編集局
「万霊の天より圧す梅雨入りかな」(目迫秩父)…
「万霊の天より圧す梅雨入りかな」(目迫秩父)。あすから6月になる。6月というと、すぐに連想するのは「梅雨」で、じめじめと降り続く雨のイメージ。 しかし、うっとうしいと思うのは人間側の事情で、自然万物がすくすくと育つ大…
皇后陛下が「給桑」 養蚕作業を初公開
皇后陛下は29日午後、皇居内の紅葉山御養蚕所で、蚕に桑の葉を与える「給桑」作業に臨まれた。皇后陛下の養蚕の様子が公開されたのは初めて。 マスク姿の皇后陛下は「(全部食べるのに)どのくらいかかりますか」などと担当職員に…
憲法審査会 緊急事態対応は喫緊の課題だ
今国会初の衆院憲法審査会が開かれ、憲法改正手続きを定めた国民投票法をめぐる自由討論が行われた。昨年11月以来の審査会で自民、公明、維新、希望の与野党4党は7項目の同法改正案の早期採決を求めたが、他の野党はCM規制の議論…
コロナ危機から見直す歴史 旧きものから新しきものへ
《 記 者 の 視 点 》 2017年夏、東京都美術館で、ピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」展が開催された。この画家は16世紀ネーデルランド絵画の巨匠で、24年ぶりの来日。これをまた、ここで話題にするのは、新型コロ…
新型コロナ、ストレス研究に巨額の予算 Feds spending millions of dollars to study coronavirus stress
新型コロナウイルスによって国全体が大変なストレスを感じていることに全米科学財団(NSF)が強い興味を示している。 人口構成によってこのストレスにどのように対処しているのかに関して、25以上もの研究が、巨額の税金を投じ…
中国の全国人民代表大会(全人代)で、香港…
中国の全国人民代表大会(全人代)で、香港での言論や集会の自由を奪う「国家安全法」の導入方針が採択された。香港の高度な自治を認める「一国二制度」を崩壊させる暴挙だ。国際公約をいとも簡単に踏みにじった代償は小さくないだろう…
ロードバイクで鳥海山へ登る
景色堪能し体力づくり 高校3年生 新田 岳登君に聞く 鳥海山ブルーラインが除雪を終えて開通した4月17日、下から車で登って行くと、自転車を漕(こ)ぐかっこいいウエアの青年とすれ違った。開通した5合目・鉾立(ほこたて)山…
狭まる行動範囲
地球だより 世界最長と言われるロックダウン(都市封鎖)が続くフィリピンのマニラ首都圏。規制が緩和され開業する店舗が増えるなど少しは日常を取り戻したが、収束の兆しはまだ見えていない。労働者以外、依然として不要不急の外出は…
2次補正案 早急な支援へ実効性上げよ
2次補正予算案が閣議決定された。一般会計の歳出総額は補正予算としては過去最大の31兆9114億円、1次補正と合わせた事業規模は230兆円超になった。 対策は出そろった感じだが、1次補正での対策も手続きの煩雑さから支援…
10年近く前、岩手県議の男性が病院内で番号で…
10年近く前、岩手県議の男性が病院内で番号で呼ばれたことに激しく抗議した後、自殺するという事件があった。男性は自身のブログに「ここは刑務所か」「会計をすっぽかして帰った」などと書いて批判を受けていた。番号へのこだわりが…
6・25参戦勇士への恩返し
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「韓国の子供たちが食べ物を求めて手を差し出してきました。ポケットにあったチョコレートが足らなくて多くの子供たちにあげられなかった。ひもじさに疲れた子供たちの眼差(まなざ)しが今も忘…
「ステイホーム」の楽しみ
地球だより 「ステイホーム」や「リモートオフィス」など、新型コロナウイルスの感染拡大と共に、これまでとは全く違った生活スタイルが生まれつつある。かくいう記者の家庭も、子供たちの学校が休校やオンライン授業に切り替わったこ…
真実性問われる正義連と尹美香氏
韓国紙セゲイルボ 寄付文化への後遺症、長く深刻に 毎月、小さな金額だがさまざまな団体に寄付をしている。障害者の権益と貧民など社会的弱者の健康権、消費者のために活動する市民団体と国内外の欠食児童を支援する救護団体などだ。…
豪州と米の分断図る中国
関税引き上げなどで圧力 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐって米中対立が激化する中、米国の同盟国オーストラリアが新型コロナへの中国の対応をめぐり国際的な調査を求めたことに中国が強く反発、農産品への関税などで圧力をかけて…
「男体山に真向かいて歩きせつに思う老いて…
「男体山に真向かいて歩きせつに思う老いて輝く人になりたしと」。国文学者で作家、エッセイストの中里富美雄さんは、今年の5月で満100歳を迎えた。その記念としてまとめた歌集が『百壽讃歌』(渓声出版)だ。 引用した歌は、別…
国家安全法 香港の民意恐れる中国の暴挙
中国は全国人民代表大会で、民主派のデモが高まった香港への直接統治を強化するため、新たな「国家安全法」の適用を正式決定する見通しだ。 返還時に英国はじめ国際社会と約束した「一国二制度」に基づき、香港に認めた高度な自治を…
9月入学、21年度導入を検討
NEWSクローズアップ 新型コロナウイルス感染拡大の影響による休校の長期化を受け、政府は始業・入学時期を秋にする「9月入学」の導入を検討している。学習の遅れを取り戻し、国際化を進める利点もあるが、導入には30本以上の法…
アフガンの暴力に効くワクチンはない There is no vaccine against violence in Afghanistan
アフガニスタン(以後アフガン)における死亡数を押し上げているのは、世界中の多くの所と同じように、新型コロナウイルスではない。ニューヨーク・タイムズの集計によると、このアジアの中南部の国では、人口3700万人中、8000…
北の核戦力強化、変わらぬ脅威に警戒怠るな
北朝鮮で軍事政策をめぐる最高意思決定機関である朝鮮労働党中央軍事委員会の拡大会議が開かれ、「核戦争抑止力の強化」などが打ち出された。国内経済を逼迫させる経済制裁や新型コロナウイルスの感染拡大などに見舞われながらも、核戦…
「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)う…
「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という。今「彼」を新型コロナウイルスに置き換えると、彼の実相はなかなか明らかにならず、知り尽くしたとは言えない。 山中伸弥・京大iPS細胞研究所所長は、月刊誌「文藝春秋」6…
封鎖緩和でも若者に悲観論
地球だより フランスは8週間にわたる外出禁止措置が今月11日から段階的に解除され、使い捨てマスクの路上ポイ捨てや、偽アルコール消毒液の販売などさまざまな問題が浮上。SNSにはリヨン市内の路上にマスクやビニール手袋が捨て…
天皇陛下が田植え
天皇陛下は25日午前、皇居内の生物学研究所脇にある水田で、即位後2度目となる田植えをされた。 陛下は水色の長袖シャツに紺のズボン、黒い長靴姿。水田に入ってしゃがみ、うるち米のニホンマサリともち米のマンゲツモチの苗計2…
緊急事態宣言解除 新たな日常の中で段階的に
政府は新型コロナウイルス感染症対策で、東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏1都3県と北海道で継続していた緊急事態宣言を解除した。完全な日常を取り戻すまで長い戦いになることを念頭に一歩一歩前に進んでいきたい。 感染抑えつつ…