編集局
日本の大学は長年、実践的な研究とは関係の…
日本の大学は長年、実践的な研究とは関係の薄い部分で存在し続けたが、その風向きが今世紀に入り変わった。大学出資のベンチャー企業の発進も続いている。 それを見据えて、三菱UFJキャピタルの半田宗樹社長は「プロの経営者と一…
松陰像撤去で「意趣返し」
地球だより 山口県に出張した折、少し足を延ばして萩を訪れたことがある。ここには幕末に吉田松陰が開いた私塾・松下村塾の建物が残り、明治維新の立役者たちの生家があちこちに点在する、いわば近代日本ルーツの一つだ。山口(長州藩…
悠仁殿下、10歳に
宮邸で水田作りに挑戦される 秋篠宮殿下御夫妻の長男悠仁殿下は6日、10歳の誕生日を迎えられた。現在、お茶の水女子大付属小4年で、1日から2学期が始まり元気に通学されている。宮邸では野菜作りに加え、昨年秋から水田作りに挑…
米大統領選、国際情勢見据えた政策論争を
米大統領選は5日のレーバーデー(労働者の日)を境に終盤戦に入った。世論調査では、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官がリードを保っている。超大国の大統領候補として、米国のみならず国際情勢を見据えた政策論争を期待した…
核合意めぐりイランに極秘で譲歩か U.S., allies offered secret concessions to Iran in nuclear deal
オバマ政権と米国の同盟国は、昨年の核合意でイランに科せられた主要な制裁を回避するのを認める「秘密」合意をイランと交わしており、そのためイラン政府への主要な制裁は、核合意の定めた期限までに緩和されることになると指摘する報…
14年連続してきた年間の全国交通事故死者の…
14年連続してきた年間の全国交通事故死者の対前年比減少は、昨年が4人増の4117人となり足踏みした。わずかだったが、増加は増加。仕切り直しとなった今年は再び減少へと大きく進みそうなだけでなく、3000人台に入る展望も見…
神仏を共に敬う日本人
江戸時代までは自然な信仰 生田神社名誉宮司 加藤隆久氏に聞く 古来、恵まれた自然環境の中で日本人は自然と親和的な精神文化を育んできた。その上に仏教を受容したので、江戸時代までは神仏習合が自然な信仰となった。明治初めに神…
「ニンジャ」逮捕に報奨金
地球だより 毎日のニュースでドゥテルテ大統領が話題にならない日はない。一国の元首なので当たり前かもしれないが、アキノ前大統領に比べて圧倒的に多い気がする。政治家らしからぬ過激な発言がメディアのネタになりやすいからだと推…
民進党代表選、「民共共闘」見直しを明確に
野党第1党・民進党の代表選が告示された。旧民主党が野党に転落後、4年近くに及ぶ低迷から、新たな党(民進党)に衣替えして党勢をどう立て直すのか。そのためのリーダーを蓮舫代表代行、前原誠司元外相、玉木雄一郎国対副委員長の3…
男性保育士の難題
待機児童が2年連続で増えている。受け入れ定員は拡大したが、利用希望者がそれより増えているからだ。そんな中で、保育園の新設計画が頓挫するケースが相次いでいる。 その主な要因は周辺住民の反対で、その理由に驚かされる。①子…
イタリア・シチリア島の町、タオルミーナに…
イタリア・シチリア島の町、タオルミーナにギリシャ人が造りローマ人が改造した劇場が残っている。その見物席の最上段からは、エトナ(活火山)の全山から海岸の波打ち際まで、全景が見晴らせる。 「(ギリシャ時代の)演劇が、蒼い…
日露首脳会談、したたかさが必要な領土交渉
安倍晋三首相はロシア極東ウラジオストクでプーチン大統領と会談した。北方領土問題を含む平和条約交渉について首相は「手応えを強く感じ取ることができた」と述べ、交渉の進展に強い意欲を示した。 経済協力が先行し、領土問題が置…
「摘みもてる秋七草の手にあふれ」(杉原竹女)…
「摘みもてる秋七草の手にあふれ」(杉原竹女)。9月は、歳時記では秋の項目に入る。残暑は厳しいが、このところの台風の到来で、秋が間近に迫っていることが感じられるのも確か。 先日、所用で福島県いわき市から郡山市まで磐越東…
ルセフ氏罷免、前途多難のブラジル経済改革
ブラジルで「政府会計を不正操作した」として5月から職務停止中だった左派の労働党政権のルセフ大統領が弾劾裁判で罷免された。 貧困対策や手厚い労働者保護を重視してきたルセフ氏は、経済悪化の責任を問われる形で政権から追放さ…
トランプ氏、メキシコの人々を「非常に尊敬」 Donald Trump recedes: ‘Great respect’ for Mexicans
ドナルド・トランプ氏は31日、不法移民に関するこれまでの主張を変えないと約束したが、世界の舞台に上がると、これまでのメキシコに対する暴言をトーンダウンさせた。一方で、初めての外国の元首を訪問し、自由貿易で譲歩を勝ち取っ…
中央アジア・キルギスの首都ビシケクの中国…
中央アジア・キルギスの首都ビシケクの中国大使館で自爆テロが発生した。中露の一部メディアは、新疆ウイグル自治区の独立派組織の犯行との見方を伝えている。昨年のちょうど今頃、同地を訪れた際、特に治安の悪さは感じなかったのだが…
河回仮面の帰郷
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 仮面劇は人が仮面をかぶって他の人物や動物、超自然的な存在などに扮装(ふんそう)して踊り、歌い、セリフを交わす歌舞劇だ。庶民の生活経験を劇にして、特権階層に対する鋭い風刺と形式的な倫…
南米初開催の夏季五輪に思う
地球だより 南米初開催の夏季五輪となったリオデジャネイロ五輪が成功裏に幕を閉じた(パラリンピックは今月開催)。 開催国のブラジルでは、スポーツ報道の多くがサッカーに割かれるが、五輪開催を通じて得意とするバレーや柔道だ…
陛下、サウジ副皇太子と御会見
天皇陛下は1日午前、サウジアラビアのムハンマド副皇太子と皇居・御所で会見された。副皇太子は31歳ながら将来の国王候補と目されており、「ワンピース」など日本の漫画やアニメを好む親日家という。 宮内庁によると、会見は約2…
新閣僚に聞く 貧困の連鎖解消を
新閣僚に聞く 鶴保庸介 沖縄・北方担当相 鶴保庸介沖縄・北方担当相は1日、世界日報社を含む報道各社のインタビューに応じ、沖縄振興策や北方領土対策などについて語った。 2017年度沖縄振興予算の概算要求額が今年度当初予算…
「共謀罪」法案、テロ防止へ今回こそ成立を
政府は「共謀罪」を織り込んだ組織犯罪処罰法改正案を次期臨時国会に提出する方針を決定した。 過去3回、国会に提出されたが、野党の反発などで廃案になった経緯がある。特に、テロをはじめとする犯罪の国際化等に対応したものであ…
逮捕された俳優でタレントの高畑裕太容疑者…
逮捕された俳優でタレントの高畑裕太容疑者(22歳)について、男女を問わずなれなれしく接する人物だった、と伝えられている。先輩芸能人に対する接し方など、芸能界の上下関係や序列についての認識が欠けていたようだ。 「対人距…
サード配備する敷地の最終確定は可能なのか
韓国紙セゲイルボ 7月13日のサード(THAAD=高高度防衛ミサイル)配備敷地確定発表以後、韓国国防部は1カ月以上、敷地問題で迷走を続けている。 当初、国防部は慶北星州砲台が「最適の適合地」と強調したが、こっそりと「…