編集局 
中国のジブチ基地、プレゼンス拡大に警戒を
中国は、初の海外軍事基地をアフリカ東部のジブチに建設中である。旧フランス領であるジブチは紅海の入り口にある戦略的要衝で、人口約90万人の小さな国。世界貿易物流量の20%が通過するバブ・エル・マンデブ海峡に面する。基地が…

最後のアジア歴訪で軽視されるオバマ氏 Obama disrespected on final Asia trip
オバマ大統領の最後のアジア歴訪で、そのレームダック(死に体)ぶりが明らかになった。 オバマ氏は5日夜、ラオスに到着、同国を初めて訪問する米大統領となった。10回目のアジア訪問でかつてないほどの軋轢(あつれき)、対立に…

イエズス会の宣教師で、上智大学名誉教授…
イエズス会の宣教師で、上智大学名誉教授だったアンセルモ・マタイスさんが、心から惚れ込んでいた女性がいた。1999年1月に最終講義を行った時も、この人物について熱い思いを込めて語った。 インドで貧者救済に尽力したマザー…


眞子殿下、日本人移住80周年でパラグアイへ御出発
秋篠宮殿下御夫妻の長女眞子殿下(24)は6日、羽田空港発の民間機で南米パラグアイへ向け出発された。眞子さまの外国公式御訪問は、昨年12月の中米2カ国訪問以来2度目。16日に帰国される。 今年は日本人がパラグアイに移住…


拉致解決へ方策を
新閣僚に聞く 加藤勝信 働き方改革・拉致問題担当相 加藤勝信働き方改革・拉致問題担当相は6日、世界日報社を含む報道各社のインタビューに応じ、「働き方改革」の意義や北朝鮮による拉致問題などについて語った。 働き方改革に当…

日中首脳会談、中国は大国の責任果たせ
安倍晋三首相と中国の習近平国家主席との日中首脳会談が、昨年4月以来1年5カ月ぶりに中国・杭州で実現した。両首脳の会談は今回で3回目である。 日中摩擦の火種となっている東シナ海での中国の一方的なガス田開発や沖縄県・尖閣…

成長率1%の経済 The 1 percent economy
偉大なる米国の経済のエンジンにできることは、本当にせいぜいこれだけか。ヒラリーが先月、民主党全国大会での演説の中で高々とうたったように、今は本当に、「米国の(新たに始まる希望の)朝」なのであろうか。(この言葉はロナルド…

日本の大学は長年、実践的な研究とは関係の…
日本の大学は長年、実践的な研究とは関係の薄い部分で存在し続けたが、その風向きが今世紀に入り変わった。大学出資のベンチャー企業の発進も続いている。 それを見据えて、三菱UFJキャピタルの半田宗樹社長は「プロの経営者と一…

松陰像撤去で「意趣返し」
地球だより 山口県に出張した折、少し足を延ばして萩を訪れたことがある。ここには幕末に吉田松陰が開いた私塾・松下村塾の建物が残り、明治維新の立役者たちの生家があちこちに点在する、いわば近代日本ルーツの一つだ。山口(長州藩…


悠仁殿下、10歳に
宮邸で水田作りに挑戦される 秋篠宮殿下御夫妻の長男悠仁殿下は6日、10歳の誕生日を迎えられた。現在、お茶の水女子大付属小4年で、1日から2学期が始まり元気に通学されている。宮邸では野菜作りに加え、昨年秋から水田作りに挑…

米大統領選、国際情勢見据えた政策論争を
米大統領選は5日のレーバーデー(労働者の日)を境に終盤戦に入った。世論調査では、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官がリードを保っている。超大国の大統領候補として、米国のみならず国際情勢を見据えた政策論争を期待した…

核合意めぐりイランに極秘で譲歩か U.S., allies offered secret concessions to Iran in nuclear deal
オバマ政権と米国の同盟国は、昨年の核合意でイランに科せられた主要な制裁を回避するのを認める「秘密」合意をイランと交わしており、そのためイラン政府への主要な制裁は、核合意の定めた期限までに緩和されることになると指摘する報…

14年連続してきた年間の全国交通事故死者の…
14年連続してきた年間の全国交通事故死者の対前年比減少は、昨年が4人増の4117人となり足踏みした。わずかだったが、増加は増加。仕切り直しとなった今年は再び減少へと大きく進みそうなだけでなく、3000人台に入る展望も見…


神仏を共に敬う日本人
江戸時代までは自然な信仰 生田神社名誉宮司 加藤隆久氏に聞く 古来、恵まれた自然環境の中で日本人は自然と親和的な精神文化を育んできた。その上に仏教を受容したので、江戸時代までは神仏習合が自然な信仰となった。明治初めに神…

「ニンジャ」逮捕に報奨金
地球だより 毎日のニュースでドゥテルテ大統領が話題にならない日はない。一国の元首なので当たり前かもしれないが、アキノ前大統領に比べて圧倒的に多い気がする。政治家らしからぬ過激な発言がメディアのネタになりやすいからだと推…

民進党代表選、「民共共闘」見直しを明確に
野党第1党・民進党の代表選が告示された。旧民主党が野党に転落後、4年近くに及ぶ低迷から、新たな党(民進党)に衣替えして党勢をどう立て直すのか。そのためのリーダーを蓮舫代表代行、前原誠司元外相、玉木雄一郎国対副委員長の3…

男性保育士の難題
待機児童が2年連続で増えている。受け入れ定員は拡大したが、利用希望者がそれより増えているからだ。そんな中で、保育園の新設計画が頓挫するケースが相次いでいる。 その主な要因は周辺住民の反対で、その理由に驚かされる。①子…

イタリア・シチリア島の町、タオルミーナに…
イタリア・シチリア島の町、タオルミーナにギリシャ人が造りローマ人が改造した劇場が残っている。その見物席の最上段からは、エトナ(活火山)の全山から海岸の波打ち際まで、全景が見晴らせる。 「(ギリシャ時代の)演劇が、蒼い…

日露首脳会談、したたかさが必要な領土交渉
安倍晋三首相はロシア極東ウラジオストクでプーチン大統領と会談した。北方領土問題を含む平和条約交渉について首相は「手応えを強く感じ取ることができた」と述べ、交渉の進展に強い意欲を示した。 経済協力が先行し、領土問題が置…

「摘みもてる秋七草の手にあふれ」(杉原竹女)…
「摘みもてる秋七草の手にあふれ」(杉原竹女)。9月は、歳時記では秋の項目に入る。残暑は厳しいが、このところの台風の到来で、秋が間近に迫っていることが感じられるのも確か。 先日、所用で福島県いわき市から郡山市まで磐越東…

ルセフ氏罷免、前途多難のブラジル経済改革
ブラジルで「政府会計を不正操作した」として5月から職務停止中だった左派の労働党政権のルセフ大統領が弾劾裁判で罷免された。 貧困対策や手厚い労働者保護を重視してきたルセフ氏は、経済悪化の責任を問われる形で政権から追放さ…

トランプ氏、メキシコの人々を「非常に尊敬」 Donald Trump recedes: ‘Great respect’ for Mexicans
ドナルド・トランプ氏は31日、不法移民に関するこれまでの主張を変えないと約束したが、世界の舞台に上がると、これまでのメキシコに対する暴言をトーンダウンさせた。一方で、初めての外国の元首を訪問し、自由貿易で譲歩を勝ち取っ…

中央アジア・キルギスの首都ビシケクの中国…
中央アジア・キルギスの首都ビシケクの中国大使館で自爆テロが発生した。中露の一部メディアは、新疆ウイグル自治区の独立派組織の犯行との見方を伝えている。昨年のちょうど今頃、同地を訪れた際、特に治安の悪さは感じなかったのだが…
