざるを得ない。