韓国・北朝鮮 rss

有効な手だてない北朝鮮の核膨張

 北朝鮮が国際社会の監視の目をくぐり抜けるようにして電撃的とも言える核実験に踏み切った。仮に北朝鮮が主張する通り過去3回のプルトニウム型、ウラン型をはるかにしのぐ威力の水爆実験だったとすれば、日本や韓国など周辺国はこれま…

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東欧の亡命活動家と韓国の「挺対協」

 韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)とは、慰安婦問題で反日活動の先頭を切り、ソウルの日本大使館前に「少女像」を建立するなど、世界各地で慰安婦像の建立計画を進めている市民団体だ。  その団体が日韓両政府の慰安婦問題の「最終…

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元慰安婦の慰労と説得は朴大統領が直接行うべき

韓国紙セゲイルボ  韓日両国の日本軍慰安婦交渉実務を導いた外交部の林聖男次官が29日、元慰安婦から強く叱責された。同日午後ソウル麻浦区の韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)憩い場で、林次官に会った李ヨンスさんは、「あなたは…

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韓日、慰安婦問題で意味ある転機

韓国紙セゲイルボ 安倍首相「深い謝罪」と基金創設  慰安婦問題は「言葉」でも「金」でも簡単に解決できない根源的な人権と人間安保の問題であり、両国政府関係者が感じる心理的負担は相当に重いものがある。今回の合意は韓日国交正常…

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朴大統領の強い意思と注目される今後の動向

韓国紙セゲイルボ  朴大統領が慰安婦問題に対して決断を下したのは韓米関係、日本との経済協力など国内外の現実をあまねく勘案した判断からだと観測される。  何よりますます悪化する対外経済状況が大きい影響を及ぼしたという分析だ…

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親孝行契約

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  古代ローマの弁論家キケロが最初に名声を得たのは尊属殺人事件だ。キケロは父親を殺した容疑を受けたロスキウスという人物を弁護して無罪を立証した。当時の権力者スッラの側近が告訴した事件な…

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北朝鮮、民生重視より先軍政治 幹部粛清・恫喝外交変化せず

北朝鮮の回顧と展望 宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄氏に聞く  ――北朝鮮の1年を振り返って、金正恩(キムジョンウン)の権力基盤は拡大・安定したのか。  この1年は金正恩政権にとっては明るい話題はなかった。足を引きずって会…

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産経記事めぐる左右連帯

地球だより  記事で朴槿恵大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)の裁判は結局、検察の控訴断念で一審無罪が確定し一件落着した。韓国にとってはさぞ、ばつの悪い結末だっただろうが、産…

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回顧・2015年韓半島 目立った朴政権の中国傾斜

 2015年の韓半島は北東アジアでの米中両大国の利害がぶつかる中、韓国の朴槿恵政権が中国に傾斜する一方、悪化の一途を辿(たど)っていた日本との関係が終盤に改善へ動きだした年となった。国内では襲撃事件や大規模な反政府デモな…

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韓国の言論の自由を憂える

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 落ちる民主主義の評価 「産経」の次の朴裕河氏起訴  産経新聞の前ソウル支局長・加藤達也氏の無罪判決が下された。これに対し日本の政府関係者やメディアは韓国政府の日本に対する姿勢の変化…

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韓米同盟軸に新東方政策推進、強力な海軍力が必須に

韓国紙セゲイルボ  国際社会で、韓国ほど中国の浮上に伴う「機会と負担」が同程度に絡まっている国はない。すでに広く指摘されているように韓国外交の新しいジレンマとなっている。  大陸とかかわってきた歴史的教訓を生かした戦略的…

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金正恩氏の安全な亡命先を探そう

 ルーマニアの独裁者ニコラエ・チャウシェスク大統領夫妻が処刑されて26年目を迎える。旧東欧諸国の民主改革で共産党指導者が民主勢力によって処刑された唯一のケースだったので、チャウシェスク大統領、エレナ夫妻処刑シーンは世界に…

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グーグル・セーフサーチ騒動と強制検閲の現実性

韓国紙セゲイルボ  先週末、デジタル世界では「グーグル・セーフサーチ強制適用」という言葉で時ならぬ騒動が広がった。同機能はグーグルが不適切な画像などを強制的にブロックできる機能で、通常、利用者が設定・解除することができる…

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光大高速道路

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  国ごとに高速道路を分類する固有の方式がある。米国は高速道路に番号を付ける。南北の幹線に奇数、東西の幹線に偶数の番号を付ける。南北の幹線道路は東側から西側、東西の幹線道路は北側から南…

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北の金王朝は国民の寿命を奪った

 このニュースを読んだ時、金日成主席、金正日総書記、そして金正恩第1書記の3代世襲の金王朝が自国民族に犯してきた罪の深さを痛感した。金王朝は北国民から12年の寿命を奪ったのだ。これほど大きな罪があるだろうか。  韓国統計…

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日本から学んでこそ「克日」

韓国紙セゲイルボ 甘い称賛より苦い忠告の方がまし  時には苦い忠告が甘い称賛より百倍もましだ。たとえ敵の忠告だったとしても。  ある元銀行員の経験談だ。20年前のこと。韓国の銀行のニューヨーク駐在員に緊急伝言が入った。「…

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金正恩の独り歩き

 今月12日、北朝鮮モランボン楽団の北京公演が急に取り消され、楽団全員が帰国した。  理由は明らかにされていないが、金正恩第1書記の「水素爆弾保有」発言が中国を刺激し、観覧を共産党の政治局員(閣僚)クラスから副部長(次官…

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「テロ防止関連法案」の成立へ与野党は団結を

韓国紙セゲイルボ  最近、仏パリで同時多発テロを起こしたイスラム教スンニ派過激武装組織「イスラム国」(IS)は韓国を含む約60カ国に対してテロを行うと予告している。それだけでなく、韓国はすべての在来式兵器でも足りずサイバ…

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日和見と所信の差

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  チェベクホの歌『僕の心は行き場を失い』はいつ聞いても胸にジーンとくる。「落ち葉が散ると悲しみが増すよ/いっそ白い冬に旅立って/雪道を歩きながら、雪道を歩きながら…」。彼が歌うのは別…

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中国の東北開発と韓半島統一、北朝鮮の核問題が障害に

韓国紙セゲイルボ  「東北振興のために新しい“闖(チン)関東”(関東に進出)が必要だ」―。最近、人民日報はこのように主張した。経済成長が弱い遼寧・黒竜江・吉林省(東北3省)は疾走する中国の足枷になっている地域だ。習近平国…

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新渡戸「武士道」への注目

「腐敗や経済独占ない」対日観  日本の「安保法制」が成立してから、あれほど喧しかった韓国の非難の声がやんでしまった。というよりも飽きっぽい韓国メディアが取り上げなくなったのだ。だからと言って、韓国人の間にある根深い警戒感…

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教科書よりひどい「指導書」の歴史歪曲―韓国

建国否定する社会主義礼賛  韓国で韓国史教科書の国定化をめぐって相変わらず論争が続いている。大規模な街頭デモも起こり、政府への抵抗が強い。こうした国民の強い反発が予想される中で、政府があえて国史教科書の国定化に踏み切った…

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平和協定は北朝鮮を利するだけではない

韓国紙セゲイルボ  最近、南北韓の平和協定問題がイシューとして浮上している。北朝鮮は積極的だが、韓国政府は非常に懐疑的だ。しかし本当に平和協定は韓国の利益にならず北朝鮮だけの議題なのか。  北朝鮮は冷戦が終息した1990…

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