オピニオン
新型コロナが悪化させる米中関係
アメリカンエンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 記者追放に対し人数削減 イメージ戦線にも対立が波及 中国政府がアメリカの主要3紙の記者に事実上、国外退去を命じ、新型コロナ対策で世界中が協力体制を取る必要がある中…
ホントは強靭な民主主義
平時には「危機管理」根本吟味を 「焦(じ)れってぇな、全く」「非常事態の法制はないのか。政治の怠慢じゃないか」「鎖国だ。鎖国」。気の短い江戸っ子なら、そんな悪態の一つもつきそうな空気が充満している。蔓延(まんえん)する…
中国がサンプル共有を拒否、専門家は以前から出現予測
新型コロナウイルスは、17年前に中国で重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行を引き起こしたウイルスによく似ているが、これは驚くようなことではない。米テキサス大学医学部ガルベストン校「新興ウイルス・アルボウイルス世界レフ…
新型ウイルス 身勝手極まる中国の責任転嫁
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐって、発生源である中国に責任転嫁の姿勢が目立つ。 外務省が「米軍持ち込む」 中国の習近平国家主席は今月発行の共産党理論誌「求是」で、湖北省武漢で発生した新型ウイルスについて「病原体が…
退任した露大統領補佐官
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 政権支えたイデオローグ クリミア併合工作にも関与? やや旧聞に属するが、ロシア大統領府は2月18日、プーチン大統領がウラジスラフ・スルコフ大統領補佐官を解任する大統領令に署名したと発表…
安保法施行4年、日米一体運用の不断の向上を
集団的自衛権行使を一部認める安全保障関連法の施行から、きょうで4年を迎えた。 海洋進出を強める中国や核・ミサイル開発を進める北朝鮮の脅威は高まる一方だ。自衛隊と米軍の一体的な運用性を不断に向上させていく必要がある。 …
露憲法改正 プーチン氏による権力私物化
ロシアのプーチン大統領の5選出馬を可能にする憲法改正法案が上下両院で可決され、プーチン氏が署名した。全国投票で過半数の賛成が得られれば、改憲は成立する。 大統領の任期制リセット 法案は、改憲時に現職大統領と大統領経験…
コロナ禍での経済対策 まず所得減少世帯へ現金給付を
《 記 者 の 視 点 》 東京都は25日、新型コロナウイルスの感染者が41人確認されたことを受け、小池百合子都知事が「感染爆発の重大局面」として都民に週末の不要不急の外出自粛を要請。26日も47人の感染が確認され、神…
「中国人」でなく「香港人」
「香港独立」という新潮流 自由インド太平洋連盟副会長 石井 英俊氏に聞く 香港独立派のリーダー・陳浩天氏が2020年のノーベル平和賞候補にノミネートされた。ノミネートに向けて取り組んだ、アジアの人権保護運動を行う「自由…
パンデミック米中情報戦、“偽情報”部隊が活発化
インタビューfocus 日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田 容子氏 中国湖北省武漢市で発生した肺炎をもたらす新型コロナウイルス感染が世界的大流行(パンデミック)を引き起こした最中、初のテレビ会議による先進7カ…
東京の感染者急増、危機意識共有し適切な行動を
東京都内で新型コロナウイルスの感染者が急増しているのを受け、東京都と神奈川県、埼玉県、千葉県、山梨県の1都4県の知事が今週末の外出自粛などを呼び掛けた。「オーバーシュート(患者の爆発的な急増)」を起こさないために、住民…
日本人が忘れてならぬ硫黄島の戦い
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 圧倒的戦力差も徹底抗戦 防波堤として散った栗林部隊 東京都内から南へ約1200㌔の距離にある小笠原諸島南端近くに位置する硫黄島は活火山の火山島であり、島内の至る場所…
G7テレビ会議、新型コロナとの戦いに結束を
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大する中、先進7カ国(G7)外相によるテレビ会議が行われ、今後の感染拡大防止に向けた国際的な取り組みの強化で一致した。各国での徹底対策とともに国際協力による治療薬や…
五輪1年延期、人命守るためやむを得ぬ
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、今年7月に開幕する予定だった東京五輪の延期が決まった。 延期には多くの難題が待ち受けているが、選手や観客、関係者らの人命と健康を守るためにはやむを得ない。 夏季冬季通じて初…
日本の特殊性を認識しよう
NPO法人修学院院長・アジア太平洋学会会長 久保田 信之 生き続ける神代の文化 神髄は「自然と精神の一体化」 他の国々の場合、「文化的繋(つな)がり」を過去に遡(さかのぼ)ってみると、大地、地域は同じであっても、異質の…
ウイグル襲う新型コロナ禍 トゥール・ムハメット氏
インタビューfocus 日本ウイグル連盟会長 トゥール・ムハメット氏 中国・武漢を発生源とする新型コロナウイルスは世界中で感染が拡大している。中国当局から激しい弾圧を受けているウイグル族にもコロナウイルスの感染が広がっ…
北ミサイル連射、感染拡大で内部引き締めか
北朝鮮が北西部から短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体2発を北東方向に向け発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したとみられている。北朝鮮は2日、9日にもミサイルを発射しており、今月に入ってすでに3回目だ。新…
脳科学と「教育の不易」
麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 不可欠な乳幼児期の躾 科学的知見踏まえた子育てを 政府の教育再生会議第2次報告は、「国は脳科学などの科学的知見と教育に関する調査研究などを推進し、そこで得られた知見の積極的な普及・啓…
関電問題、法令順守軽視の体質改善を
関西電力幹部による金品受領問題を調査してきた第三者委員会(委員長・但木敬一元検事総長)が、福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から幹部ら75人が総額約3億6000万円相当の金品を受領したとする最終報告書を関電に提出した…
「知ること」と「信じること」
名寄市立大学教授 加藤 隆 信頼が知識獲得の前提に 事実に対する解釈が人生左右 我々は見えるものに囲まれ、見えるものしか信用しないような風潮の中に生きているが、本質的には見えないものに大きく左右されている。結婚相手に「…
野田虐待死判決、重く受け止め悲劇を防げ
千葉県野田市で昨年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さんを虐待して死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた父勇一郎被告の裁判員裁判で、千葉地裁は懲役16年の判決を言い渡した。 「凄惨で陰湿」と断じる 判決によると、…
中国軍事専門家が南シナ海の米艦へ電磁攻撃を
中国の軍事専門家が、中国軍は殺傷力のない電磁パルス兵器、レーザー兵器を使用して、南シナ海から米艦艇を排除すべきだと訴えていることが明らかになった。中国共産党系の環球時報が17日、報じた。 中国軍ミサイル部隊に所属して…
クルーズ船 「旗国主義」が国際ルール
政府は、国際社会から非難を浴びたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での新型コロナウイルス感染への対応について、今後検証作業を実施するとしている。 非難浴びたウイルス対応 こうした中、今月中旬に自民党の薗浦健太郎…