オピニオン
気配りが9割 永田町で45年みてきた「うまくいっている人の習慣」
成功者は「人を喜ばす」天才 政治評論家 田村 重信氏に聞く 自民党本部職員として45年間働いてきた著者は、これまで16人の首相をはじめとする大物政治家や優秀な官僚たちと共に仕事をしてきた。長年観察してきて分かった、「成…
民主副大統領候補 問われる党内の懸念への対応
2020年米大統領選挙の投票日まで80日余りとなった。 政権奪還を目指す野党民主党の候補指名を確実にしているバイデン前副大統領は、カリフォルニア州選出の黒人女性カマラ・ハリス上院議員を副大統領候補に選んだ。 有色人種…
たばこポイ捨て対策は課税強化で
エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 吸い殻が最大のごみ問題 海洋に流出される有害物質 コロナ禍にあって自宅で過ごす時間が多くなり、健康管理のため近所を散歩する人たちが増えている。筆者もその中…
香港民主派逮捕 中国の人権弾圧に抗議の輪を
中国の香港国家安全維持法(国安法)による香港紙「リンゴ日報」創業者・黎智英氏、民主活動家・周庭氏の逮捕は、香港に民主主義を認めた国際公約「一国二制度」の破壊を繰り返す野蛮な人権弾圧である。自由と民主主義の価値観を平然と…
日航機墜落35年 たゆまぬ安全性の追求を
1985年8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便のジャンボ機が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が死亡、4人が重傷を負った。その事故から35年を迎えるが、遺族の無念は年月を経ても変わるまい。安全…
中国に共産主義体制変革促す米政権
平成国際大学教授 浅野 和生 「超限戦」真っ只中の米中 周到だった一連の米閣僚演説 トランプ米政権の対中国政策の発表は、実に周到だった。 5月28日に中国の全国人民代表大会が、香港「一国二制度」の弔鐘を鳴らす「国家安…
日米同盟 自主防衛力増強で片務性正せ
トランプ米大統領が新しい駐日大使に指名した保守系シンクタンク「ハドソン研究所」所長のケネス・ワインスタイン氏が、上院外交委員会の公聴会で「日米同盟の中でさらなる能力拡大と大きな責任を負うよう日本に働き掛ける」と表明した…
デジタル通貨から考える貨幣の本質
ここ10年ほどの間、ウェブのネットワーク上で電子的決済手段として流通しているデジタル通貨の発達には目覚ましいものがある。「Suica(スイカ)」や「PayPay(ペイペイ)」などの電子マネーはデジタル変換された支払い手…
山の日 山への希望を育てる日に
「山を遠ざかって 山を眺める季節/山を離れて 山を想う季節/追憶の地図をひろげて/回想の山路をたどる季節/山への希望を育てる季節」 これは山岳写真家で高山蝶(こうざんちょう)の研究でも知られた田淵行男(1905~89…
文科省の高校普通科再編案に苦言
NPO法人修学院院長 久保田 信之 上意下達という常套手段 特権意識なくならぬ文部官僚 文部科学省が、高校生の7割が在籍する高校普通科を再編し、文系・理系などの枠組みを超えた「学際融合学科(仮称)」と、地域社会の課題解…
ソ連対日参戦75年 再び国際政治を見誤るな
第2次大戦末期にソ連は、当時有効だった日ソ中立条約を破棄して宣戦を布告し、日本に侵攻した。戦力の多くを南方に振り向けていた日本軍は敗退を続け、多くの戦死者を出した。ソ連軍は民間人にも襲いかかり、筆舌に尽くし難い蛮行を繰…
お盆帰省 高齢者の感染防止策万全に
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、お盆の帰省をどうするか多くの人が迷っている。 政府と地方自治体の見解が異なり、国民一人一人に判断が委ねられる形となっている。帰省する際は高齢者への感染防止対策に万全を期したい。 …
長江流域大洪水は人災 湖干拓で水量調節できず
《 記 者 の 視 点 》 中国一の大河である長江(揚子江)や淮河(わいが)の洪水がひどいことになっている。被災者の数は、当局発表で5000万人以上となり異例の規模だ。長江や淮河流域には、中国の人口14億人の40%以上…
音楽は命の恩人
みんなを応援し励ます歌を 盲目のシンガーソングライター 板橋かずゆき氏に聞く 盲目ながら、シンガー・ソングライターとして活躍する板橋かずゆきさん。「みんなの心に響く、誰かを応援する歌を作っていきたい」と話す。音楽の道に…
資産現金化 韓国は思い止まるべきだ
元徴用工訴訟の韓国大法院(最高裁)判決で、賠償を命じられた日本企業の韓国内資産に対する差し押さえの効力が発生し、資産の現金化が可能になった。現金化された場合、日本企業に実害が生じる事態となり、日韓関係に深刻な亀裂が生じ…
多様多層的な中国経済スパイ
日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田 容子 あらゆる製造業を標的に 大学院生や研究者も工作員 次世代通信規格「5G」を含む次世代テクノロジーや、新型コロナウイルス感染症のワクチン研究関連の情報、知的財産の窃盗を…
原爆の日 核廃絶よりも抑止力向上を
広島はきょう、長崎は9日に75回目の「原爆の日」を迎える。深く静かに鎮魂の祈りを捧(ささ)げ、平和への誓いを新たにしたい。 核戦力を増強する中朝 広島市ではきょう、平和記念式典が開かれ、被爆者や遺族、安倍晋三首相ら…
米民間宇宙船 有人宇宙新時代の幕開けだ
米宇宙企業「スペースX」の開発した有人宇宙船「クルードラゴン」が約2カ月間の任務を終え、無事帰還した。民間開発による初の本格的有人宇宙船の任務成功である。 有人宇宙の新時代の幕開けに喝采を送るとともに、これを切り開い…
反政権デモで揺れるロシア極東
中国国境近くにある人口約60万のロシア極東の都市ハバロフスクと言えば、ソ連時代の閉鎖都市で軍港だったウラジオストクと並んで、歴史的にも日本と深い関係がある。帝政ロシア時代、約600人の日本人居留民が同地に滞在するなど日…
スーパー射殺25年 警察は犯人逮捕へ執念を
東京都八王子市のスーパーで1995年7月、アルバイトの女子高校生ら3人が射殺された事件から25年が経過した。 殺人罪などの公訴時効が撤廃され、事件の捜査は今も続いている。警察は執念を持って何としても犯人を逮捕すべきだ…
イージス・アショア計画停止に思う
元統幕議長 杉山 蕃 6月15日、防衛省は難航していた弾道弾迎撃用「イージス・アショア(以下AA)」システムの配備計画を停止し、事実上中止する旨、河野防衛大臣が発表、配置を予定していた陸自演習場が所在する秋田・山口両県…
「制宙権」争い 米は衛星防衛能力の向上を
米国とロシアはウィーンで宇宙空間の安全保障に関する会議を行った。米露両国が宇宙の安保をめぐり正式に協議するのは2013年以来、7年ぶり。両国は引き続き対話を継続する必要性を確認した。 中国やロシアは衛星攻撃兵器の開発…
コロナ禍で取り残された大学生
沖縄大学教授 宮城 能彦 対面授業求める悲痛な声 「遠隔」なら授業料一部返還を 新型コロナに関する情報が錯綜(さくそう)し、国民はもう何を信じていいのか分からない状態である。テレビは相変わらず危機感だけを助長して国民を…