韓国・北朝鮮
野党有力候補に親北疑惑
韓国次期大統領選挙戦略に影響も 「北にお伺い立て棄権」 韓国の野党系次期大統領候補として有力視されている文在寅(ムンジェイン)・元共に民主党代表が2007年、北朝鮮に対する国連人権決議案の票決を前に北朝鮮にお伺いを立て…
北の挑発に外交・安保・統一の包括戦略を
韓国紙セゲイルボ 10日の核実験10周年と労働党創建71周年記念日を静かに過ごした北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)党委員長は1カ月先の米国大統領選挙の結果を待ちながら、新政府により大きな脅威を与える準備で忙しいだろう。…
羅生門効果
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 1997年、国会の韓宝特別委の聴聞会。当時、拘禁中だった鄭泰守(チョンテス)・元韓宝グループ会長がマスクをかぶって出席した。韓宝グループへの不正融資疑惑と関連し、世の中を動揺させた…
苛政に苦しむ北朝鮮人民
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 信頼失った金正恩政権 エリート層の亡命が相次ぐ 昨今の北朝鮮情勢を観察・分析している時、『論語』の次の一説を思い出した。 孔子の弟子の一人に子貢という者がいた。ある時、子貢は師に「政…
公職者に配偶者の金品受領通報義務
韓国紙セゲイルボ 規制の度が過ぎる請託禁止法 楚の葉公が孔子に自慢した。「わが村に正直で有名な人がいる。自分の父が他人の羊を盗むのを見て役所に告発した。本当に正直な人ではないか?」 孔子曰(いわ)く、「わが村の正直さ…
金氏の姿が見られなかった党創建71周年
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)労働党委員長が党創建71周年(10月10日)を前後して、公開の席に姿が見られず、関心が集まっている。 最高人民会議常任委員長の金永南ら最高位幹部が10日、金日成(キム…
京城喫茶店の変遷史
植民地下のソウルの姿描く いつも韓国の政治情勢や南北情勢などを扱う小欄だが、秋の訪れとともに少し文化的な話題を取り上げて、韓国ソウルの別の顔を覗(のぞ)いてみることにする。 「月刊朝鮮」(10月号)に掲載された金泰完…
韓国大統領を目指す面々
元ソウル市長や現・元道知事/潘基文氏も意欲満々 韓国大統領選まで1年。聞こえてくる大統領候補は潘基文(パンギムン)国連事務総長の名前ばかりだ。しかし、「歴代最低の事務総長」にしか韓国の舵(かじ)取りを任せられないほど、…
ポリフェッサーの季節
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 1980年代のソウル大社会学部では現実政治に積極的に参加する教授(ポリフェッサー)に対する抗議デモが相次いだ。政治学科がその震源地だった。●成東、崔昌圭、金学俊教授と李洪九教授がそ…
盛り上がり欠いた釜山国際映画祭
韓国紙セゲイルボ 「セウォル号」作品めぐり対立 「活気を失った」―。今年の釜山国際映画祭(BIFF)を見守った参加者が異口同音に発する言葉だ。 紆余曲折の末に開幕したが、例年と違って浮き立った雰囲気はない。映画「ダイ…
次期大統領は「共産主義者」?
地球だより お世話になった人が明日の公判で有罪になるかもしれない--。先日、知人の韓国人が神妙な面持ちでこう話してきた。聞けばその人は保守系の集まりで、来年末の韓国大統領選で野党系有力候補に挙げられている文在寅(ムンジ…
北核実験10年、キナ臭さ増す韓国
金委員長暗殺計画で「成敗」 2006年10月9日に北朝鮮が最初の地下核実験を行ってから丸10年が経過した。北朝鮮は国際社会の非難と制裁にもかかわらず、先月の5回目実験に踏み切るまで核の実戦配備に向け兵器化を着々と進めて…
北核実験10年、暴走許した轍踏まぬ覚悟を
2006年10月9日、北朝鮮が北東部の咸鏡北道豊渓里で最初の核実験を実施してからちょうど10年が経過した。北朝鮮はこの間、同じ実験場で5回の核実験を強行する一方、運搬手段となる各種弾道ミサイルの発射を繰り返し、小型化・…
ノーベル賞、今年も指をくわえて見ているだけか
韓国紙セゲイルボ 今年最初のノーベル賞が日本の科学者に決まった。スウェーデンのノーベル委員会は4日、医学生理学賞の受賞者に、細胞の自己捕食を発見した大隅良典・東京工業大学栄誉教授を選定したと発表した。これで日本は3年連…
ロバート・キムの手紙
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 連邦捜査官たちが自宅を急襲し、その手には冷たい手錠がかけられた。米海軍の情報分析官として働いていた彼はその日、全てのものを失った。北朝鮮の潜水艦が江陵沖に侵入した事件などに関する情…
訪韓外国人客への対応不備、観光公社はシステム整備を
韓国紙セゲイルボ 8月初めのことだ。“事件”は漢江の潜水橋で起きた。橋を歩いて渡っていると、子供と老人、40代と見える男女の家族と行き会った。女の子が、自分を捕まえて、流暢(りゅうちょう)な英語で話しかけてきた。道に迷…
緊急対談 北朝鮮の核・ミサイル開発と国際社会・日本の対応
急がれる日韓米防衛協力 “日本核武装カード”で激論 核・弾道ミサイル開発に拍車を掛ける北朝鮮に対し、国際社会と日本はどう対処すべきか。国際原子力機関(IAEA)理事会議長、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)担当大使…
韓国・慰安婦問題 近づく大統領選、遠のく少女像移転
特報’16 いわゆる従軍慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意に基づき、8月末に日本が10億円を韓国に拠出した後の最大の焦点となっている在ソウル日本大使館前の少女像移転問題が長期化する兆しを見せている。来年末に…
潘基文国連事務総長の次期大統領選挙挑戦
韓国紙セゲイルボ 秋夕(旧盆)連休の時、米国を訪問した韓国国会議長一行は潘基文(パンギムン)国連事務総長を国内政治に巻き込んだ。この時伝えられた金鍾泌(キムジョンピル)のメッセージは結集信号弾になった。「渾身の力で助け…
北朝鮮核ミサイルの脅威が現実化
「戦略的忍耐」見直し必要な米国 オバマ米大統領が任期最後のアジア歴訪を終了した直後、北朝鮮は5回目の核実験を行った。中国の海洋覇権の拡大とともに北朝鮮の動きは、アジアで高まる脅威に対するオバマ政権の無力ぶりを露呈した。…
サラリーマンのロマン
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 いい職場の条件は? 三つ挙げることができるだろう。分厚い月給袋、少ない労働時間、意義深い仕事。こんな会社なら命懸けで働くぞという人がたくさんいるはずだ。サラリーマンのロマンだが、現…
水害復旧より核実験断行した金正恩氏
韓国紙セゲイルボ 「政権のための国民」浮き彫り 咸鏡北道地方が大洪水に見舞われ、死者行方不明者約500人、被災者16万人が発生した。北朝鮮は国連傘下の国際救護団体をはじめとする国際社会に援助を要請した。 一方で北朝鮮…
2つの地震に悩まされ
地球だより ユネスコ世界遺産に登録された石窟庵や仏国寺などで知られる韓国南東部の古都・慶州で今月発生した規模(=マグニチュード)5・8の地震。気象庁が観測を始めた1978年以降、最大規模だったというが、幸い地震による犠…