韓国・北朝鮮
翻訳に対する認識と出版体系が遅れている現状
韓国紙セゲイルボ 2017年ノーベル文学賞受賞者に日系英国作家カズオ・イシグロが選ばれた。筆者が注目するのは彼が英語で作品活動をしたという点だ。英語という国際公用語の普遍性のために、作品が正しく理解される良い環境で読ま…
冬季五輪の救世主
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 韓国のマスコミが激賞している2002年、米国のソルトレーク冬季五輪は散々だった。招致の時から贈収賄の不正まみれとなった。収賄疑惑を受けた国際オリンピック委員会(IOC)委員9人が追…
政府は亡国の道を進むのか
韓国紙セゲイルボ 清の侵攻後も国力醸成怠る 仁祖(インジョ)は「三田渡の屈辱」(1637年、清への降伏)以後も13年間王座にあった。朝廷内の主戦派と融和派は清への降伏後も権力の地位を保った。王と重臣は国を守るのに失敗し…
北朝鮮にさらなる圧力を
元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 要注意の対話・交渉路線 極力避けるべき軍事力行使 北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって、米朝間で激しい言葉の応酬が続き、緊張が高まっている。北朝鮮からの核の脅威は新たな局面に…
【音声読み上げ】米韓軍事演習、北朝鮮に挑発思いとどまらせよ
米韓両国は韓半島周辺海域で北朝鮮による海上での軍事挑発に備えた合同軍事演習を5日間の日程で開始した。北朝鮮の最高指導者・金正恩朝鮮労働党委員長が核・ミサイル開発に邁進(まいしん)し、周辺国への攻撃能力を高めている…
核保有で高まる崩壊の可能性
北朝鮮が核を掴(つか)んで放棄しない理由は72年間、孫の代まで継承してきた長期政権を守るためである。ルーマニアのチャウシェスク、イランのフセイン、リビアのカダフィーの長期政権は核を持ってないから崩壊したと、北朝鮮は教訓…
米韓軍事演習、北に挑発思いとどまらせよ
米韓両国は韓半島周辺海域で北朝鮮による海上での軍事挑発に備えた合同軍事演習を5日間の日程で開始した。北朝鮮の最高指導者・金正恩朝鮮労働党委員長が核・ミサイル開発に邁進(まいしん)し、周辺国への攻撃能力を高めている中、演…
米で新構想、無人機で北朝鮮ミサイル迎撃
北朝鮮の核・ミサイル開発が進展していることを受け、米国で無人航空機を使って北朝鮮の弾道ミサイルを破壊する構想が提案されている。北朝鮮の弾道ミサイルを発射直後の「ブースト段階」で、無人機が空対空ミサイルで迎撃するという構…
無人機用いたミサイル防衛構想
米ハドソン研究所上級研究員 アーサー・ハーマン氏に聞く 北朝鮮の弾道ミサイルを無人航空機で迎撃する構想のメリットや今後の見通しなどについて、米シンクタンク「ハドソン研究所」のアーサー・ハーマン上級研究員に聞いた。 (聞…
韓国核武装論の迷走
米・中朝での取引を警戒 米朝間の緊張が高まっている。核実験、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対して、軍事的圧力を加え得るという威嚇で米国は対応している。 両者とも譲らず、誰かが止めに入るか、どちらかが折れるかしなければ…
北対話に固執する文大統領
「トランプ癇癪」招く利敵行為 コリアパッシングを憂慮 トランプ米大統領のアジア歴訪が11月に控えている。日本訪問では数少ない世界指導者の中の“親友”の一人である安倍晋三首相が出迎えてくれるのかどうか、総選挙の結果次第で…
労働党創立記念日、北朝鮮の無謀な核戦略に歯止めを
北朝鮮は10日に朝鮮労働党の創立72周年を迎え、国威発揚を図る記念行事を盛大に催した。最高指導者として君臨する金正恩党委員長は7日開かれた党中央委員会総会で演説し、改めて核・ミサイル路線を正当化した。無謀な核戦略は北東…
米朝の“舌合戦”は猿芝居か
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 朝鮮半島の伝統的戦い “頭突き”炸裂の執念捨てず アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長の“舌合戦”を見ていて思い出したことがある。今から47年前に韓国に留学した時のことである…
ノーベル文学賞は国民の文化水準で決まる
韓国紙セゲイルボ 英国のオンライン賭博サイト「ラドブロックス」は最も有力なノーベル文学賞候補にケニア出身の作家グギ・ワ・ジオンゴを挙げた。2番目は日本の作家村上春樹。カナダの女性作家マーガレット・アトウッドが3番目だ。…
別名“NATO国家”
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 孝宗(朝鮮17代王)10年、1659年5月4日、王の体調はよくなかった。「腫れ物の毒が顔に流れて膿瘍になった」という。大造殿に呼ばれた医官たち。悪い血を抜くかどうかで論争が起こった…
丁元統一相の均衡失った北核観
韓国紙セゲイルボ 武力統一に触れず体制防御強調 「北朝鮮の核・生化学兵器は韓国を攻撃するためのものでなく、体制防御または強大国を相手にした交渉カード用だ」(2002年2月2日、KBS深夜討論) 丁世鉉(チョンセヒョン…
映画「軍艦島」の標的
地球だより 遅ればせながら、この夏こちらでヒットした映画「軍艦島」を見た。軍艦島は明治から昭和にかけ海底炭鉱で栄えた長崎県端島の別名で、周知のように海にポツンと浮かぶ小島に所狭しと並ぶ集合住宅群が遠目には軍艦のごとく映…
米朝が対話模索?強い警戒感も
米国のティラーソン米国務長官が、北朝鮮と対話を模索していると明らかにした。その直後、トランプ大統領は自身のツイッターで北との対話方針を否定したが、北による米本土への核攻撃が現実味を増す中、米国が対話に乗り出すのは時間の…
米国大統領国連演説に思う
元統幕議長 杉山 蕃 IRBM迎撃できぬ日本 米朝開戦なら北朝鮮「消滅」 前回の寄稿直後、北朝鮮は、水爆実験を実施世界中の耳目を集めた。今回は度重なる暴挙に、国連安保理も素早く対応し、石油の全面禁輸を主張する米国と、必…
米、中国との競争を最優先
どう見る北の脅威 米戦略予算評価センター所長 トーマス・マンケン氏 北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐる米朝対立をどう見る。 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、極めて明確な目標を持っている。それは権力の座にとどまることだ。…
北核武装完成後は後退した均衡状態へ
韓国紙セゲイルボ 米国は金正恩(キムジョンウン)の核武装の執念を折ることができないようだ。北朝鮮が核武装を完成したと自他共に認める日、米国はどんな選択をするだろうか。軍事措置は負担が大きいため、対話に出る可能性が大きい…
戦争カバン
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 北朝鮮が1994年6月、国際原子力機関(IAEA)脱退を宣言すると、ソウルでは買いだめ騒動が起こった。当時のマスコミは「漢陽ストアの汝矣島・新盤浦・新東亜店でコメをはじめ、ラーメン…
北核危機における韓日協力
韓国紙セゲイルボ 中国の横暴を防ぐテコに 北朝鮮が日本の頭上に2発目の弾道ミサイルを発射した15日、東京近郊にいたので、日本の安保態勢を見ることができた。 朝早くテレビをつけると日本政府は素早く動いていた。菅義偉官房…