韓国・北朝鮮
サード配備する敷地の最終確定は可能なのか
韓国紙セゲイルボ 7月13日のサード(THAAD=高高度防衛ミサイル)配備敷地確定発表以後、韓国国防部は1カ月以上、敷地問題で迷走を続けている。 当初、国防部は慶北星州砲台が「最適の適合地」と強調したが、こっそりと「…
情報の収集・分析、北の立場で「内在的接近」を 柳氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(9) 先入観や願望排する心掛けで 坂井 両氏とも長年、金正恩情報を収集・分析してきた。心掛けてきたことは。 柳東烈 その前に指摘しておきたいのは北朝鮮体制は決して「合理的」とは言えな…
「核保有国」に近づく北朝鮮
韓国紙セゲイルボ 非対称兵器活用が不可欠に 北朝鮮が24日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)試験発射に成功し、北東アジア安保地形が揺れている。北朝鮮が予想より早く核保有国のステイタスに近づく可能性が高まり、韓国軍の韓…
拉致と日朝、二国間で困難なら大局的に 坂井氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(8) 強まる北朝鮮の対日工作 柳 日本人拉致被害者の再調査などを約束した日朝ストックホルム合意から2年以上が経過したが、成果を上げられずにいる。日本はどうしたらいいか。 坂井隆 外交…
北朝鮮市場経済、富裕化で勤労意欲喚起の効果 坂井氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(7) 闇市拡大しても統制に自信 柳 経済に話を移したい。近年の目新しい傾向の一つに首都・平壌の高層ビル建設がある。ここには新興の富裕層が関わっているとの指摘もあるが。 坂井隆 いわゆ…
対中・対米関係、次期大統領誰でも大差ない 柳氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(6) 中国、北の核で韓国取込めず 坂井 北朝鮮の金正恩委員長は伝統的な友誼(ゆうぎ)の関係を強調しながら核・ミサイル問題で近年ぎくしゃくしていた中国、また表面的には非難しながら実は最も…
北弾道ミサイル、潜水艦発射型にも備え万全に
北朝鮮が東部の咸鏡南道新浦付近の日本海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)1発を発射した。SLBMは約500㌔飛行した後、日本の防空識別圏に落下した。 北朝鮮がこれまで発射してきたこの種の弾道ミサイルの飛行距離として…
経済封鎖続けば打撃大 柳氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(5) 制裁は指導部向け効果 坂井 北朝鮮の核・ミサイル開発では日本から、例えば在日本朝鮮人科学技術協会や大学などに在籍する在日朝鮮人による技術流出、対北経済支援を通じた韓国からの資金転…
北ミサイル開発の裏面史
8月24日、北朝鮮がSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)1発を発射し、約500キロ飛行させて日本の防空識別圏内80キロに着弾させた。狙いは性能向上テストだが、日中韓外相会談と米韓合同軍事演習に合わせたけん制だろう。 S…
「グアム到達か」前提に議論を 坂井氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(4) 核・ミサイル(上) 韓国民に恐怖与え“南々葛藤” 柳 北朝鮮は長距離弾道ミサイルの弾頭部分に小型化した核を搭載し、米本土を攻撃できる能力を備えつつあるとの見方がある。果たしてその…
SNSの心無い非難にさらされた五輪選手
韓国紙セゲイルボ 「迷惑選手」「他チーム員らに申し訳ないと思え」―。16日、韓国女子バレーボール代表チームがリオ五輪ベスト8戦でオランダに敗北すると、パク・チョンア選手のインスタグラム(写真共有サービス)にはインターネ…
政権長期化、4代5代世襲も 柳氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(3) 権力の掌握(下) 冷徹な計算で路線ぶれず 坂井 金正恩委員長の統治スタイルは即興的、感情的な面が強いと言われる一方、合理的な判断を下しているとする見方もある。 坂井隆 即興的、…
政治家の口
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 米国の共和党大統領候補ドナルド・トランプは千変万化する口を持っている。関心誘導→攻撃→前言撤回のパターンに従っている。 彼の刺激的な発言は確かに大統領選挙の歴史に一時代を画してい…
米国の核戦略変化を見極めよ
韓国紙セゲイルボ 「北」抑止へ総合的取り組みを オバマ米大統領は、これまでタブー視してきた「核先制不使用」政策の採択を考慮しているという。これに敏感に反応した日本が米軍首脳部に、「核先制不使用は北朝鮮の核ミサイル脅威を…
側近は正恩氏の信任が全て 坂井氏
香港「自治」の行方 識者に聞く(2) 権力の掌握(中) 妹・与正氏、政権唯一の「実勢」 柳 北朝鮮の独裁体制維持に最も重要な役割を果たしている組織・機関は。またその中心的なメンバーは誰か。 柳 幾つか重要な組織・機関が…
どう見る金正恩体制 権力の掌握(上)
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(1) 元公安調査庁調査第二部長 坂井隆氏 元韓国警察庁公安問題研究所研究官 柳東烈氏 北朝鮮の金正恩委員長が父、金正日総書記の死去に伴い単独で最高指導者の地位に就いてから今年末で5年…
天皇制が羨ましい?
地球だより 「生前退位」を示唆するお気持ち表明で韓国でも天皇陛下に対する関心が高まり、訪韓問題に言及するメディアもちらほら見受けられる。 某大手紙は「韓国に対する親近感を多様な形で示した明仁・日王(天皇の韓国式呼び方…
米韓演習、北の挑発に十分な警戒を
米韓両軍は、韓半島有事を想定した定例の合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」を開始した。 両軍の連携能力向上とともに、北朝鮮の挑発行為への十分な警戒が必要だ。 駐英公使が韓国に亡命 演習には米軍約2…
相次ぐ北朝鮮外交官の韓国亡命 幹部階層に広がる「限界説」
在英公使に続き在露書記官も? 政権内部の第一級情報に関心 先週、韓国政府は在英北朝鮮公使を務めていたテ・ヨンホ氏が家族と共に先月、韓国への亡命を果たしたと発表したのに続き、在ロシア北朝鮮3等書記官が第三国経由で韓国に亡…
サード配備めぐり国論分裂はやめよ
韓国紙セゲイルボ サード(高高度防衛ミサイル)配備をめぐり中国と激しいせめぎ合いを繰り広げている最中だと言うのに、政治的見解の違いから国益を忘れた一部政治家の言動は実に遺憾だ。 いま北朝鮮は韓国社会の世論を分裂させよ…
青瓦台の歴史認識
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 昨年7月、映画『暗殺』が封切られて“安沃允(アンオギュン)”シンドロームが起こった。女優の全智賢が扮(ふん)する安沃允は日本の統治時代に命懸けの戦闘の末に親日派を射殺した秘密暗殺団…
中国扱うベトナムの知恵に学べ
韓国紙セゲイルボ 官民軍挙げて対抗の歴史 在韓米軍のサード(高高度防衛ミサイル)配備に対する中国の反発が度を越している。遺憾表明どころか、ほとんど“脅迫”である。だが、こうした中国の脅しに臆してはならない。 中国に対…
朴大統領演説、未来志向の日韓関係構築を
韓国の朴槿恵大統領は15日、日本の植民地支配からの解放記念日「光復節」の記念式典で演説し、日韓関係について「歴史を直視する中で、未来志向的な関係を新たに築いていかなければならない」と述べた。 昨年の演説まで目立ってい…