上昇気流 rss

幕末維新の歴史の中で最大の功労者は誰か…

 幕末維新の歴史の中で最大の功労者は誰かということを、北岡伸一著『明治維新の意味』(新潮選書/近刊)を読みながら考えた。戦後しばらくまでは西郷隆盛の名前が大きかった。その後は坂本龍馬か。司馬遼太郎著『竜馬がゆく』(196…

続き

元東大学長で文部相や科学技術庁長官を…

 元東大学長で文部相や科学技術庁長官を務めた物理学者の有馬朗人さんが亡くなった。原子核物理学の研究で優れた業績を挙げ、日本学士院賞を受賞。俳誌「天為」を主宰する俳人でもあった。  国際俳句交流協会会長として、俳句をユネス…

続き

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は…

 ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は、アマゾン熱帯雨林の消失面積が今年7月までの1年間で、過去12年で最悪の1万1088平方㌔㍍に達したと発表した。小紙の綾村悟サンパウロ特派員が伝えている。  前年比で9・5%増加して…

続き

今年1~11月の全国の交通事故死者数は2541人…

 今年1~11月の全国の交通事故死者数は2541人であることが分かった(警察庁まとめ)。これは年間3215人と昭和23(1948)年以降の最少だった昨年同期より318人(11・1%)の大幅減となる。  最少の4年連続更新…

続き

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星…

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルが地球に帰還し、オーストラリアに入っているチームに回収された。小惑星の砂が入っているとみられ、日本に運ばれる予定だ。  小惑星での砂の採取といい、パ…

続き

例年に比べると、クリスマス商戦も静かな…

 例年に比べると、クリスマス商戦も静かな雰囲気の中で迎えている。こうした中、帰宅途中のスーパーの入り口に正月飾りなどの商品が並んでいるのを見掛けた。気が早いというか、もうそんな時期になったのかと感慨を覚えた。  新型コロ…

続き

選択的夫婦別姓の導入には慎重に対応すべき…

 選択的夫婦別姓の導入には慎重に対応すべきだとの提言書を、自民党の議員連盟「『絆』を紡ぐ会」が下村博文政調会長に手渡した。一方、産経新聞によると、政府が12月中にも閣議決定する第5次男女共同参画基本計画の原案は、夫婦別姓…

続き

「3密(密閉・密集・密接)こそ音楽の母体」…

 「3密(密閉・密集・密接)こそ音楽の母体」と言われる(岡田暁生(あけお)著『音楽の危機』中公新書近刊)。洞穴の中で恐怖に震えながら身を寄せるしかなかった時代の記憶だ。  芸術の中でも文学や美術は、音楽とは違う。特に文学…

続き

新型コロナウイルス流行の長期化で、巣ごもり…

 新型コロナウイルス流行の長期化で、巣ごもりする人々に向けてインターネット販売による販路拡大が盛んだ。東京・豊洲市場の水産業者は、クロマグロやウニなど高級すし店で使われる魚介類を一般向けにネット通販する(小紙12月1日付…

続き

米大統領選の大規模不正疑惑で、ペンシル…

 米大統領選の大規模不正疑惑で、ペンシルベニア州に続きアリゾナ州でもトランプ陣営による公聴会が開かれた。ドミニオンの集計機ソフトがインターネットに接続され、フランクフルトでハッキングされていたというサイバーセキュリティー…

続き

中国発の新型コロナウイルスに振り回されて…

 中国発の新型コロナウイルスに振り回されて今年もはや師走に入った。この時期になると、時の流れの早さに驚き、否(いや)応なく老境にあることを意識させられる。若い頃は逆に、流れを遅く感じてきたように思う。  感じ方が違うのは…

続き

新型コロナウイルス禍で屋内で過ごす時間が…

 新型コロナウイルス禍で屋内で過ごす時間が増えてペット需要が拡大し、専用ショップでは犬猫が品薄になっている所もある。散歩に出ると、子犬を抱えたり連れたりしている人が前より増えてきた感じもする。  近年の世論調査で、ペット…

続き

JR中央線・総武線が走る阿佐ケ谷駅を出ると…

 JR中央線・総武線が走る阿佐ケ谷駅を出ると、右手に中杉通りがあり、道の両側にケヤキの木が並んでいる。夏には葉が生い茂って頭上を覆うようなアーチを作り、歩いていると心地よい木陰となっている。  そのケヤキ並木は、今ごろに…

続き

「イノベーション」というと車や通信の技術…

 「イノベーション」というと車や通信の技術革新がすぐ頭に浮かぶが、資源エネルギー庁のホームページに「原子力にいま起こっているイノベーション(後編)~実は身近でも使われている原子力技術」という記事が載っている。  例えば、…

続き

今月25日は三島由紀夫の没後50年に当たる…

 今月25日は三島由紀夫の没後50年に当たる。1970年11月25日正午すぎ、三島は東京の陸上自衛隊市ケ谷駐屯地で衝撃的な死を遂げた。享年45。文学者の自殺事件としては、事件として大掛かりだったことも含めて、芥川龍之介(…

続き

街を歩くと黄に色づいたイチョウの木をよく…

 街を歩くと黄に色づいたイチョウの木をよく見掛ける。東京・武蔵野市にある杵築(きづき)大社に参拝した際、珍しい「千本イチョウ」を目にした。この大社は山岳信仰の「富士講」で知られ、ミニ富士山もある。  静かな境内にはイチョ…

続き

50年前のきょう11月25日、気流子が通う高校の…

50年前のきょう11月25日、気流子が通う高校の…  50年前のきょう11月25日、気流子が通う高校の午後の授業開始早々、担当教師が「三島由紀夫が自衛隊で割腹自殺した」と語った。三島が東京・市谷の東部方面総監部のバルコニ…

続き

見過ごせないオピニオンが産経新聞「正論」に…

 見過ごせないオピニオンが産経新聞「正論」に掲載された。日米近現代史研究家・渡辺惣樹(そうき)氏による「米大統領選に隠れた民主党の裏側」だ。  示された幾つかの事実があるが、なぜか日本のメディアではその情報の断片にすらお…

続き

東京大学は国立大学で初めて大学債を発行した…

 東京大学は国立大学で初めて大学債を発行した。10年で計1000億円超の調達を目指し、資金は先端的な研究施設や教育体制の整備に充てるという。  「国立大学が債券を発行」などと聞くと、半世紀前の大学人は驚いてひっくり返って…

続き

古書店回りをしていると、本に著者のサイン…

 古書店回りをしていると、本に著者のサインや、元の所有者の読み始めた日と読了した日などを記載してあるものを見掛ける。中には書き込みではなく、蔵書印が押されたものもある。  蔵書印があっても、ほとんど読んだ跡がない真っさら…

続き

新型コロナウイルスの国内新規感染者が1日…

 新型コロナウイルスの国内新規感染者が1日当たり2400人を超え、冬とともに感染拡大の第3波が到来したようだ。必ず第2波、第3波は来ると言われていたが、あっと言う間に過去最多を更新してしまった。ピークをどれくらいで抑える…

続き

国民投票法改正案 成立急ぎ条文案審議に入れ

 憲法改正について議論する衆院の憲法審査会がようやく開催された。先の通常国会で自由討議を行って以来およそ半年ぶりであり、菅政権では初となる。改憲の是非を問う国民投票の利便性を高める国民投票法改正案の成立は待ったなしだ。今…

続き

10年以上も前の話。テレビで関西の芸人が…

 10年以上も前の話。テレビで関西の芸人が「うちの嫁は……」と話しだした。どう見ても30代にしか見えない彼に嫁がいるのが不思議だった。「嫁とは息子の妻」のこととそれまで考えていたからだ。  だが話を聞いていると、どうやら…

続き