韓国・北朝鮮
サマータイム制
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「昼光節約ということが現在、欧米の様々な国でも実施されており、夜より昼が長い夏季にあたって朝早く仕事を始め、昼早く終えて仕事の能率を高めるように時間を1時間早くしているという」 …
軍配属はママが決める?
地球だより 「マザコン?」と疑いたくなるほどママに弱く、これといったスポーツ系の部活もなく育つ韓国の青年男子たちにとり、兵役は「男になる」ため欠かせないという話をよく聞く。家計を支えなければならなかったり、身体的な問題…
台頭する北朝鮮新興富裕層
党幹部と癒着、建設投資で儲け 北朝鮮版「赤い資本家」とも称される首都・平壌に居住する新興富裕層の台頭が著しいという。彼らは党幹部と癒着して高層マンション建設の投資で一儲(もう)けしたり娯楽施設でエンジョイするなど、食う…
朝鮮語で演説した北大使の狙い
ご存知のように、国連では英語、ロシア語、フランス語、中国語、スペイン語、そしてアラブ語の6か国語が一応、公用語となっている。国連関連の会議ではこの公用語で演説するのが基本だ。アフリカやアジア出身の外交官は国連では英語か…
金第1書記、軍事偏重から民生経済に転換か
韓国紙セゲイルボ 金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党第1書記の動静が著しく変化を見せている。今年前半は過度なほど軍部隊視察に偏重していたが、8月の地雷事件を機に南北間に8・25合意が結ばれた以後、注目すべき変化が現れて…
動員の思い出
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「大統領一行を乗せたボーイング707特別機が歓迎式場の方に近づいてくる間、京畿女子高の合唱団約1000人は『大統領賛歌』を合唱した。 空港の歓迎式が終わった後、大統領専用車がソウ…
金正恩氏は北の外交を殺した
国連工業開発機関(UNIDO)第16回総会が30日から今月4日まで5日間の日程でウィーン本部で開催中だ。ウィーンの国連機関の中でも花形の国際原子力機関(IAEA)総会とは違い、閣僚級参加数は少なく、総会をフォローするジ…
北朝鮮の軍拡いつまで許すのか
北朝鮮が潜水艦発射型の弾道ミサイル(SLBM)を日本海で発射した。確認されているものでは今年5月に続き2回目で、発射は失敗に終わったもようだが、国連安保理決議に対する重大な違反行為であり、こうした危険な武力増強は決して…
14年進まぬ国会のテロ防止法審議
韓国紙セゲイルボ どのように守る?国民の生命 「懲毖録」。壬辰倭乱(文禄の役、1592年~93年)の時、領議政で都體察使であった柳成龍(ユソンリョン)が倭乱に関して書いた本だ。 自序にこうある。「『詩経』周頌・小”篇…
来年5月の北朝鮮の党大会を注目せよ
韓国紙セゲイルボ 金正恩(キムジョンウン)時代の北朝鮮が金正日(キムジョンイル)時代と違った点は党の正常化だ。過去、国防委員会が事実上、統治の核心にあったとすれば、金正恩時代には党の機能と役割が正常化し、党政治局が政策…
鄭周永精神
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 少年鄭周永(チョンジュヨン)(現代グループ創業者)は毎夜、遠く離れた村の里長の家に向かった。星明かりを頼りに田んぼのあぜ道を2㌔独りで歩いた。新聞に連載される李光洙の『土』を読むた…
デモ上手な左翼
地球だより 朴槿恵政権が推進する労働改革と教科書国定化に反対するデモがソウル中心街で行われた。デモを主導したのは戦闘的スタイルで有名な左派系の全国民主労働組合総連盟(民主労総)で、数万人が大通りを占拠し「朴槿恵退陣」を…
韓国大統領選へ実績作り? 国連総長訪朝めぐり諸説紛々
潘基文国連事務総長が訪朝のため北朝鮮と協議中であることが明らかになった。実現すれば国連事務総長としては22年ぶり。今この時期になぜ訪朝するのか、訪朝したら最高指導者・金正恩第1書記との会談は実現するのかなど観測、臆測が…
韓国の検察が、いわゆる従軍慰安婦問題を…
韓国の検察が、いわゆる従軍慰安婦問題を扱った学術書『帝国の慰安婦―植民地支配と記憶の闘い』の著者、世宗大の朴裕河教授を、名誉毀損罪で在宅起訴した。元慰安婦らが昨年6月、同書によって名誉を傷つけられたとして刑事告訴してい…
デモ隊は何のために決起したか
韓国紙セゲイルボ 目的より暴力性浮き彫りに 「傘!」。民衆総決起があった14日午後、前線で警察と対峙(たいじ)していたある参加者が記者を見て大声を張り上げた。 思わず差していた雨傘を渡すと、彼はそれを槍のようにして警…
国連総長訪朝、核・人権解決の覚悟問われる
潘基文国連事務総長が北朝鮮を訪問する可能性が取り沙汰されている。実現すれば最高指導者の金正恩第1書記との会談が予想されるが、国際社会は核開発や人権侵害などの諸懸案でどこまで突っ込んだ話し合いをするのか注目している。 …
準備なき南北統一は「大当たり」ではない
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮の対中貿易依存度は2000年20・4%から13年89・1%にまで上がった。鉄道、地下資源にも中国の影が深く入り込んでおり、北朝鮮の対中依存度は高まっている。 もし北朝鮮で急変事態が起これば、北…
科挙の合格証(紅牌)
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 高麗時代の紅牌が再び姿を現した。全羅北道・扶安にある全州崔氏(全州は本貫)門中の斎室「留節庵」で発見されたという。今度の紅牌は1389年、高麗33代の昌王の時に科挙に合格した崔匡之…
韓国教科書国定化、政権退陣デモに北朝鮮の影
「歴史クーデター」扇動文が酷似 「朴槿恵退陣!国定化中断!」 先週末、韓国の朴槿恵政権が進める労働改革や中学・高等学校歴史教科書の国定化に反発した労働組合のメンバーら約6万8000人(警察推計)がソウル中心街に繰り出…
近親愛憎の心理
今回、日中韓首脳会談は冷え込んだ3国関係を溶かすきっかけとなった。今後、首脳会談を定例化し3カ国が持ち回りで開催することに合意したことが成果である。 英国、フランス、ドイツは隣国同士で「30年戦争」「100年戦争」を繰…
なぜ「日本の天才」に言及しないのか
韓国最大手「朝鮮日報」の日本語電子版(11月13日)を読んでいると、面白いコラムを見つけた。曰く「韓国の天才は医学部へ、中国の天才は工学部へ」という見出しが付いた記事だ。 記事の内容を簡単に紹介する。中国の優秀な学生…
南シナ海の荒波を避ける道 二者択一の状況をつくるな
韓国紙セゲイルボ 中国が南シナ海で最も威勢をふるったのは15世紀初め、明の鄭和の艦隊が7回も大洋遠征に出た時だろう。南シナ海からインドを経て東アフリカまで、多い時は240隻、乗組員が3万人に達し、東西古今最大規模の船団…
潘基文待望論、次期韓国大統領候補に名
「二元的政府制」論が浮上 外交、南北、経済、何もかもうまくいかない韓国の朴槿恵(パククネ)大統領には、早くも「レイムダック」化が囁(ささや)かれている。同時に政界ではまだ2年先になる大統領選に向けて、早くも候補探しや“…