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古文書が伝える災害の教訓
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 優れた古代の観測記録 地震の周期や被害想定に有益 大海人皇子は、天武天皇元(672)年に起きた古代日本最大の内乱である壬申の乱を勝ち抜き、天武天皇として即位する。そ…
アフガニスタン タリバンの攻撃が激化
カタールの首都ドーハで9月12日からアフガニスタン政府と反政府武装勢力タリバンとの恒久的停戦に向けた和平交渉が開始されたものの、進展は見られず交渉は難航している。その間もアフガン政府治安部隊へのタリバンによる武力攻撃は…
菅内閣1カ月、全てが安倍前政権絡みの朝日の批判は感情的で新味なし
◆いきり立つ朝日社説 「説明責任をないがしろにする強権的な政治手法まで『継承』なのか。これでは『負の遺産』の解消どころか、安倍前政権下で進んだ政治の劣化に歯止めをかけることはできない」(朝日・社説16日付) 朝日新聞…
コロナ禍に乗じた中国資本の沖縄介入に警戒
保守系シンクタンクの日本沖縄政策研究フォーラム(仲村覚理事長)は10日、沖縄県浦添市で「中国依存からの脱却と日台経済交流の深化」をテーマにしたシンポジウムを開催した。中国の経済工作に対抗すべく、「沖縄日台経済安全保障研…
バイデンは米経済を弱体化させる可能性あり Flipping a coin on fossil fuels: Biden energy plan could weaken the U.S. economy
米国の経済はエネルギーで走っている。そして、その燃料が手頃な値段で入手可能な時、いっそう力強く走る。現在ほど、エネルギーが豊富だったことはほとんどなく、トランプ大統領の政策がその傾向を強める助けをしている。トランプ政権…
「超高齢長寿社会」とどう向き合う
メンタルヘルス・カウンセラー 根本 和雄 強い意志持ち柔軟に処世 『呻吟語』が語る老いの豊かさ 我が国の65歳以上の高齢者人口は3617万人、総人口に占める割合は28・7%で過去最高を更新し、しかも100歳以上の高齢者…
韓国 文政権また中国寄り姿勢
先駆け武漢直行便再開 韓国の男性人気音楽グループ「BTS(防弾少年団)」が朝鮮戦争(1950~53年)で米韓両国が協力した歴史に言及し、これに中国が反発した問題で、中国の不遜な態度に批判が集まる一方、韓国の文在寅政権は…
石川県小松市の「八町こども歌舞伎」が上演
子供役者たちの熱演に客席から惜しみない拍手が送られる 子供歌舞伎の盛んな石川県小松市で、今月4日、「八町こども歌舞伎」が上演された。会場の県こまつ芸術劇場うららには、顔に隈(くま)取りをして、華やかな衣装に身を包んだ5…
新聞週間の読売調査が改めて浮き彫りにした朝日と国民感覚のずれ
◆大局観培えと藤原氏 今、新聞週間(15~21日)の最中だ。今年の代表標語は「危機のとき 確かな情報 頼れる新聞」。読売の全国調査によれば、新聞の報道を全体として「信頼できる」と答えた人は76%に上る(14日付)。情報…
コロナ後の日本の広報外交
エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 移行期の学者ら招き研修 親日派の次期リーダーを養成 コロナウイルス感染が流行する前、国際防災会議のため、フィリピンへ行った。火山、台風、地震、土砂崩れなど…
「朝鮮人と家族同然に暮らす」 挿絵集『軍艦島の詩』で元島民回顧
NEWSクローズ・アップ 2015年に「明治日本の産業革命遺産」の一つとして海底炭鉱の跡などが世界文化遺産に登録された長崎県の端島(通称・軍艦島)。世界日報社はこのほど元島民が当時を振り返り編纂(へんさん)した挿絵集『…
日本の研究環境の貧困・疲弊・危機を指摘し分析したNW日本版と新潮
◆多い論文不正に問題 ニューズウィーク日本版(10月20日号)が「日本からノーベル賞受賞者が消える日」を特集している。折しも今年の日本人受賞者は一人もいなかった。これまでの日本人「受賞者は(中略)日本の研究環境の貧困と…
今求められる魂のホームベース
名寄市立大学教授 加藤 隆 豊かな「我―汝」関係を 神仏の「呼びかけ」願う人間 流行歌はその時代の人々の願望を映すと言われる。流行歌研究によると、年代によって特徴的なフレーズが見られるという。1970年代は「花が咲く」…
米共和党、上院で過半数割れの恐れ Republicans worry about losing control of Senate
Republicans are worried that a Democratic takeover of the Senate is increasingly likely, and many are hoping f…
サウジのイスラエルとの国交正常化はまだ先と指摘する米タイム誌
◆国王の正統性と関係 イスラエルとペルシャ湾岸のアラブ・イスラム国家、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンが米国の仲介で国交を正常化させたことで、次はサウジアラビアかという観測がしきりに流れている。 トランプ米大統…
菅政権が気になる韓国
日韓関係改善は望み薄 菅義偉官房長官(当時)が9月12日、日本記者クラブでの自民党総裁選討論会で外交問題を聞かれ、「私なりの外交スタンスがあり、それを貫徹していきたい」と述べて、米国や中国を挙げたが、「韓国」には一言の…
昔ながらの権威主義と既得権意識
北の主体思想を真似た文政権 韓国“親文勢力”の二重性 韓国人「日本へ行くって?、放射能は大丈夫か?」 日本人「はあ?」 日本人「北朝鮮のミサイルが飛んでこないか?」 韓国人「そんなわけない」 両国に横たわってい…
「象牙の塔」の矜持か傲慢か
《 記 者 の 視 点 》 静岡県の川勝平太知事の「学歴差別」発言 「人間は学問をすると、バカになる」 昭和44年1月、東京大学本郷キャンパス安田講堂を占拠していた左翼学生と警視庁機動隊の攻防を映し出すテレビを見なが…
現代の戦場で活躍の場失う戦車 The mighty tank struggles to find a place on the modern battlefield
「クルスクの戦い」や「砂漠のあらし」作戦など、20世紀の戦場では戦車が活躍し、戦闘を特徴付けてきた。 しかし、今後の戦闘で強力な戦車が活躍する場があるかどうかは全く不透明だ。専門家らは、ロケット攻撃が効果を高め、高度…
森鷗外の遺言と神道の死生観
乃木大将殉死で作風一転 生田神社名誉宮司 加藤隆久氏に聞く 世界で死者が100万人を超えたコロナ禍の中、思い出したのが「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」という森鷗外の遺言。宗教の核心は死生観で、日本人の生き方を宗…
重い対中債務に苦しむラオス
ラオスには「宝の山に座っている貧乏人」という言葉がある。金や銅、ボーキサイトなど豊かな地下資源を誇る国土に暮らしながら、人々の生活は貧しい自国を自嘲気味に語るものだ。だが、最大の資産である地下資源も、このままでは中国に…
米国 「孔子課堂」へ警戒呼びかけ
全米の学校運営者らに書簡 米国の国務省と教育省は13日、全米の高校以下の学校に設けられている「孔子課堂」の教育プログラムは児童・生徒らを狙った影響工作だとする書簡を、全米の学校運営者に送付、警戒を呼び掛けた。孔子課堂は…
米民主党 最高裁判事増員案が浮上
トランプ米大統領が先月、連邦最高裁判所判事にエイミー・バレット連邦高裁判事を指名したことを受け、民主党内で、政権奪還後に最高裁判事の定員を増やす案が浮上している。この案には司法への国民の信頼を失墜させる恐れがあるが、民…