オピニオン
幻想の普天間5年以内運用停止
エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 辺野古以外にも選択肢 日本政府に欠ける「誠実さ」 24日の「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」(沖縄県民投票)を3日後に控え、同県のみ…
米非常事態宣言、司法判断される不法移民問題
米国のトランプ大統領は公約したメキシコ国境での壁建設をめぐり、議会が採決した予算に計上された約13億㌦に加えて、国防総省などの政府予算からも建設費約67億㌦を捻出するため国家非常事態を宣言した。 大統領権限の乱用とし…
トランプさん忘れないで、北の生物・化学兵器の脅威も
来週ハノイで開かれる第2回米朝首脳会談の結果は、日本にも吉と出るか。いや懸念の方が倍も大きい。 会談成功を誇示したいトランプ米大統領の前のめりが気になる。「北朝鮮に核放棄の徴候はない」と、米情報機関や軍の責任者、国連…
中国、来年中に衛星破壊レーザー配備
中国軍は2020年、低軌道上の人工衛星を破壊可能なレーザー兵器を配備する可能性がある。米国防総省の国防情報局(DIA)が明らかにした。米情報機関が、中国のレーザー衛星破壊兵器(ASAT)の配備計画の詳細を明らかにするの…
iPS脊髄移植、安全最優先で研究を進めたい
健康な人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から神経の細胞を作り、脊髄損傷の患者に移植する慶応大チームによる臨床研究計画を、厚生労働省の専門部会が了承した。世界初の試みとなる。 リハビリ以外に有効な治療法がない脊髄損傷で…
発想の転換なき大学入試改革
沖縄大学教授 宮城 能彦 「知識不足」の学生たち 「選別」から「育てる」に重点を 2020年度から大学の入試の方法が変わるらしい。 大学で勤めているのにもかかわらず「らしい」などという表現を敢(あ)えてしたのは理由が…
自衛官募集、自治体は協力を惜しむな
安倍晋三首相が「自衛隊の新規隊員募集に対し、自治体の6割以上が協力を拒否している」と主張し、憲法9条への自衛隊明記を訴えたことについて、野党や一部メディアから事実誤認との批判が出ている。 しかし、6割以上の自治体から…
新社会主義に支配される民主
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 富裕層への増税提案 非現実的な気候変動政策 オカシオコルテス下院議員は気候変動政策「グリーン・ニュー・ディール(GND)」をめぐりとんでもない主張をしている。これは、今の民主党が新社会…
楽観的な政府の経済見通し
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 消費増税などの影響軽視 日銀・民間予測は横這い・悪化 1月28日に通常国会が召集され、来年度予算案とその背後にある政府の来年度(2019年度)経済見通しが明らかになった。…
沖縄県民投票、辺野古移設めぐる混乱を懸念
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の是非を問う県民投票が告示され、24日に投開票される。 昨年10月に条例制定 県民投票は、埋め立てについて「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択から選ぶものだ…
中国が選ぶ18年十大ニュース
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 習主席の権威付け前面に 成長鈍化や格差拡大に触れず 2018年は習近平2期政権の初年であったが厳しい年であった。前年秋の19回共産党大会(19大)で中国は21世紀中葉に向けて「世界最大の国…
「同性婚」一斉提訴、結婚の意義を再確認せよ
個人の権利や自由に偏って主張する戦後の価値観を典型的に表す動きではないか。「同性婚」一斉提訴のことだ。 原告は男女間で認められている権利が同性カップルに認められないのは、法の下の平等に反すると主張するが、あまりの論理…
国内景気、力強さなく増税後が心配だ
2018年10~12月期の国内総生産(GDP)は2四半期ぶりにプラスにはなったが、力強さは見られない。海外環境の悪さもあり、先行きには不透明感が増す。10月には消費税増税を実施する予定であり、19年度予算案で種々の対策…
名誉と誇りを汚す韓国軍
韓国が約束を守らず、嘘(うそ)八百を並べて事実を認めない国であるという認識が大方の日本国民に定着してしまったようだ。最近の世論調査でも「韓国との関係が改善しなくてもやむを得ない」と答えた者が7割を超えている。当然の結果…
具体的戦略欠けた新防衛大綱
北海道世日クラブ講演要旨 緊迫化する東アジア~新防衛大綱の意義と課題 公益社団法人隊友会北海道隊友会連合会会長 酒巻 尚生氏 昨年12月18日、閣議で新たな防衛力整備の指針を示した「防衛計画の大綱」と平成31年度から5…
北朝鮮、特殊部隊を増強
非対称戦での戦力に エイブラムズ在韓米軍司令官は、北朝鮮が特殊部隊の拡大を進め、韓国と米国の特殊部隊にとって脅威になっていると指摘した。 エイブラムズ氏は12日、上院軍事委員会で「金正恩(朝鮮労働党委員長)は、特殊部…
韓国議長暴言、日本国民の心傷つける非礼
韓国の文喜相国会議長が米ブルームバーグ通信とのインタビューで、慰安婦問題の解決には天皇陛下の謝罪が望ましいと発言した。 日韓合意を無視し、日本人の国民感情を著しく傷つける暴言だ。安倍晋三首相をはじめ政府首脳が厳しく抗…
俺流の金正恩氏「新年の辞」
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 非核化言及も放棄せず 人民は寒さと飢えに苦しむ 朝鮮半島の北部地域の冬の寒さは厳しく、大正11(1920)年1月18日には鴨緑江の上流にある中国と北朝鮮の国境都市・中江で氷点下41・6…
英空母極東派遣、南シナ海で重要な対中抑止力
英国は最新鋭の主力空母「クイーン・エリザベス」を太平洋に派遣すると発表した。 欧州連合(EU)からの離脱期限が来月に迫る同国が新たな国際戦略を打ち出す中、インド太平洋への海洋進出が著しい中国の、特に南シナ海「領有」化…
北漂着船問題、危機感足りない
世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良〈ゆずる〉・近藤プランニングス代表取締役)の定期講演会が12日、都内で開かれ、特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏が「激変する朝鮮半島情勢と日本」と題し講演した。 荒木…
自民党、党一丸で草の根改憲運動興せ
自民党は党大会で、統一地方選と参院選の勝利や憲法改正への誓いを新たにした。政治決戦に勝利しなければ改憲の道も開けない。これは一政党の課題でなく、日本の未来を左右する国民的課題だ。党一丸となって新たな御代を切り拓く。その…
米中国交「40周年」中国の本音
平成国際大学教授 浅野 和生 台湾統合に武力行使も 米国はアジアの安定を保証 40年前の1月1日、米中の国交が正常化された。これに伴い、その1月1日にアメリカと台湾は断交となった。しかしそのアメリカは、国内法で「台湾関…
ベネズエラ危機、キューバ情報機関が軍に浸透
米南方軍のフォーラー司令官(海軍大将)は、危機的状況が続くベネズエラ問題でキューバ治安要員が「中心的位置」を占め、中露も、経済、軍事面でマドゥロ独裁政権を支援していると非難した。 フォーラー氏は7日の上院軍事委員会で…