編集局 rss

いまも戦乱の絶えないアフガニスタンは、…

 いまも戦乱の絶えないアフガニスタンは、かつてシルクロードの要衝で「文明の十字路」と呼ばれた。東京・上野の東京国立博物館で開かれている「黄金のアフガニスタン~守りぬかれたシルクロードの秘宝~」展で、それを実感した。  ア…

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「音速」鉄道開発への不安

地球だより  先月中旬、米ネバダ州の砂漠で新高速交通システム「ハイパー・ループ」の走行実験が公開され、次世代の移動手段として大きな注目を集めた。  「ハイパー・ループ」は、直径3・3㍍のチューブ管の中を細長い車体が浮いた…

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新元素命名、技術力の高さ示した快挙だ

 理化学研究所などのチームが世界で初めて合成した原子番号113番元素の名称について、化学者の国際組織「国際純正・応用化学連合(IUPAC)」は、名称案が「ニホニウム(nihonium)」、元素記号が「Nh」と発表した。 …

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世に「聞き上手」はいるが、作家古井由吉氏…

 世に「聞き上手」はいるが、作家古井由吉(よしきち)氏(78歳)のケースは「達人」の域に達しているのではないかと思えてくる。  ドイツ文学者手塚富雄(故人)によると、34歳年少の古井氏は「優秀な捕手」のようだった。親子ほ…

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揺らぐ日本の信用

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  日本というと何が浮かぶか。侵略、歴史歪曲、独島(竹島)挑発、壬辰倭乱(文禄の役)…。日本に広がる極右的な風潮、事ごとにぶつかる韓日。あまりいいことが浮かばない。とはいえ、悪いイメー…

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米で「原爆神話」めぐる議論が続く

オバマ大統領の広島訪問 日米で概ね評価の一方  オバマ米大統領が先月27日、現職米大統領として初めて、広島を訪問した。1945年8月の原爆投下以来、71年ぶりだ。日本では被爆者の9割からもオバマ大統領の広島訪問は歓迎と評…

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「期待」と「誤解」の間に 大統領選控え、潘基文氏の言動に注目

韓国紙セゲイルボ  “潘基文(パンギムン)旋風”が駆け抜けて行った汝矣島(ヨイド)が落ち着かない。  潘国連事務総長は30日、韓国を離れる際、「誤解がないことを望む」と述べたが誰も「誤解」とは思っていない。潘氏は6日間の…

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舛添氏資金流用、反省を形で示し責任果たせ

 舛添要一東京都知事の政治資金流用問題で、第三者調査結果に納得しない都議会各会派が厳しい追及を開始している。  都議会側はきょう、総務委員会理事会を開き、一問一答形式の集中審議開催を決める。都政の混乱を収束させるには、知…

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中国軍の目標・能力に対する米の「危険な」誤算 Obama, Pentagon ‘dangerously’ miscalculating China’s military goals and capabilities

 米中両国が戦略的に重要な南シナ海の支配をめぐって、互いに出し抜こうと危険な駆け引きを繰り広げる中、防衛評論家やアナリストらは、米国の取り組みが、中国の拡大する軍事力、経済力を前に長期的には徒労に終わるのではないかと懸念…

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作家の幸田文さんが北海道の富良野に東大演習林…

 作家の幸田文さんが北海道の富良野に東大演習林を見学に行った時のこと。目当てのエゾマツが分からなくて専門家に質問すると「あなたは梢の葉っぱばかり見るから、わからなくなっちゃう、幹の色、木の肌の様子も見てごらんといわれた」…

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皇太子殿下御一家が壁画展に

 皇太子殿下御夫妻は7日夕、長女愛子殿下(14)を伴い、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の「日伊国交樹立150周年記念ポンペイの壁画展」を鑑賞された。  イタリアのポンペイ遺跡周辺で出土した約2000年前…

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日米韓が連携して北朝鮮の挑発への対応強化を

 中谷元・防衛相と米国のカーター国防長官、韓国の韓民求国防相はシンガポールで会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対する日米韓3カ国の緊密な連携を確認した。  核・ミサイル開発を非難  会談では、北朝鮮の弾道ミサイルを…

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米軍関係事件で謝罪と怒号

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  元米軍兵の米国籍男性による女性死体遺棄事件で、沖縄県全体で怒りが広がっている。こうした中、米国の軍人・軍属、民間人らが、米軍基地が所在する北谷町の国道で、行き交う人々に頭を下げ続け…

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港町サンフランシスコの治安の欠如 Insecurity by the Bay

 正義の歯車は、所によっては回転が遅い。ところが、幸いなことに、サンフランシスコでは、その歯車が、ほんの一時のことかもしれないが、逆回転をしつつある。「バグダッド・バイ・ザ・ベイ(港町バグダッド)」―ある人気者のコラムニ…

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富士フイルムホールディングス(HD)の…

 富士フイルムホールディングス(HD)の助野健児新社長がインタビューで、最も力を入れる事業領域として医療機器や再生医療など医療関連分野を挙げ、「ヘルスケアを中心にM&A(合併・買収)で収益の刈り取りを早くできるなら、仕掛…

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独右派政党幹部の失言

地球だより  独サッカー・ナショナルチームの一員で、バイエルン・ミュンヘンに所属するジェローム・ボアテング選手(27)について、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のアレクサンダー・ガウラント副党首は、「サ…

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両陛下、長野から御帰京 「アファンの森」30分散策される

 第67回全国植樹祭出席などのため4日から長野県を訪れていた天皇、皇后両陛下は6日午後、新幹線で帰京された。  両陛下は帰京に先立ち、英国出身の小説家C・W・ニコルさんが約30年前から生態系の再生を進めている「アファンの…

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欧州には約1200人の脱北者

元北朝鮮人民軍第5部隊小隊指揮官 金主日氏に聞く  元北朝鮮人民軍第5部隊の小隊指揮官金主日氏(43)は5日、ウィーン市内で本紙とのインタビューに応じた。咸鏡北道吉州郡出身の金氏は2005年8月、脱北した。現在は英ロンド…

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中国の南シナ海の実効支配に道開く重大な懸念

 シンガポールでアジア安全保障会議が開催された。この会議は、アジア太平洋地域を中心とした国防関係者が地域の安全保障問題について意見を交換する会合だ。「シャングリラ対話」とも呼ばれている。  米が“孤立の長城”と警告  今…

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オバマ氏、社会保障でサンダース氏寄りに転換 Obama flips to Sanders’ side, calls for expansion of Social Security benefits

 オバマ大統領は約5年前に社会保障制度を救う計画に署名した時、給付金の増額を抑えることになる提案に合意した。  しかし現在、民主党大統領選予備選で、退職手当の拡充を求めるサンダース上院議員(バーモント州)のポピュリスト路…

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大きな記事も小さな記事もあるが、今年は…

 大きな記事も小さな記事もあるが、今年は新聞の社会面で死者の出た交通事故記事がやや目立つ印象を受ける。大学生13人が犠牲となった今年1月15日の長野・軽井沢のスキーバス転落事故の記憶は新しい。  バス運行会社やツアー企画…

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労働法改正法案をめぐる抗議活動に頭痛めるフランス

労働法改正案めぐり大荒れ  フランス政府が提出した労働法改正法案をめぐって、全国規模の抗議行動が繰り返されている。一部精油所の閉鎖によるガソリン不足、原発施設の稼働停止による電力不足、高速道路の封鎖による物流マヒなど、国…

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憲法に「緊急事態対処規定」を

「新しい憲法をつくる国民大会」講話要旨 新しい憲法をつくる国民会議会長 清原淳平氏  新しい憲法をつくる国民会議の清原淳平会長は、憲法記念日の5月3日、第47回「新しい憲法をつくる国民大会」で講話をし、「大災害地を早期救…

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