オピニオン
中国の空母戦力は未完成
初の国産空母「山東」 本格訓練の兆候見られず 中国は初の国産空母「山東」を昨年12月に就航させた。しかし、専門家らは、試験航海を繰り返しているものの、完全に運用可能な状態ではないとみている。 中国は南シナ海の大部分の…
令和の国づくり、今年こそ改憲に向け動き出せ
令和2年が明けた。今年は昭和39(1964)年以来、56年ぶりに東京五輪・パラリンピックが開催される。 東西冷戦と高度経済成長の真っ只中で国力伸長期にいた当時と比べ、現在は米中覇権争いと少子高齢化・人口減少が加速する…
薬物情報ネットで氾濫
「ダメ。ゼッタイ。」 日本薬物対策協会共同代表 樋田 麻由美さんに聞く 小中学生を中心に薬物の危険性などを訴える講演会を全国各地で開く日本薬物対策協会・共同代表の樋田麻由美さんに、若年層に大麻などの薬物が広がっている問…
新春インタビュー 2020年どうなる憲法改正
令和2年、2020年が明けた。昨年末、安倍晋三首相(自民党総裁)は憲法改正について「決してたやすい道ではないが、必ずや私の手で成し遂げたい」と表明したが、残る総裁任期は1年9カ月。任期再延長の可能性も残されてはいるが、…
新春座談会 令和の外交と安保―待ったなし憲法改正〈下〉
新春座談会 令和の外交と安保―待ったなし憲法改正〈上〉 国際社会の大変動に備えを 櫻井 改憲、総選挙で国民に訴えよ 長尾 通常国会中、憲法審で議論を 黒木 国民のコンセンサス作りを 櫻井 GSOMIA騒動の直後に中国の…
五輪年の文化発信、訪日客に深く多様な日本を
56年ぶりとなる東京五輪・パラリンピックの年が明けた。今年はこれまで以上に日本に世界の注目が集まる年となる。前回の東京五輪は、高度経済成長の真っただ中で行われ、日本を経済大国へと押し上げる契機となった。今回は、文化大国…
躍進めざましい宇宙ビジネス
慶應義塾大学大学院教授 青木 節子 画像提供やデブリ除去 国際安保の在り方にも変化 民間宇宙活動の躍進がめざましい。これまで成長産業といわれながらも、宇宙産業は、通信衛星運用を除くと、政府、特に防衛関係部門の需要なしに…
新春座談会 令和の外交と安保―待ったなし憲法改正〈上〉
新春座談会 令和の外交と安保―待ったなし憲法改正〈下〉 改憲、総選挙で国民に訴えよ 日本をめぐる国際環境が厳しさ複雑さを増す中、ジャーナリストの櫻井よしこ氏、衆議院議員の長尾敬氏(自民党)、黒木正博・世界日報社社長が「…
主張 年頭にあたって 令和・日本の揺るがぬ基軸
「天意」問いつつ国造りを 令和初の年が明けた。今年は56年ぶり2度目の東京オリンピック・パラリンピックが行われる。前回1964年は高度経済成長期の真っただ中で、戦後の目覚ましい復興を象徴する大会だった。一方、今回は低成…
酷似する英米の環境と挑戦
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 虚言・暴言多い両指導者 減税や移民排除で支持を獲得 英国総選挙は保守党の大勝、労働党の大敗に終わった。これで英国は来月末には欧州連合(EU)をやっと離脱する。こ…
19年の日本 めでたい令和のスタート
今年の世相を表す漢字は、新元号の令和にちなんで「令」が選ばれた。一方、前例のない広域集中豪雨に西日本が襲われた昨年は「災」で、今年も東日本の広範囲で台風や大雨の甚大な被害に泣いた(本紙「今年の10大ニュース」2位)。被…
2020年の日本外交を展望する
元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 日米同盟強め中国牽制を 対北も米韓との緊密協力必要 2019年も相変わらず、激動の年であった。海図のない、不安定な世界であったが、日本外交は何とかやってきたというより、良く…
トランプ再選なら「安倍四選」が国益
“じゃじゃ馬”御する稀な政治家 赤提灯(ちょうちん)で隣り合わせた飲み友達にしても、ママ友にしても、「人付き合い」というものは存外難しい。「美女と野獣」というように、当人同士にしかわからない「相性」がある。まして国家を…
19年の世界 米中のイデオロギー対立激化
東西冷戦の象徴「ベルリンの壁」が崩壊したのは1989年11月9日。同年12月3日にはブッシュ(父)米大統領とソ連のゴルバチョフ書記長が地中海のマルタで会談し、冷戦の終結を宣言した。 あれから30年。アジアでは中国が軍…
パステルナーク事件の真相
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 「反ソ的」と『ジバゴ』発禁 フルシチョフは回想録で後悔 ソ連の詩人兼作家ボリス・パステルナークの名前を知らなくても、『ドクトル・ジバゴ』というタイトル名は今なお、人口に膾炙(かいしゃ)…
出生数90万人割れ、国を挙げて少子化食い止めよ
2019年に国内で誕生した日本人の子供の数が86万4000人と、1899年の統計開始以来、初めて90万人を割り込む見通しとなった。 一方、死亡数は137万6000人と戦後最多で、自然減は51万2000人と初めて50万…
故中曽根元首相の警鐘 憲法の欠陥、早急に是正を
《 記 者 の 視 点 》 令和元年もあと残すところ4日となった。新しい年、2020年を新しい心で迎えるためには、旧年をうまく送らなければならない。政界では今年、多くの先達が亡くなったが、その中でも101歳の天寿を全う…
自衛隊中東派遣 情報収集限定は解せない
海上自衛隊の中東への派遣がようやく決まった。この海域の安全が日本経済にとって死活的重要性を有している点を念頭に置けば、遅きに失したと言えるものの評価できる。 ただ、海自の活動を防衛省設置法の「調査・研究」に基づく情報…
今ウイグルで何が起きているのか ~中国による弾圧の実態~
世日クラブ講演要旨 民族抹殺が国家戦略に 日本ウイグル連盟会長 トゥール・ムハメット氏 日本ウイグル連盟会長のトゥール・ムハメット氏は12日、世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良(ゆずる)・近藤プランニング…
秋元議員逮捕 カジノの健全性に向け猛省を
統合型リゾート(IR)事業の開業を前に、中国のカジノ関連会社から賄賂を受領した疑いで、IR担当の内閣府副大臣を務めるなどIR事業を推進してきた衆院議員の秋元司容疑者が東京地検特捜部に逮捕された。射幸性の高いカジノを健全…
日本軍はノモンハンでいかに戦ったか
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 甚大だったソ連軍の損害 スターリンが「大勝利」と喧伝 今年はノモンハン事件から80年目となる。そのため、ノモンハン事件に関連する書籍が数多く出版されている。10月7…
中国が新型SLBM試射
戦略兵器開発誇示か 中国軍は22日、開発中の新型潜水艦発射ミサイル(SLBM)「巨浪3」の発射実験を行った。複数の米当局者が明らかにした。中国はアジア、西太平洋での覇権拡大の意思を明確にしており、日本、米国など、アジア…
日韓首脳会談 徴用工問題に向き合わぬ文氏
日中韓首脳会談を行うため中国四川省成都市を訪れた安倍晋三首相は、韓国の文在寅大統領と1年3カ月ぶりに首脳会談を行った。だが、最大の懸案である元徴用工に対する日本企業の賠償を命じた韓国大法院判決をめぐり、両首脳は対話継続…