国際
暖冬一変、記録的大雪に
地球だより ワシントン、ニューヨークを含む米国東部は今年、異例の暖冬だった。例年なら12月には初雪が降るのに、それもなかった。年末年始にかけて近所にある何本もの桜が咲いた。それも一部でなく満開に近い咲き方だ。このまま雪…
世運商街
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 韓国で最初の複合用途建築物団地として1968年に造成された世運商街が大変身を試みる。世運商街はウォーカーヒル、ソウル五輪メインスタジアム、瑞草洞のソウル高裁・地裁庁舎を設計した建築…
クルド問題が試金石に
多難な年明けのトルコ(6) それでも憲法上の国是は世俗主義だから、国民の中にはエルドアン大統領と与党・公正発展党(AKP)が進めているイスラム主義に、鋭い批判・糾弾をする勢力も根強く存在する。若者の中には、トルコ社会が…
北朝鮮核・ミサイルの抑止策
1988年、イランとイラクは長期戦の末、弾道ミサイル合戦を繰り返した。当時、イランがイラクのバグダッドに発射した88発のスカッドミサイルは全て北朝鮮製だった。80年代から北朝鮮は弾道ミサイルを中東地域に輸出して年間10…
弱小国には統一はできない
韓国紙セゲイルボ 精神武装怠れば他国に蹂躙 三国時代、弱小国新羅は世界最強の唐軍18万をはね除け、遼東半島から追い出した。千年後、丁卯胡乱(1627年、後金のホンタイジ=太宗が李氏朝鮮に侵攻した戦役)で朝鮮に攻め込んだ…
シリア和平、アサド政権と取引も緩慢な退陣を
2016 世界はどう動く-識者に聞く(22) 「改革と発展党」党首モハメド・アンワール・サダト氏(下) ISの思想とイスラム法(シャリア)、コーランとの関係をどう考えるか。 シシ大統領が言ったように、我々は、我々の宗教…
ニューハンプシャー州で復活狙う共和知事経験者ら/GOP establishment governors hope to rescue campaigns in N.H.
【ホプキントン(ニューハンプシャー州)】アイオワ州で勝算がないとみた3人の知事経験者らは、党員集会が行われた1日、大統領選の共和党候補指名争いにとどまる一方で、ニューハンプシャー州に滞在していた。来週の同州予備選へ陣営…
北「衛星」発射予告、核攻撃に自信持たせるな
北朝鮮が今月8日から25日までの間に事実上の長距離弾道ミサイル発射とみられる地球観測衛星「光明星」の打ち上げを行うと国際電気通信連合(ITU)など国際機関に通告した。衛星打ち上げは核開発と連動したミサイル技術の検証実験…
「文明の同盟」に活路模索も
多難な年明けのトルコ(5) 最近、国連で注目されている平和プロジェクトのひとつが「文明の同盟」プログラムだ。テロや難民問題の背景にある宗教や民族・人種に根を持つ過激主義を克服するため、異なる文明間の交流・対話・協力を推…
イスラム過激派対策 経済・宗教の総合的取り組みを
2016 世界はどう動く-識者に聞く(21) 「改革と発展党」党首モハメド・アンワール・サダト氏(上) 2013年夏、ムスリム同胞団主導でイスラム色を強めたモルシ政権を追放して軍事政権を樹立したシシ大統領の総仕上げとも…
新たなエネルギー「危機」/A new energy ‘crisis’
ビッグオイル(巨大石油企業)、特に中東のそれは、またとないような良い思いをしたものだが、今では、アラブの族長らの中には、こんなに嫌な時代はかつてなかった、と言っているような印象を与えるものがいる。1ガロンの(ミネラルウ…
北朝鮮「水爆」は張り子の虎
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 体制の弱さの焦り露呈 核実験で揺れる中国・延吉 「延吉市内も揺れました。学校の校庭にもひび割れが生じたところもあり、大変でした」と、延吉にいる定点観測者が電話で答えてくれた。当初マスコ…
難民250万人が流入
多難な年明けのトルコ(4) 現在までトルコ国内には、シリア内戦から逃れてきた人々をはじめ、イラクのシーア派偏重政治に嫌気が差したスンニ派住民などが、実に250万人以上滞在しているとされる。 イスタンブールを歩けば、難…
共和党内での三つ巴の戦い
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 二分された伝統的保守 ポピュリズムが改革を妨害 【ワシントン】米国は20世紀の全盛期の間中ずっと、社会主義の誘惑の言葉にあらがってきた。米国はそれができる唯一の民主主義大国だ…
オバマ氏訪問予定のモスク、過激組織と関連/Mosque chosen by Obama for visit has links to extremist groups
オバマ大統領が米国人イスラム教徒への支持を表明するために今週訪れるボルティモアのモスク(イスラム礼拝所)は、歴史的にイスラム過激組織とつながりがある。 ボルティア・イスラム協会のイマーム(導師)は、過激組織ムスリム同…
ブータン王室に流れる賢人の血脈
ブータンの魅力(上) ブータン王国名誉総領事 徳田ひとみ氏に聞く 日本経営者同友会代表理事の徳田ひとみ氏が2010年4月、在東京ブータン王国名誉総領事に就任して、間もなく6年を迎える。ブータンに日本大使館はなく、日本に…
欧州に広がるケルン事件の波紋
難民流入、制限強める 2015年、100万人以上の難民が押し寄せた欧州は、人道的観点からの支援の限界に達し、欧州各国は難民受け入れ制限の強化に動いている。デンマーク議会は、難民の所有財産を没収し、彼らの保護費用に充てる…
成熟した関係を象徴
地球だより 天皇皇后両陛下が26日にフィリピンを訪問された。本来なら国賓は副大統領が出迎えるが、今回はアキノ大統領が自ら出迎えた。これは昨年にフィリピンを訪問したローマ法王に匹敵する最大級の歓迎ぶりと言える。 言うま…
「一つの中国」拒否した台湾
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 難問に挑む蔡次期総統 日本と海洋国の本領発揮を 台湾の総選挙は予想通りとはいえ民進党の大勝利で終わった。台湾人の良識を高く評価し、心からの祝辞を述べたい。 …
景気低迷と通貨安がトルコ直撃
多難な年明けのトルコ(3) 日本・トルコ合作映画「海難1890」に敢えてひっかけて言えば、今年のトルコは「国難2016」に直面するかのようだ。トルコ政府は昨年12月、対「イスラム国(IS)」作戦を本格化すると決断したの…
米大統領選、懸念されるポピュリズム
オバマ米大統領の後継を選ぶ次期大統領選(11月8日投開票)に向け、きょうは指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会、今月9日にはニューハンプシャー州で全米最初の予備選挙が行われる。 本格化する指名争い 両州で上位につ…
143人に及んだ焼身自殺、チベットの自由求めた魂の叫び
亡命政権のセング主席大臣が会見 日本を訪問したチベット亡命政権のロブサン・セング主席大臣が、このほど東京の大本山護国寺で講演した後、記者会見し、チベットにおいてこれまで143人が焼身自殺しているが、「これは絶望によるも…
あす米大統領選スタート 共和、民主共に接戦
アイオワ州党員集会を皮切りに 11月8日の米大統領選に向けた候補者指名争いの初戦となる共和、民主各党のアイオワ州党員集会が2月1日、実施される。同州の勝敗は、その後の選挙戦に大きな影響があるため、初戦の行方に全米の注目…