編集局
3・4%マイナス、未曽有の危機に財政惜しむな
新型コロナウイルス禍の影響出始めは年率3・4%のマイナス成長――。内閣府が2020年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値を発表した。これで2期連続のマイナス成長になり、景気後退入りが確実となった。4~6月期はコロナ禍…
那覇市の儒教施設「久米至聖廟」、再び訴訟に
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 那覇市の松山公園に儒教施設「久米至聖廟」(孔子廟)がある。那覇クルーズ船ターミナルから市街地に向けて歩くと間もなく見える。2013年に、波上宮の隣から現在の場所に移って再建された際…
「ロシアゲート」から「オバマゲート」へ From ‘Russiagate’ to ‘Obamagate’: The tables turn on Obama administration
格言にあるように、正義の車輪の回転は遅いかもしれないが、それが道理に合わない回転をするのを無視していると、手痛い驚きに直面する危険を冒すことになる。それは、トランプ大統領を始末しようという、スパイもどきの陰謀に加わった…
西欧をたびたび襲ったペストなど、疫病の…
西欧をたびたび襲ったペストなど、疫病の大流行はその後の社会を大きく変えてきた。日本では天平時代の735年から737年にかけての天然痘の大流行がそうである。 九州北部で発生した疫病は平城京にも持ち込まれ、全国に広がり、…
スルーできない父母の日
地球だより 先日、韓国の友人から「日本のオボイナル(父母の日)はいつか」と聞かれた。「確か母の日が5月第2日曜日で、父の日は6月のええっと…何週目だったか…」と答えると、はっきり覚えていないことを不思議がっていた。韓国…
離島防衛へ排水性など向上 陸自、新小銃公開
防衛省・陸上自衛隊は18日、新たに導入する口径5・56ミリの20式小銃と、9ミリ拳銃を報道公開した。中国の海洋進出などが続く中、離島防衛を念頭に、排水性や、防錆性、火力性能が向上し、射程の延長や頬・肩当の可変式などの性…
「宇宙作戦隊」発足 河野防衛相が隊旗授与
防衛省は18日、航空自衛隊で初となる宇宙領域の専門部隊「宇宙作戦隊」を発足させた。日本が打ち上げた人工衛星への衝突などを防ぐため、宇宙ごみ(スペースデブリ)や不審な衛星の監視を行う。空自の府中基地を拠点に20人規模で始…
1面で異例の「お願い」 しんぶん赤旗
編集局長・日曜版編集長 連名で購読の継続訴え 新型コロナウイルスの感染拡大によってさまざまな業界に経営危機が広がる中、日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」(以下、赤旗)は17日付1面で同紙の継続的な発行の危機を訴え、読者に…
蔡総統2期目へ、中国の圧力から台湾を守れ
台湾の蔡英文総統があす、2期目に入る。1月の総統選での圧勝後、徹底した新型コロナウイルス対策で感染拡大を抑え込み、台湾社会から幅広い支持を得ている。 中国は「一つの中国」原則を受け入れない蔡政権への圧力を強めているが…
コロナ収束後も家庭で引き継ぎたいもの
外出自粛で家にいる時間が長くなり、妻や子供との関わり方もこれまでとは変わっている。そのせいもあるが、筆者の目下の関心事はコロナ後に日本と世界の家族がどうなっていくのかということである。コロナ後の世界の覇権や経済問題がど…
池波正太郎の時代小説には、季節の自然を…
池波正太郎の時代小説には、季節の自然をさりげなく描写する場面があり、それでいてピタリとはまっている。初夏の午後をつづった一節が『編笠十兵衛』(下・新潮文庫)にある。 「杉、松、椎(しい)、樟(くすのき)などの常盤木(…
ブラジル 新型コロナ感染者が23万人超
「ピークはまだ」専門家 ブラジル保健省は16日、新型コロナウイルスの感染者が前日より1万3919人増え、23万3132人になったと発表した。死者は1万5633人。 感染者数はスペインやフランスを上回り世界4位、死者数…
「知らないうちに仕組まれていた」 森友問題、政権に喧嘩を売る構図
NEWSクローズ・アップ 学校法人「森友学園」をめぐり国や大阪府、大阪市の補助金をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた前理事長・籠池泰典被告(67)、妻諄子被告(63)が、動画投稿サイト「ユーチューブ」などのSNS…
宇宙作戦隊 安全保障の能力強化を図れ
防衛省はきょう、航空自衛隊に「宇宙作戦隊」を新設する。 空自の府中基地(東京都府中市)を拠点に20人規模で編成する。宇宙安全保障の能力強化を図るべきだ。 増大する中露の脅威 宇宙作戦隊は、宇宙航空研究開発機構(J…
夏の全国高校野球選手権大会(甲子園球場)…
夏の全国高校野球選手権大会(甲子園球場)が新型コロナウイルス流行の影響により中止の方向で検討に入った。指導者や選手は残念至極だろうが、中止はやむを得ないところだ。 夏の大会では、3700余校が戦う地方大会も開催されて…
フランスの製薬大手幹部が米国優先発言
クチン使用権めぐり騒ぎ フランスの製薬大手、サノフィのポール・ハドソン最高経営責任者(CEO)が13日の米ブルームバーグニュースとのインタビューで、同社の新型コロナウイルスのワクチン開発が成功した場合、研究に最初に資金…
米国は北極圏で出遅れたと専門家が批判 Critics say U.S. missing the boat on Arctic
トランプ米政権は、北極圏で中露の海軍・海洋行動に効果的に対抗しようと苦慮している。専門家や一部議員からは、米国が今後10年間で、この地域で中露より有利に立とうと思うなら、当初の想定以上の資源を投じる必要があるとの主張が…
コロナ治療薬 感染拡大の抑制に貢献したい
厚生労働省は新型コロナウイルス感染症の治療薬として、抗ウイルス薬「レムデシビル」を緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づいて薬事承認した。国内初の治療薬で、既に供給が開始され、医療機関に到着しているという。副作用…
5月は新緑の匂いを運ぶ風の季節。「風薫る」…
5月は新緑の匂いを運ぶ風の季節。「風薫る」という俳句の季語がある。都会に住んでいると、若葉の匂いに接することが難しい。それでも、公園や街路樹の新緑に、かすかな匂いを感じたりする。 そんな時、森や林が点在した地方都市に…
ウイグル人権法案 少数民族への弾圧を許すな
米上院が、中国政府による新疆ウイグル自治区のウイグル族への弾圧に関し、トランプ大統領に制裁発動を求める法案を全会一致で可決した。早急な成立を求めたい。 100万人以上を拘束 法案は、ウイグル族や他のイスラム教徒の弾圧…
テロ増加で揺らぐアフガン和平構想 Brutal attacks push Trump’s Afghanistan peace plan to breaking point
トランプ政権は、アフガニスタンでの長期的な停戦を望んでいるが、今週に入ってその期待はしぼんできている。首都カブールで産科病院が襲撃を受けるという衝撃的な事件が起き、アフガン政府当局者らは、反政府組織タリバンとの和平への…
18日から開かれる世界保健機関(WHO)…
18日から開かれる世界保健機関(WHO)年次総会をめぐり、米中が火花を散らしている。オブザーバー参加を求める台湾を支持する米国とそれを拒否する中国。この問題を見ても、中国がWHOを人類の命と健康を守るための機関としてよ…
新型コロナの中の学帽戴冠式
地球だより フィンランドでは毎年、メーデーの前日の夕方、高校を卒業した学生たちが集まり、連帯感を高めるメーデーに向けての学帽戴冠式が行われる。学帽のデザインは天井が白、ツバ、校章の回り、あご紐は黒で、メーデーの日は、こ…