欧州に広がるケルン事件の波紋


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難民流入、制限強める

 2015年、100万人以上の難民が押し寄せた欧州は、人道的観点からの支援の限界に達し、欧州各国は難民受け入れ制限の強化に動いている。デンマーク議会は、難民の所有財産を没収し、彼らの保護費用に充てる法案を可決し、難民の玄関口のギリシャは、十分な対応をしていないと非難され、強い不満を表明している。(安部雅信)

 パリに本部を置く経済協力開発機構(OECD)は1月28日、国連難民弁務官事務所(UNHCR)と共同で会議を開催し、欧州各国政府に対して、押し寄せる難民たちが社会に適応し、経済に貢献できるよう、さらなる支援を行うよう呼び掛けた。


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