たばこポイ捨て対策は課税強化で


ロバート・D・エルドリッヂ

エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ

 コロナ禍にあって自宅で過ごす時間が多くなり、健康管理のため近所を散歩する人たちが増えている。筆者もその中の一人だが、ゆっくり歩くと気付くことが多い。その一つは、たばこの「ポイ捨て」だ。日本ではあまり知られていないが、たばこの吸い殻は最大のごみ問題だ。世界中のポイ捨てごみのうち、吸い殻は38%を占めており、先進国ではおよそ50%を超えている。なお、「吸い殻」のごみには、たばこの箱、プラスチックなどは含まれていない。それらを入れると、たばこによるごみはさらに増加する。


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