編集局 
米国は北極圏で出遅れたと専門家が批判 Critics say U.S. missing the boat on Arctic
トランプ米政権は、北極圏で中露の海軍・海洋行動に効果的に対抗しようと苦慮している。専門家や一部議員からは、米国が今後10年間で、この地域で中露より有利に立とうと思うなら、当初の想定以上の資源を投じる必要があるとの主張が…

コロナ治療薬 感染拡大の抑制に貢献したい
厚生労働省は新型コロナウイルス感染症の治療薬として、抗ウイルス薬「レムデシビル」を緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づいて薬事承認した。国内初の治療薬で、既に供給が開始され、医療機関に到着しているという。副作用…

5月は新緑の匂いを運ぶ風の季節。「風薫る」…
5月は新緑の匂いを運ぶ風の季節。「風薫る」という俳句の季語がある。都会に住んでいると、若葉の匂いに接することが難しい。それでも、公園や街路樹の新緑に、かすかな匂いを感じたりする。 そんな時、森や林が点在した地方都市に…

ウイグル人権法案 少数民族への弾圧を許すな
米上院が、中国政府による新疆ウイグル自治区のウイグル族への弾圧に関し、トランプ大統領に制裁発動を求める法案を全会一致で可決した。早急な成立を求めたい。 100万人以上を拘束 法案は、ウイグル族や他のイスラム教徒の弾圧…

テロ増加で揺らぐアフガン和平構想 Brutal attacks push Trump’s Afghanistan peace plan to breaking point
トランプ政権は、アフガニスタンでの長期的な停戦を望んでいるが、今週に入ってその期待はしぼんできている。首都カブールで産科病院が襲撃を受けるという衝撃的な事件が起き、アフガン政府当局者らは、反政府組織タリバンとの和平への…

18日から開かれる世界保健機関(WHO)…
18日から開かれる世界保健機関(WHO)年次総会をめぐり、米中が火花を散らしている。オブザーバー参加を求める台湾を支持する米国とそれを拒否する中国。この問題を見ても、中国がWHOを人類の命と健康を守るための機関としてよ…

新型コロナの中の学帽戴冠式
地球だより フィンランドでは毎年、メーデーの前日の夕方、高校を卒業した学生たちが集まり、連帯感を高めるメーデーに向けての学帽戴冠式が行われる。学帽のデザインは天井が白、ツバ、校章の回り、あご紐は黒で、メーデーの日は、こ…


露のコロナ感染者数、世界2位に
ロシアのコロナウイルス感染者数が急増している。13日までに感染者数は23万人を超え、米国に次いで世界で2番目に多くなった。政府の対応の遅れに批判が広がり、プーチン大統領の支持率は低下。国民の不満の矛先を欧米に向けさせる…


緊急事態39県解除、警戒緩めず新しい生活様式を
新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が39県で解除された。専門家会議や政府が解除の基準とするところまできたことは喜びたいが、気の緩みが再び感染の拡大を招かないように「新しい生活様式」を実践しながら、感染の終息と経済社…

新型コロナウイルスに関わる経済的支援の…
新型コロナウイルスに関わる経済的支援のための書類が難解で複雑で、中には10枚に及ぶ枚数が必要との話もある。「書類の煩雑さ」は昔も今も変わらない。 『韓非子』(作者韓非子は紀元前234年ごろ没)には、会計報告の書類をめ…

やさしい先払い運動
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 幼い頃に母と一緒に行っていた町の小さな店は不思議なところだった。豆腐、タマゴなどのおかずと駄菓子を取ってもお金は出さない。「チブチェク」と書いた出納帳に、主人がいてもいなくてもその…

スピード違反でストレス発散?
地球だより 3月以降、多くの州で外出制限が実施されたことで、道路を走る車は大幅に少なくなった。しかし、交通事故はそこまで減ってはいない。 米メディアによると、全米の交通量は感染拡大前と比べ41%減少。特に大都市のロサ…


北朝鮮だけ利した金正恩氏重病説
韓国紙セゲイルボ メディアと政治家は責任感持て 最近約1カ月の間、金正恩労働党委員長の健康異常説が韓国を揺るがした。身辺異常説は4月15日、金委員長が太陽節(金日成主席誕生日)に錦繍山太陽宮殿を参拝しなかったことで膨ら…


存在脅かされる先住民 ブラジル
コロナ禍と乱開発の波 ブラジルに住む先住民の多くは、アマゾン熱帯雨林やブラジル南西部など、森林地帯に近い広大な保護区で伝統的な生活様式を守りながら生活している。部族の中には、アマゾン熱帯雨林の奥深くでいまだ近代文明と接…

再処理工場「適合」、核燃料サイクルを立て直せ
原子力規制委員会は、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)について、操業開始に必要な新規制基準に「適合している」とした審査書案を了承した。 これを核燃料サイクルを立て直す機会としたい。 6年以上に及ん…

16世紀にローマに派遣された天正遣欧少年使節…
16世紀にローマに派遣された天正遣欧少年使節は、日本で最初に洋楽を学んだ少年たちだった。彼らを主題に『クアトロ・ラガッツィ』(集英社)を書いた美術史家の故若桑みどりさんは、音楽のことで疑問を抱いた。 当時の洋楽は、キ…


海兵隊、米海軍と洋上での初のサイバー防御訓練
サイバー空間や電磁波の領域で強化する在沖米軍 沖縄を拠点とする米海兵隊、第3海兵遠征軍(3MEF)傘下の第31海兵遠征部隊(金武町)は今年4月上旬、初めて洋上でサイバー防御訓練を行い、米海軍との連携も確認した。米国は、…

観光客の激減で行き場のない土産品を救済!?
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 新型コロナウイルス感染拡大のため、沖縄県で最も大きな影響を受けた業種の一つは、観光関連業だ。中でも、土産品店への打撃は甚大だ。4月7日、東京など7都府県に緊急事態宣言が発出されると…

バイデン氏の対中国政策 Joe Biden was an advocate for outsourcing critical U.S. industry to China
最近、ジョー・バイデン前副大統領の話はあまり聞かない。彼はこれから、トランプ大統領と対戦すると、皆が思っている人物である。彼は、わずか約8週間前に、バーモント州選出の上院議員、バーニー・サンダース氏を選挙戦から追い落と…

プロ野球ロッテのドラフト1位ルーキー…
プロ野球ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木朗希投手。10日の母の日に球団のユーチューブ公式チャンネルで動画を公開し、「今こうやってプロで野球ができているのは母のおかげ」と感謝を口にした。東日本大震災で父親(当時37)を…

食料輸出規制 安定供給体制を揺るがすな
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ロシアなど一部の国々は小麦やトウモロコシなどの輸出を制限し、食料を囲い込む動きを見せている。 感染収束のためにも、各国・地域は協調して食料の安定供給を維持すべきだ。 ロシアなど十…

新型コロナで「現金」離れが加速
地球だより アルプスの小国スイスの国民は現金を愛する。「現金だけが本物だ」という信念が社会の隅々にまで定着している国柄だ。その国民に対し、新型コロナウイルスは現金離れを強いてきているという。スイス公共放送協会のウェブサ…


新型コロナへの対応、制限緩和で試行錯誤の欧州
ドイツ、イタリア、フランスなど欧州連合(EU)諸国は、次々に新型コロナウイルス対策で講じてきた封鎖措置の緩和に舵を切っている。その一方で、感染の「第2波」ともいえるクラスター(集団感染)が発生するなどの現象が起きており…
