上昇気流 rss

知り合いに、バブル経済の崩壊などで就職難…

 知り合いに、バブル経済の崩壊などで就職難にあった「就職氷河期世代」の男性(37)がいる。東京の有名私大卒で、都内の運送会社に就職したが営業が肌に合わず退社。ツテを頼り京都で大工修業し、今は一般住宅の建設や宮大工をしてい…

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まさに激走に次ぐ激走であった。来年の東京…

 まさに激走に次ぐ激走であった。来年の東京五輪男子マラソン代表を決める一発勝負レースをテレビ桟敷で見た。一発勝負といっても、選手はすでに高いレベルの基準をクリアしての出場。  安定し拮抗した実力の選手が同じ条件の舞台に立…

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千葉県内で1週間以上続く停電は、送電設備…

 千葉県内で1週間以上続く停電は、送電設備の故障、主に電柱の倒壊が原因だが、同僚の話では、富津市の一部で14日に停電は解消されたものの、携帯電話は依然つながりにくいそうだ。  普段から電気を使えるのは当たり前と無意識的に…

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先日かかってきた知人からの電話の第一声…

 先日かかってきた知人からの電話の第一声が「あまりの寒さに目が覚めた」。知人はカゼを引くところだったという。熱帯夜のような暑い夜が続いたことと、クーラーが壊れていたせいもあって、いつものように窓を開けていたそうだ。  確…

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最近の台風は毎年のように豪雨による甚大な…

 最近の台風は毎年のように豪雨による甚大な被害をもたらしてきた。ただ千葉県に上陸した台風15号の場合、雨の被害はそれほどでもなかったが、暴風による被害で現在も県内で約18万戸が停電している。  東京電力によると、全域での…

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先月末に亡くなった大村彦次郎氏は、文芸雑誌…

 先月末に亡くなった大村彦次郎氏は、文芸雑誌の名編集者として知られた。名前が幕末維新時の長州の軍略家大村益次郎と1字違いだ。文壇3部作と言われる『文壇うたかた物語』『文壇栄華物語』『文壇挽歌物語』を残した。戦後文壇史に関…

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一年中、世界中の果物が食べられる現代の…

 一年中、世界中の果物が食べられる現代の日本だが、秋ならではの日本の果物がある。モモ、ナシ、ブドウ、クリなどだ。9月に入っても暑い日が続くが、みずみずしくて甘く、しゃりしゃりした歯触りのナシはたまらなくうまい。  日本の…

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<タイフーンの吹いている朝/近所の店へ…

 <タイフーンの吹いている朝/近所の店へ行って/あの黄色い外国製の鉛筆を買った>。西脇順三郎の詩「秋」の前半である。終わりはこう結ばれる。<門をとじて思うのだ/明朝はもう秋だ>。  超現実派の西脇の詩には難解なものも少な…

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製造業の一流企業でここ数年、不祥事が…

 製造業の一流企業でここ数年、不祥事が相次いだ。東芝の不正会計問題、東洋ゴム工業の免震ゴム事業のデータ改竄、三菱自動車の燃費試験データ改竄(かいざん)、川崎重工業の新幹線台車の不良等々。  当時、川重の幹部の一人に話を聞…

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「ローソクの灯に一夜あけ秋出水」(巻野南風)…

 「ローソクの灯に一夜あけ秋出水」(巻野南風)。この夏も台風の影響などによる集中豪雨が各地であり、大きな災害となった。床下浸水したり、道路の冠水によって自動車が流されたりする光景などをテレビ報道で見ることも少なくない。 …

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運転歴20年近くになるが、運転にはいまだに…

 運転歴20年近くになるが、運転にはいまだに自信が持てない。特に車庫入れが苦手で、先日もホームセンターの駐車場にバックで駐車しようとして苦労した。傍で見ていた人も、ぶつけないかと冷や冷や顔だった。  田舎の菩提寺の駐車場…

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『万葉集』第一の歌人は柿本人麻呂だろうが…

 『万葉集』第一の歌人は柿本人麻呂だろうが、広げて言えば人麻呂は、日本文学史上最大の詩人でもあろう。「淡海(おうみ)の海(み)夕波千鳥汝(な)が鳴けば心もしのにいにしへ思ほゆ」(『万葉集』266番)。  人麻呂には傑作が…

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「日本一シャッターを切らない写真家」と…

 「日本一シャッターを切らない写真家」と自身を語る写真家がいる。自然写真家の嶋田忠さんだ。冗談交じりにこう語る理由は、独自の撮影方法にある。  嶋田さんが北海道やパプアニューギニアで撮影してきたのは、鳥類だったが、鳥たち…

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わが国は2030年の電源構成で再生可能エネ…

 わが国は2030年の電源構成で再生可能エネルギーの割合を22~24%とする目標を設定している。比較的小さい初期投資で済む太陽光や風力の発電所が各地に建設されたが、採算が取れず撤退している所が少なくない。  去年秋の臨時…

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<水音も風の音にも九月かな>副島いみ子…

 <水音も風の音にも九月かな>副島いみ子。とは詠んでも、暦の立秋(先月8日)後の残暑が厳しい。暑さが収まるとされる処暑(しょしょ)は今年は先月23日だったが、炎暑にあえぐ日々が続いた。  そして、次の目安がこの8日の白露…

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昨年12月から半年間、国際宇宙ステーション…

 昨年12月から半年間、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した米女性宇宙飛行士が、その間、元パートナーの銀行口座にオンラインで不正にアクセスした疑いで米航空宇宙局(NASA)が調査に乗り出した――8月24日付米紙ニュー…

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このごろ、雨模様の日にはやや気温が下がり…

 このごろ、雨模様の日にはやや気温が下がり、蒸し暑さは変わらないが、少し過ごしやすくなっている。気温が乱高下するので、カゼを引いている人も少なくない。  作家の三島由紀夫の『戦後日記』(中公文庫オリジナル版)は、昭和23…

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横浜市で開かれていた第7回アフリカ開発会議…

 横浜市で開かれていた第7回アフリカ開発会議(TICAD)は「自由で開かれたインド太平洋」構想に好意的に留意することなどを盛り込んだ「横浜宣言」を採択して閉幕した。一連の報道に接して、ロンドン赴任中に自宅に招いたアフリカ…

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高齢化が進行する中、「老い」というテーマ…

 高齢化が進行する中、「老い」というテーマの比重は高くなっているはずだが、その具体像について高齢者の側から語られるケースは意外に少ない。そんな中、黒井千次氏(作家、日本芸術院長、昭和7年生まれ)の著書『老いのゆくえ』(中…

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北アルプスの三俣山荘から伊藤新道を通って…

 北アルプスの三俣山荘から伊藤新道を通って湯俣川を下り、湯俣温泉にテントを張って1泊したことがあった。1971年夏のことで、渓谷沿いの道はひどく荒れていて、その下流の高瀬川に沿った山道は消えていた。  前年の台風で山の状…

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首脳宣言採択も見送られ、成果の乏しい先進…

 首脳宣言採択も見送られ、成果の乏しい先進7カ国首脳会議(G7サミット)だったが、初参加のジョンソン英首相にとっては国際外交舞台へのデビューとなった。安倍晋三首相との初会談では、欧州連合(EU)からの離脱問題で「円滑な離…

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さすがにここまでやるとは思わなかった――…

 さすがにここまでやるとは思わなかった――というのが正直なところだ。日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決定した韓国の文在寅政権である。  協定破棄は中国やロシア、北朝鮮に付け込むスキを与えることになる。米国の…

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大手玩具メーカーのバンダイが今夏、小中学生…

 大手玩具メーカーのバンダイが今夏、小中学生の子供を持つ親900人に子供の防災対策に関して尋ねた結果を、来月1日の防災の日を前に発表した。その中で、災害が起きた時の集合場所や連絡手段について子供としっかり話し合えている家…

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